16/03/14 19:19:30.22 発信元:58.9.99.41 .net
5つ星のうち 3.0 良くも悪くも勢いだけで読ませる典型的バカラノベ。元気過ぎる雰囲気は嫌いではないがギャグだけは勢いだけではいかんともし難い, 2016/3/14
Amazon.co.jp: 俺たち!! きゅぴきゅぴQピッツ!! (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
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475:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 19:19:53.24 発信元:5.45.73.45 .net
第22回電撃小説大賞「電撃文庫MAGAZINE賞」受賞作
476:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 19:20:10.64 発信元:108.170.13.21 .net
物語は主人公の高校生・陽方朝道が入学式で一目惚れした相手に意を決して告白するも「……無理です。ごめんなさい」という御断りの言葉で無惨に
玉砕した場面から始まる。その場で泣き崩れる朝道だったが、そんな彼に「お前、なかなか良い告白、したじゃねえかよ」と話しかけてきたのは普段は
目立たない日本史の教師で今年四十になる権田八兵衛だった。気が付けば権田以外にも自分と同年代の男子生徒が周りを囲み「よく頑張った」と
朝道を誉め称えていた。訳が分からない朝道に「俺達と一緒に恋路を探し、恋路を守る手伝いをしないか」と持ちかける権田。一週間後、朝道が権田に
連れて行かれたのは「捜査会議室」という看板がぶら下げられた謎の部屋。部屋の中で朝道を待ち受けていたのは99%は相手に想いを告げる事無く
終わってしまう学校生活の中に隠された恋愛感情、そんな恋心を捜査し解決に導く集団、恋愛警察・通称「Qピッツ」。「ファッション」「バリトン」「前歯」と
互いをあだ名で呼び合う、自称・恋愛刑事たちに早くも「サミー」と名付けられ、半ば強引に引き込まれてしまった朝道。そんな中やってきた「ボス」は
生徒会長の香澄歌織、朝道が入学式の朝に出会って一目惚れし、告白して玉砕した先輩だった。想いを殺しきれず泣き始めてしまう朝道を余所に
「一年三組隠れマドンナ純愛事件」についての捜査会議を始める歌織。一年三組の内気なバレー部員・真田由希子が身近な男子に言えない想いを
抱え込んでいる様子だという捜査報告を受けて恋愛警察「Qピッツ」が動き始めるが…
477:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 19:20:34.53 発信元:203.66.159.44 .net
おう、久しぶりにこの手の純粋に「勢い」だけで読ませるタイプの作品を読んだ。細かい設定や論理的なストーリー展開とか一切無視、とにかくバカだらけの
登場人物に全力でバカやらせて、その勢いで終始駆け抜けるタイプの作品。取り合えず「キン肉マン」に「物理的におかしい」とか「設定が全部後付け」とか
ヤボなツッコミを入れる様な人は回れ右。何があっても「だってゆでだから」の一言で飲み込めてしまうタイプの人しか読めない作品である事だけは確か
478:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 19:20:54.76 発信元:107.151.136.218 .net
物語は短い学生時代の間、ちょっぴりの勇気が足りずに告げられる事無く消えて行く恋愛感情を探し出し、告白できる様にもっていく、よく考えてみたら
迷惑と言うかおせっかい極まりない集団「Qピッツ」の恋愛刑事となった朝道が日本史教師にしてベテラン恋愛刑事の権田とコンビを組み、一年三組の
真田由希子が想いを向けている相手を探しだし、その想いを告白させる為に奔走する、というのが主な内容
479:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 19:22:31.59 発信元:107.151.136.218 .net
しかしまあ、刑事が互いをニックネームで呼び合うってどこの七曲署だよ…最近のヤングにはネタのチョイスが古すぎて通用しないんじゃないかと
おっちゃん少しばかり心配になっちまったよ。その上で刑事ドラマはベテランと若手のツーマンセルで進めるという基本はしっかりと押さえているけど
よく考えたら主人公が絡むのは同年代の少年少女ばかりのラノベ界にあって主人公が終始四十過ぎたおっさんと組んでいるってのはかなり斬新では?
しかも基本引っ張り回されるだけの朝道に代わってこの四十代が強引な捜査で目立つ事、目立つ事
480:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 19:23:19.87 発信元:203.66.159.46 .net
強引に「Qピッツ」に引きずり込まれながら他人の恋路の為に奔走する朝道は結構なナイスガイなんだけど、権田からいきなりダメだしされるぐらいに
歌織先輩への告白はかなりズレている。自作のラブソングをアコースティックギター掻き鳴らしながら歌うって…冒頭の「無理です、ごめんなさい」も
むべなるかな。歌詞を読むだけで「あ、ダメだこりゃ」となる事必至。そんなおバカな朝道が主人公たりえる理由はQピッツにも認められ「告白する勇気」
これだけだと「は?」となる方も多いと思うが。本作のテーマはまさにそこなのである
481:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 19:23:42.08 発信元:103.20.148.111 .net
Qピッツで捜査活動に従事する事になった朝道は普段はやる気の欠片も無い日本史教師の権田がなんで他は生徒�
482:ホかりのQピッツに混じって、しかも 人一倍やる気を出しているかのかと疑問を持つ様に。とにかく捜査が始まってからは基本朝道は振り回され役で、実質的には権田が捜査を引っ張るので あるが、この強引な理屈と押しの強さだけで捜査を進める権田が四十過ぎた自分がなんで生徒に混じって恋愛刑事なんかやっているのかを告白する 場面で吐いた台詞がリアル中年読者にはかなり強烈
483:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 19:23:52.07 発信元:62.45.99.114 .net
「いいか!本当に辛い恋愛って言うのはな、始まりも終わりもしなかった、告白できずに卒業しちまった恋愛の事を言うんだよっ!」
「こっちはな、四十になっても夢に見るぐらい辛いんだよ!毎晩毎晩心臓を何度もぶん殴られる様な悪夢に魘されるんだよ!ハッピーエンドだろうと
バッドエンドだろうと、それは一つの物語に出来る!だがな、俺の子の告白すら出来なかった物語を、いったい誰が完結させてくれるっていうんだ?!
スポットライトすら浴びることなく、永遠に終わらない悲劇の物語の中で死を待つ気持ちが、お前らにわかってたまるかっ!」
484:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 19:24:14.47 発信元:203.66.159.45 .net
や め て く だ さ い 。 中 年 読 者 の 僕 の ラ イ フ を ゴ リ ゴ リ と 削 る の は 本 気 で や め て く だ さ い 。
485:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 19:24:32.93 発信元:203.66.159.44 .net
いやー、バカラノベで即死系の台詞が出てくるとは思わなかった。こりゃ、中年読者には本物の劇物だわ。いい歳して独身だと事あるごとに昔の自分を
「なんであの場面でアタックせんかったんや…俺のヘタレ…」とか責めてばっかりだし。若い読者には痛々しいギャグとして笑い飛ばせるのだろうけど
リアル中年には笑うに笑えんわ…小生以外にも年の行ったラノベ読みがいるかもしれないので読まれる際には覚悟が必要だと警告させて頂く
486:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 19:25:09.26 発信元:107.151.136.218 .net
終盤では権田に感化されたかのようにグダグダな状況の中、意中の相手にアタックした由希子が声を出せなくなるピンチに朝道が大奮戦してQピッツの
本領発揮と行くのだけど、ラノベで主人公が徹頭徹尾、他人の恋を後押しする話ってのは非常に珍しいと感じた。おバカラノベにしては意外なほどに
骨太なテーマを持っているなと感心した次第
487:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 19:26:01.33 発信元:5.45.73.45 .net
ただ、満点をあげられるほど完成度は高くない。朝道が生徒会に入った経緯などは結局明かされずじまいだったし、脇役も権田を除けば作り込みが甘く
恋愛刑事たちもただ場の盛り上げ役として出て来た様にしか思えなかった。勢いで読ませようとするのは良いが、テンションのコントロールが出来ておらず
ギャグが上滑りしている場面もかなり多い。特に終盤で「恋ジャー部隊」が出てきた辺りからはストーリー上の必然性も大して感じられないモブが幅を
利かせていた為「ここはギャグに逃げる場面じゃないだろ?」とストーリーの流れを阻害するようなギャグの使い方に疑問を感じた。ギャグってのは使う
タイミングを間違えると寒くなるだけなので、この辺りはバカをやるにも計算が必要と言った所。朝道自身の物語にしても想いを寄せる歌織の扱いが
ひどく中途半端で肝心の部分は「以下次号」ではどうにもフラストレーションが溜まる
488:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 19:26:45.32 発信元:107.151.136.218 .net
「告白する勇気」というテーマを掲げて、勢いで読ませようとする姿勢は良いけど、それでも最低限の作り込みはして欲しかったな、という印象の残った作品
主人公と中年男という珍しいペアで話を進める他の作家さんには無い発想力は惜しいので、もっと細かい部分、特にギャグを入れるタイミングや滑らない
ギャグセンスを身に付けるなど、精進して欲しい所である
489:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 19:27:09.50 発信元:203.66.159.46 .net
5つ星のうち 3.0 良くも悪くも勢いだけで読ませる典型的バカラノベ。元気過ぎる雰囲気は嫌いではないがギャグだけは勢いだけではいかんともし難い, 2016/3/14
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490:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 21:15:43.03 発信元:120.74.166.171 .net
なんか避難所の避難所が必要じゃね?もう。
会話するところじゃなく基地外が長文貼り付けるだけの場所と化してるよね
これじゃ覗く気もほとんど起こらんわ
491:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 21:19:44.51 発信元:203.66.159.45 .net
この感想を元に話をしてくれてもいいんですよ?
492:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 21:36:38.20 発信元:220.156.92.165 .net
bbsslipの使える板に移ってワッチョイであぼんするくらいしかないのかも
それでダメならもうどうにもならん
493:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 21:37:40.86 発信元:203.66.159.45 .net
だったらラノベ板に戻ろう!
494:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 21:48:00.14 発信元:126.255.24.53 .net
総合避難所使ってもいいんじゃね、あそこなら海外からの書き込みは弾かれる
ただしIPは出ない
495:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 21:49:24.51 発信元:203.66.159.45 .net
なぜ嫌われるのかがマジでわからない
496:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 22:25:46.59 発信元:180.196.84.253 .net
総合避難所はIP見えないから駄目だわ。電撃がまたステマしそう
ということで掲示板借りてきた。とりあえずIP強制表示、海外IP書き込み禁止の設定にした
URLリンク(jbbs.shitaraba.net)
使うかどうかの判断は任せる
借りてきたもののヤボ夫荒らしが湧く前からそんなに書き込みはなかったし、今のままシベリアでもいいと思うけどねw
497:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 22:36:47.65 発信元:36.12.95.193 .net
ワッチョイだけで多分足りるね。海外弾きもできればなおいいけど。IPは何の役にも立ってないからなくても良しw
498:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 22:42:40.49 発信元:180.196.84.253 .net
シベリアなら結局IP表示でしょ
499:@\(^o^)/ (ワッチョイ 69e0-f2sn [118.236.120.55])
16/03/14 22:58:26.73 発信元:118.236.120.55 0.net
ここじゃワッチョイ使えないの?
500:@\(^o^)/ (ワッチョイ 69e0-f2sn [118.236.120.55])
16/03/14 22:59:29.29 発信元:118.236.120.55 0.net
使えるじゃん
今度から設定すればいいんじゃない?
501:@\(^o^)/ (ガラプー KK5f-aBVR [Kuc0Rrd])
16/03/14 23:02:30.50 発信元:Kuc0Rrd K.net
ここをワッチョイ+IPにするわけか
それもいいかもしれない
502:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 23:05:25.06 発信元:58.9.99.41 .net
>>489
おまえはほとんど影響ないから他人事だな
503:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 23:08:15.84 発信元:Kuc0Rrd .net
いや影響あるよ
この記号って端末固有のものだから調べようによっては個人(所有者)が特定できる
まあ犯罪でもない限りドキュモが開示することはないけど
504:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 23:13:48.90 発信元:122.21.211.40 .net
タイ人さんこんにちは
>>490みたなレスあると大体は海外だよね
というループ
505:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 23:17:51.96 発信元:36.12.95.193 .net
誰のせいでこんなクソ面倒話になってると思ってるんだかな
506:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 23:25:44.35 発信元:113.41.227.91 .net
一番の問題点はそこまで対策やってでも語りたい作品が最近出てこない事だ(´・ω・`)
507:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 23:26:21.45 発信元:36.12.95.193 .net
とりあえずそんな話ばっかりでも何なので血翼王読了
相当作り込んでる。ただそれだけに気候風土とか暮らしぶりとかの世界観が分かり難い、入りにくい感じもないではない
こっちが大賞で良かったんじゃないかなー。銀なのは人によっちゃバッドエンド扱いされそうなラストのせいだろうか
508:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 23:27:37.79 発信元:92.109.93.49 .net
>>492
タイから繋いだらタイ人なのか
頭悪いんだな
509:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 23:28:08.23 発信元:Kuc0Rrd .net
ただのレビュワーごときに粘着する麻雀好きの荒らしのせいだな
510:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/14 23:34:48.86 発信元:113.160.22.38 .net
>>497
あちこちで思いつきのガセネタをまくのやめな
511:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/15 01:07:55.24 発信元:49.98.63.170 .net
>>497
麻雀ってどういうこと?
512:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/15 17:07:23.16 発信元:182.249.240.11 .net
血翼王なぁ
タイトルとタイトルロゴのせいか
古臭くて地味な少女小説みたいで手が出にくいんだよな
513:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/15 18:25:44.13 発信元:126.204.164.71 .net
そっかな、俺はむしろ如何にもファンタジーっぽい感じがして手が伸びた。血翼王
514:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/15 20:08:53.43 発信元:89.206.186.143 .net
神戸の独身中年おる?
515:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/15 20:27:44.51 発信元:114.17.152.155 .net
血翼王、世界観作りこむのはいいんだけど
設定の説明をしない、遅いと読んでてわけわからんくなるな
516:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/15 21:19:04.26 発信元:86.14.249.58 .net
なんでも説明されてないとわからない僕ちゃんは絵本でもよんでな
517:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/16 20:16:21.16 発信元:49.231.17.108 .net
神戸で妄想垂れ流してる独身のおっさんおる?
ライトノベル作家格付け3
スレリンク(ranking板:750番)
750 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2016/03/12(土) 08:26:32.36 ID:ZD9gDOHr
まあ、ライトノベルを始め、2ちゃんねる上で起きている一連の出来事と並行して
昨年の秋頃から私が書いたレビューに香ばしいコメントを連投してくれている人物がいるんだが
どうもその人物は適当に付けたアカウント名に趣味が反映してしまうほど麻雀がお好きらしい。
足が付かないように自らカスタマーサービスに中傷コメントとして通報、削除させているようだが
コメントはレビュアーにお知らせメールで届くという事に思い至らん程度には迂闊な人物らしいね。
URLリンク(www.dotup.org)
518:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/17 04:33:24.59 発信元:119.242.225.112 .net
>>499
ヤボ夫に粘着してる奴のアカウント名が「一気通貫」だからと思われる
にしても一円にもならんのによくあそこまで粘着できるねあの暇人
519:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/17 07:08:04.12 発信元:49.106.193.151 .net
>>506
すぐ上にあることをいまさらw
520:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/17 15:33:11.71 発信元:221.252.117.70 .net
闇スバル金特失敗でガラスのハート確定らしいな
521:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/17 15:34:06.09 発信元:221.252.117.70 .net
スレ間違えたわ...
522:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/20 12:34:11.83 発信元:120.74.166.171 .net
血翼王読み終わったけけど
なんかいま一つだなあ
>>503の言う欠点は確実にあると思う
523:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/20 13:16:24.79 発信元:125.212.219.221 .net
>>510
欠点ならお前の想像力のたりなさだ
524:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/20 18:49:33.43 発信元:122.21.211.40 .net
>>511
お前の欠点はベトナムから書き込んでる所だな
ここもワッチョイ入れた方がいいんでないの?
525:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/20 19:35:49.46 発信元:125.212.219.221 .net
>>512
どこが欠点なの?
相手の接続元を論って何がしたいわけ?
526:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/21 17:35:36.93 発信元:153.181.172.41 .net
血翼王、言血まわりの設定はたしかに最初うん?となったな
ただ少し我慢して読み進めば飲み込めるし欠点というほどかというと
527:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/21 18:08:28.16 発信元:210.140.96.172 .net
ファンタジーなんだからその見えづらい部分を想像で補うのが楽しみなのに
>>503とか>>510とかはファンタジーはおろか本を読むのにむいてないと思うわ
528:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/21 22:27:51.06 発信元:220.156.91.90 .net
ここまでムキになられると作者本人かその関係者なんじゃないかと疑いたくなるな
なんにしても人格攻撃に走るとアンチを生むだけだよ
529:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/21 22:30:39.21 発信元:121.95.100.224 .net
>>516
お得意の陰謀論かい?
530:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/21 22:39:18.62 発信元:36.12.102.75 .net
荒らしに説教したって効きやしねえよ。スルースルー
531:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/21 22:45:04.42 発信元:121.102.146.145 .net
否定的な感想を言えば人格攻撃する奴が現れて
それをたしなめれば荒し扱いか
もう称賛する意見以外は書くなってことだな
532:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/21 22:51:08.35 発信元:121.95.100.224 .net
>>519
そりゃしょうもない認定やってるからだろう
533:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/21 22:53:01.62 発信元:121.102.146.145 .net
認定なんてしてないだろう
疑いたくなるなって書いただけで
534:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/21 23:30:45.36 発信元:121.95.100.224 .net
疑う、思う、推測が免罪符になるとお思いか
535:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/21 23:33:55.91 発信元:36.12.102.75 .net
> それをたしなめれば荒し扱いか
もしかして俺があなたを荒らし扱いしてるって言いたい?
だとしたら心外極まりないしあなたちょっと冷静になりなさいと
536:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/21 23:36:31.28 発信元:36.12.102.75 .net
あなたは荒らしじゃないかも知れない、少なくとも損夏も花員だろうが
514みたいな「人格攻撃」は、そうやってあなたみたいな人の反応を引き出して雰囲気を悪くするのが狙いなんだから
レスしても無駄、思うつぼって話だよ
537:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/21 23:37:31.08 発信元:36.12.102.75 .net
ごめん謎変換w
損夏ry→そんなつもりはないんだろうが
538:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/21 23:37:42.92 発信元:180.196.84.253 .net
>>521
121.95.100.224(これも串)は串刺しまくってるみたいだし、相手にしない方がいいよ
539:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/03/21 23:49:24.21 発信元:210.140.96.172 .net
>>524
向いていないってのが人格攻撃になるの?
そりゃあんまりだ
540:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/12 20:36:11.14 発信元:203.66.159.46 .net
5つ星のうち 4.0 ジョーロが三股疑惑で再炎上。ギャグのキレは良いし、恋愛物としても王道ではあるが「詰め込み過ぎ」による端折り感が気になる, 2016/4/12
Amazon.co.jp: 俺を好きなのはお前だけかよ (2) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
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541:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/12 20:36:22.60 発信元:54.213.159.9 .net
5つ星のうち 4.0 ジョーロが三股疑惑で再炎上。ギャグのキレは良いし、恋愛物としても王道ではあるが「詰め込み過ぎ」による端折り感が気になる, 2016/4/12
Amazon.co.jp: 俺を好きなのはお前だけかよ (2) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
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542:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/12 20:36:41.93 発信元:52.53.210.242 .net
物語は相変わらずパンジーこと三色院菫子にまとわりつかれている主人公のジョーロこと如月雨露の多難な学園生活から始まる。前回の事件の影響で
これまで仲良しトリオだったサンちゃんともひまわりともギクシャクした関係が続き苦い状況が続いている中で、パンジーは何故かジョーロの母親と
仲良くなり、自宅にまで上がり込んでくる始末。自室でパンジーに真の姿を見せろというジョーロの要求をあっさり受け入れたは良いけど、サラシを取ろうと
した所でジョーロの母親が現れ大騒ぎに。てんやわんやの末にパンジーを送って行く事になった帰り道、ジョーロはサンちゃんたちと仲直りをしたいという
本音を漏らしてしまうが、パンジーは自分に見せている「俺」の姿を見せ素直になれば良いじゃない、とアドバイスをくれる。翌日、ひまわりの自宅前で
待ち伏せして土下座して詫びを入れたジョーロは思いの他あっさりと許して貰えるが、問題はサンちゃん。意地っ張りで負けず嫌いな親友と仲直りする為に
一工夫が必要だと判断したジョーロは果たし状を送り付けサンちゃんを屋上に呼び出す。何の用だと現れたサンちゃんにジョーロは定期試験を用いた
勝負を持ちだすが…
543:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/12 20:38:20.07 発信元:1.209.188.179 .net
一巻からの刊行間隔が二ヶ月とやたらと早かったので「そんなに早く出して大丈夫なんだろうか?」と多少危惧するする部分が無いでもなかったが
全体を見れば普通に読める出来に仕上がっていた。一巻の驚異的なパンチ力は無かった物の、学園ラブコメというジャンルの中での一冊として見れば
充分に及第点をクリアできているかと
544:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/12 20:38:37.80 発信元:52.34.219.143 .net
今回は前回描かれた一年前、サンちゃんが悔し涙を流した球場での事件を通じ、学園を代表する二人の美少女+パンジーという三人の少女と
不思議な縁で結ばれたジョーロが三股疑惑に巻き込まれてしまう姿が描かれている。勉強が苦手なひまわりやサンちゃん、ついでにコスモスさんと
定期試験を前に仲直りできたけれども、厄介な三股疑惑を持ち掛けてくるのは新聞部の女子部員・「あすなろ」こと羽立桧菜。興奮すると何故か
津軽弁になる猪突猛進なあすなろに、ひまわり・コスモス・パンジーの三人を弄んでいるという「三股疑惑」を突き付けられたジョーロは、再び
スクールカースト最底辺の惨めな境遇に落ちたくないと必死で否定するがそれなら密着取材をさせろと付き纏われる羽目に。更に学園の一大イベント、
三人の女子生徒と一人の男子生徒がダンスを舞う花舞展でジョーロが男役に選ばれた事で生徒会長のコスモスさんとも仲直りはできたが花舞展が
近付く程にジョーロの悪評を掻き立てる様な不穏な空気が醸成されていく、というのが主な流れ
545:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/12 20:38:57.01 発信元:59.188.247.125 .net
相変わらずこの作者のギャグのセンスは素晴らしい。今回の新キャラあすなろがジョーロに接近して来た場面では、どこからともなくベンチが現れ、
ジョーロに隣に座る事を要求してきたり、前回散々笑わせてもらった天丼ネタを巻を跨いで仕掛けるわ、繰り返される流れにジョーロが「待て」と
ツッコミを入れたりしてメタな笑いを産み出す事で単純な前回の繰り返しにならないよう笑いとしてのパワーアップを図るなどなど、よく分かっているw
思わず「そ…それだよ!読者が求めているモノは!」とクロ高化するぐらい今回も笑わせて貰った。本当に笑いのツボというものをよく知っている
作者さんである。更に今回は遅れて登場してくる生徒会長のコスモスさんが抜群の存在感を発揮していた。頭は良い筈なのに、肝心の所ではポンコツ化
するキャラを今回もフルに発揮。今回はジョーロとペアを組んで動く場面が多いのだけど、一芝居打とうとする度に何故か口調がお武家様の様になり、
ジョーロにツッコミを入れられまくるなど今回もポンコツぶりは健在
546:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/12 20:40:07.51 発信元:223.197.45.178 .net
ただ、単純なギャグに頼った作品で終わらない点も前回同様。花舞展という晴れ舞台の主役に選ばれて一緒に踊るパートナーにひまわり、コスモスが
選ばれたのは良いけど三人目の候補として選ばれた女子生徒に「学園を代表する美少女二人が相手では引き立て役にしかならない」という怪文書めいた
メールが配信されたりジョーロの三股疑惑を報じる新聞部の記事が漏れてしまって、再びジョーロが最低人間扱いを受ける羽目になったりと怪事件が
頻発。事件の裏で暗躍する黒幕の正体は割と読めてしまうのだけど、今回探偵役を務めるコスモスさんが明かす女心の厄介さは決して綺麗事では
済まない恋という物の面倒臭さを巧く描いていたし、危機に陥ったジョーロを助けるべく影で大活躍してくれた仲間との友情劇の部分も活きていた
特にジョーロが恋心から事件を起こした犯人に向かって「気持ちは分かるが許せない」と啖呵を切った理由に友情を挙げる事で本音むき出し人間の
ジョーロが単に利己主義者では無い事を印象付ける事に成功している。特に一巻からこの巻での騒動を通じてすっかりと打ち解けた仲になった
ジョーロ・ひまわり・コスモス・サンちゃんの輪にもう一人加えようというジョーロの想いと、その反映として本作の特徴である「あだ名で呼び合う関係」を
入れてきた場面では「巧い!」と賞賛したくなった
547:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/12 20:41:05.53 発信元:203.162.69.22 .net
欲を言えば、前回ジョーロをスクールカースト最低に叩き落とした仲間たちとの仲直りがすんなりと成功した辺りは尺の問題もあるとはいえ、いささか
あっさりしすぎた感もあるかと。むしろ後半までギクシャクした雰囲気を引っ張る事でジョーロが再び陥った危機に「友情」を理由にキャラを動かした方が
本作のテーマの一つとしての「友情」は更に印象付けられたのではないか…と思わないでも無い。また、真犯人の恋心も最後の最後で明かすだけではなく
怪事件が頻発している辺りでもう少し明示的に描いても良かったのではないだろうか?ミステリー的要素は本作においては二の次なのだし、犯人探しを
読者が考えるべき主題にする必要はない訳で、伏せ過ぎた事で真相の唐突感を産んでしまった事は否定できない。最後に今回は使わないキャラを
「引き」として登場させるのは疑問を感じる。次巻への期待を煽りたい気持ちは分かるが、ちょっと露骨に過ぎないだろうか?
548:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/12 20:41:21.66 発信元:211.218.126.189 .net
疑問を感じると言えば、作中でジョーロがよからぬ妄想に耽る場面があるが、
549:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/12 20:42:57.78 発信元:219.255.197.90 .net
親愛なる我らが世界の支配者(イラストレーター)…神〈ブリキ)様!我に力を与えたまえ!
(読者サービスカット)
あざぁぁぁぁす!まじ、あっざぁぁぁぁす!
550:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/12 20:43:01.93 発信元:211.77.5.41 .net
親愛なる我らが世界の支配者(イラストレーター)…神〈ブリキ)様!我に力を与えたまえ!
(読者サービスカット)
あざぁぁぁぁす!まじ、あっざぁぁぁぁす!
551:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/12 20:44:08.12 発信元:115.160.137.178 .net
この程度の身内ぼめは作者の悪ノリとして「仕方がねえなあ」と苦笑して許せるけど、大して必然性の無い流れで挿入された以下のやりとり、
552:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/12 20:44:43.77 発信元:5.10.112.93 .net
「明日からダンスの練習の時、日向さんと秋野先輩に変なことをしようとしたら、スティンガー君にスタバしてもらうから、気をつけてちょうだいね」
「は?スタバ?何でコーヒーショップにクワガタが……」
「何を言っているのジョーロ君?常識で考えてちょうだいな。スタバと言ったら……」
「スタバと言ったら?」
俺がキョトンとして首を傾げると、パンジーが一呼吸した後に、スッと、とある電撃文庫を取りだした。それは川原礫先生の「ソードアート・オンライン」だった。
ま、まさか……スタバとは!
「スターバースト・ストリームに決まっているでしょ?」
553:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/12 20:46:19.12 発信元:211.110.127.210 .net
あのさあ…読書の途中でこういうのをやられるとマジで冷めるんだけど?誰のどういう意図が絡んでいるのか知らんが作者がせっかく良い作品を書いても
過ぎた商業主義が足引っ張るとかアカンやろ?このネタ入れる事考えた奴は猛省せい!作品全体の中でも浮まくっとるわ!
554:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/12 20:47:30.85 発信元:111.239.4.210 .net
開示命令食らったら一発になったって分かってんのかなこいつ。って愚問だった
555:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/12 20:47:58.33 発信元:139.162.33.115 .net
まあ、作品全体を見れば、一巻ほどのインパクトは無かったとはいえストーリーの展開もメリハリが効いていたし、テーマである本音と友情の関係も
掘り下げる事が出来ていたので満足度は高い。ギャグのセンスも読者の笑いのツボを抑え、テンポがよくキレていたのでコメディ作品としても素晴らしい
書くべき部分の取捨選択にまだ改善の余地があるとはいえ、デビュー二冊目でこれだけ書ければ立派なものである。三巻も更なる精進を期待する
556:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/12 20:48:25.45 発信元:139.162.33.115 .net
5つ星のうち 4.0 ジョーロが三股疑惑で再炎上。ギャグのキレは良いし、恋愛物としても王道ではあるが「詰め込み過ぎ」による端折り感が気になる, 2016/4/12
Amazon.co.jp: 俺を好きなのはお前だけかよ (2) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
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557:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/12 20:51:34.92 発信元:139.162.33.115 .net
>>542
え、マジデ?
558:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/13 21:54:21.30 発信元:49.98.144.21 .net
俺を好き2巻読了
つまらなくはないが、1巻を越える面白さはなかった
3巻も出るみたいだがヒロイン増量して凡百のヒロインレースで続くっぽいから続きはもういいかな
主人公がクソ過ぎで好感持てないのがダメだ
559:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/14 19:09:27.70 発信元:203.162.69.22 .net
5つ星のうち 3.0 古事記由来の「海幸彦・山幸彦」の神話をベースに鹿児島の港町を舞台にした伝奇的要素の濃い異能バトル。発想は面白いが雰囲気の統一感に欠ける, 2016/4/13
Amazon.co.jp: くじらな彼女に俺の青春がぶち壊されそうになっています (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
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560:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/14 19:09:45.82 発信元:46.165.254.105 .net
タイトルを読む…わけが分からない、あらすじを読んでみる…もっとわけが分からない。わけが分からないなら読むしかない…というわけで拝読
561:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/14 19:10:16.30 発信元:104.209.182.251 .net
物語は高校入学を機に関東から東シナ海を臨む鹿児島のとある港町に住む高校生・成瀬海人が新学期を迎えた海宝高校への通学路で新入生と思しき
一人の少女が海を眺めている姿を目にする場面から始まる。少女の面影が自分の知っている誰かに似ているなと思った海人だったが、いきなり背後から
背中を叩かれ仰天。海人の背中を叩いた親友の「笹美々とと」は「俺達もピカピカの二年生だな」と呑気な事を言うが、気が付けば少女は海人に視線を向け
突然「先輩、くじらぶかですよね」と奇妙な言葉を投げかけてくる。訳が分からない海人をよそに少女は「先輩はくじらぶかです。だからマッコウクジラ団に
入ってください」と更に要領を得ない事を告げて去っていった。そのまま半月ほどが過ぎ体育館の部活動紹介の場で壇上に姿を現したのは件の少女だった
海洋生物研究部ことマッコウクジラ団と所属団体を名乗った少女は「笹美々めめ」と名乗り、自分たちは海に関する相談を何でも解決して見せると豪語
唖然とする海人だったが、めめは壇上から海人を指差し「去年の遠泳大会で小魚の群をサメと勘違いしパニックを起こした挙句、溺れましたね」と暴露、
真っ赤になる海人に対して「これ以上恥ずかしい過去を暴露されたくなかったらマッコウクジラ団に入りなさい」と一方的に要求してくる。新入生が何で
自分の秘密を知っているのかと怪訝に思った海人だったが少女が名乗った名前を思い出し詰め寄ると、ととはあっさり彼女が自分の妹である事を認める
放課後、海洋生物研究部の部室に向かった海人だったがめめは海人を誘った理由を海人がくじらぶか、即ちジンベエザメ・恵比寿ザメであり、私たちの
中でも秀でた、選ばれた存在だからと一方的に捲し立てる。めめが普通じゃないと感じ取った海人は遁走するが、翌日には廊下にデカデカと張り紙が
なされ、「ジンベエザメの加護を受けた成瀬海人が入部したのでマッコウクジラ団は安泰、是非ご相談へ!」と書いてある始末。文句を言おうと廊下に
飛び出した海人は一年生に衝突、林陸呂と名乗ったその一年生に何故かマークされる事になるが、向かったマッコウクジラ団の部室は早くも相談者が
押し掛けていた。そんな相談者の中で陸上部の美少女で「高跳びの王子様」と呼ばれる四方屋が陸上部員が一斉に不調に陥った事を相談に来ていたが…
562:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/14 19:10:34.70 発信元:68.87.73.165 .net
表紙やタイトル、あるいはカバー絵の雰囲気から中身が読めない作品というのはたまに見かけるけど、ここまで外見的なイメージと読んでみた感想が
かけ離れた作品と言うのもちょっと珍しい。タイトルからやカバー絵からは「ちょっと変わった学園ラブコメ?」みたいな印象を受けていたのだけど、
読み終わってみれば古事記ベースの伝奇系異能バトルだったという摩訶不思議な作品だった
563:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/14 19:10:55.62 発信元:68.87.73.165 .net
物語の方は主人公の海人が「先輩はくじらぶか(ジンベエザメ)の加護を受けているからマッコウクジラ団に入りなさい」と強引に勧誘してきた少女、
友人の笹美々ととの妹・めめに無理やり参加させられた海洋生物研究部に入部させられた所から始まる。陸上部員の奇妙な不調に関する調査に
付き合わされた海人が黒い液とアンモニア臭にも似た真っ黒くグネグネと動く何かを目撃。その後も学園内をうろつき、黒い液を口から吐き出す幽霊の
目撃騒動などを通じて学園内の怪現象を調べて行った結果、海人が廊下で衝突した後輩・林陸呂がその中心にいる事に行き着くが、陸呂が
マッコウクジラ団が守っているという「トヨタマヒメの宝」を狙っている事が判明した事から海の生物の加護を受けた人間の集団であるマッコウクジラ団との
間に壮絶な戦いの火ぶたが切って落とされる…というのが主な流れ
564:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/14 19:11:24.99 発信元:203.66.159.45 .net
単純にジンベエザメを始め、海の生き物の加護を受けている特殊能力の持ち主たちが出てくるファンタジーかと思っていたら話の中盤で「トヨタマヒメ」という
名前が出てきた辺りから本作が伝奇系の色を帯びてきた事に驚かされた。最近のライトノベルにしては珍しく、鹿児島という実在の土地を舞台にしていた
理由もマッコウクジラ団の一人、鹿児島弁丸出しの美少女・潤芽先輩ぐらいしか思い当らず、「わざわざこの為に?」と疑問を感じていたのだけど、
古事記に記された神話、「浦島太郎」の原型とも言われる「海幸彦 山幸彦」の物語に繋がっていくとは…確かに豊玉姫を祭った神社は特攻隊で有名な
知覧のある南九州市にあるし、山幸彦の伝説は宮崎・鹿児島から琉球を舞台にしているとされているので鹿児島を舞台にする理由も明確に存在している
海人と陸呂の関係や、陸呂が武器として用いるのが釣り針であったりと色々と凝っている
565:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/14 19:12:24.84 発信元:180.235.133.27 .net
序盤こそ学園物っぽい雰囲気だったけど、学園に怪現象を引き起こす黒いネバネバに取り憑かれた生徒の描写に始まり、やがて始まる陸呂との壮絶な
異能バトルはかなり血生臭い。一人一人は常人離れした異能を駆使するマッコウクジラ団だけど、そんな面々を鎧袖一触とばかりに簡単に薙ぎ倒す
陸呂はめちゃんこ残忍。武器である釣針で美少女も多いマッコウクジラ団の面々を殴るわ突くわ切るわ貫くわとやりたい放題。描写も結構エグかったりする
ので血の気が苦手な人は読む時にちょっと注意が必要かも
566:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/14 19:14:24.04 発信元:43.241.57.247 .net
お話の方は海幸彦・山幸彦の兄弟という関係を主人公・海人の悲しい過去に絡めて、両親の離婚でバラバラになった家族と、かつては仲が良かった筈の
兄弟が生きて行く上で思い込まなければならなかった偽記憶、再会と悲しいすれ違いと関係の再生という展開へとまとめてあり、中々読ませる部分も多い
特に終盤のバトルでは海人が弟に悲しい想いをさせた事を悔いて必死で「兄ちゃん」たろうとする姿にはホロリとさせられる
567:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/14 19:15:57.03 発信元:139.162.33.115 .net
お話の方は海幸彦・山幸彦の兄弟という関係を主人公・海人の悲しい過去に絡めて、両親の離婚でバラバラになった家族と、かつては仲が良かった筈の
兄弟が生きて行く上で思い込まなけれ
568:ばならなかった偽記憶、再会と悲しいすれ違いと関係の再生という展開へとまとめてあり、中々読ませる部分も多い 特に終盤のバトルでは海人が弟に悲しい想いをさせた事を悔いて必死で「兄ちゃん」たろうとする姿にはホロリとさせられる
569:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/14 19:17:00.17 発信元:41.220.107.192 .net
ただ、古事記に収められている神話の要素を取り入れて伝奇的な話を作ろうという発想は悪くないし、主人公とその家族を巡る基本的なストーリーの
組み立て自体も拾い上げ作家にしてはかなり上手いが、残念だったのは全体的な雰囲気にまとまりというか統一性を欠いている点。分かり易い所では
軽い学園ラブコメ調のタイトルや萌え萌えしたイラストはあまりにも作品内容と乖離している。このタイトルを考えた人間やイラストレーターをチョイスした
人間が本当に作品内容を把握していたのか極めて疑わしい。更にベースが日本の神話なのにモービーディックを登場させたり、異能が造り出す武器が
バズーカ砲だったりするあたりは作中の雰囲気を著しく損ねていたように思われた。せっかく伝奇系の話を作るのであればもっと雰囲気を造り込まねば
損する事に想い至らなかったのだろうか?更に作中で美少女キャラである四方屋に安易なお色気サービスをさせるのもどうかと思う。これも雰囲気を
損なう結果にしかなってないし
570:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/14 19:18:26.62 発信元:210.91.41.60 .net
キャラクターも基本的な造りは悪くない。ボーイッシュなのに恋する乙女な四方屋や鹿児島弁でしか話せない事や好きな事を話し始めると止まらない事を
恥ずかしく思う潤芽先輩なんかはかなり個性を感じられた。ただ、その配置と言うか、主人公の相手役としてのヒロインとしての役割がメインヒロインである
めめの存在を食ってしまっている点は頂けない。ハーレム要素を持ち込もうとしたのかもしれないけど、どうにも中途半端さを感じ、キャラの良さを活かし切れて
いないように感じられた
571:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/14 19:18:49.52 発信元:1.179.139.2 .net
あれこれ文句は付けたけれども、今時珍しい日本神話ベースの伝奇系の話を作ろうという発想は非常に貴重であるし、ストーリーの組み立て能力や
キャラクター造形にもセンスを感じる。造り込みという部分は書き慣れて行けば解決されるであろうし、今後も精進を続ければ才能を十分に活かして
新人賞受賞作家に負けない作品を創り上げるポテンシャルは感じられた。ちょっと血生臭い部分もあるけど、伝奇的な要素を含んだ話が読みたいという
方には手に取る価値があるかと思われる拾い上げ作家のデビュー作であった
572:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/14 19:20:15.65 発信元:203.66.159.46 .net
5つ星のうち 3.0 古事記由来の「海幸彦・山幸彦」の神話をベースに鹿児島の港町を舞台にした伝奇的要素の濃い異能バトル。発想は面白いが雰囲気の統一感に欠ける, 2016/4/13
Ama zon.co.jp: くじらな彼女に俺の青春がぶち壊されそうになっています (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
URLリンク(www.amazon.co.jp)
573:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/15 21:40:36.77 発信元:223.16.229.254 .net
5つ星のうち 3.0 ニコ生という新しい文化を通じて「ネットの向こうに本物の友人は存在し得るか?」という問いを投げ掛ける一冊。ストーリーにもう一つパンチが欲しい, 2016/4/15
Amazon.co.jp: 彼女と俺とみんなの放送 (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
URLリンク(www.amazon.co.jp)
574:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/15 21:40:55.74 発信元:54.67.72.87 .net
「ニコ生」…正直、おっちゃんはよく知らんのよ。自室で踊っていた女子中学生がはしゃぎ過ぎて親父さんに怒鳴り込まれたり、配信に夢中になり過ぎて
気が付けば背後で部屋が大炎上、というごく一部の目立つ部分は知っているけど、一般的にどんな人がどんな事をやって楽しんでいるの、と聞かれたら
「最近のヤングのやる事はよく分からん」としか答え様が無い。そういう「よく分からん物」を題材にしたラノベが出た事におのれの老いを感じつつ拝読
575:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/15 21:41:32.11 発信元:113.255.49.49 .net
物語は四月も終わりを迎えつつある時期、主人公の高校一年生・播磨巧翔が教室で独りで、誰とも交流出来ていないという寂し過ぎる現状に愕然と
している場面から始まる。特に不細工というわけでもない巧翔だったが、中学生時代にはニコ生にハマって大物生主になったは良いけどネットに
のめり込み過ぎた結果リアルの友だちが一人もいなくなっていた。これではいかんと生主を引退し、高校デビューを狙った巧翔だったが勝手が違う
リアルでの人付き合いで大苦戦。その結果が入学して数週間経っても友だちが出来ないという現状であった。そんな巧翔が教室内を見回すと窓辺の
席に整った容貌が目を引く女子生徒・御山千遥が他の女子生徒の放課後の誘いを「今日は収録がありますから」と断っている姿が目に入ってきた
同じぼっちでもクラスメイトから声を掛けて貰える千遥ではぼっち同士の共闘も望めないと絶望する巧翔。仕方無しに夕方まで学校の屋上で時間を
潰す事にした巧翔だったが、退屈しのぎに見ていたニコ生に衝撃を受ける。「みんなが大好きな動物が学校をリポートする」というタイトルのその実況に
映し出されたのはライオンの覆面を被った制服姿の生主だった。見覚えのある制服と教室に目を引かれた巧翔は画面の片隅に自分の携帯に付いていた
576:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/15 21:41:37.77 発信元:218.191.13.122 .net
筈のストラップが映り込んでいた事で映っている場所が自分のクラスだと気付く。特定される事に対しあまりにも無警戒なまま「外に出てみます」という
生主のおかげで自分の事までバレることを危惧した巧翔は慌てて教室に乱入。ライオン覆面の生主から持っていたパソコンを取り上げる。特定されたら
どうするつもりだと怒鳴る巧翔に「自分はパソコンで筋トレしていただけです」と言い訳していた生主は「ひょっとして貴方は特定厨ですか?」と戸惑いの
色を隠せなくなる。「後は勝手にしろ」と去ろうとした巧翔だったが、生主に呼び止められる。振り返った巧翔が目にしたのは覆面を脱いだ生主の姿、
それはまさかの御山千遥だった。翌日、教室内で関わりの無い筈の巧翔に平然とニコ生についての話を持ち掛けてきた千遥の非常識さに驚いて、
逃げ出す羽目に。その日も友だちが出来ないまま帰宅した巧翔だったが、なんと母親と仲良く話ながら千遥が待ち構えていた。自分に友人がいると
見栄を張っていた母親に真相がバレてはならじと自室に千遥を連れ込んだ巧翔だったが、ふとした事で自分が大物生主「タクエル」であった事が露見
自分の秘密がバレることを恐れた巧翔だったが千遥は突然弟子入りを申し入れてくる。千遥は何とか生主として成功したいのだと訴えてくるが…
577:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/15 21:41:52.61 発信元:115.87.176.99 .net
んー、「ニコ生」という題材自体は珍しいけど読み終わって見れば割と王道のボーイ・ミーツ・ガールだったな、という印象。その上で、「ネットの向こうにいる
人々は真の友人たり得るか?」というネットが張り巡らされた現代社会を反映した様なテーマを掘り下げている辺りはなかなか面白かった
578:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/15 21:42:00.31 発信元:140.130.190.222 .net
物語の方は中学時代は大物生主として多くのリスナーを得ていたけど、リアルの友人はゼロになった巧翔が学校での配信という特定に繋がりかねない
危なっかしい行為に及んだクラスメイトの千遥と関わった事で、巧翔が大物生主「タクエル」だと気付かれ弟子入りを申し込まれた所から始まる。生主として
配信をするのは良いけど、どうにもセンスがズレていて絶望的につまらない配信をやらかす千遥にFPSのプレー実況を手伝う羽目になった巧翔だったが
それが元でかつてコラボを断ったもう一人の大物生主「かりりん」こと峰岸花鈴に特定されてしまう。奇妙な縁からぼっちなのに両手に花の様な境遇に
なりリアルが充実していく巧翔だったが、ある日、千遥の自室での配信を千遥の父親に目撃されてしまった事で幸福な日々は断ち切られてしまう事に…
というのが主な流れ
579:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/15 21:42:08.22 発信元:113.252.105.65 .net
「ネットでの付き合いなんて生身の人間同士の交流に比べれば紛い物に等しい」とその価値を頭ごなしに否定してくる人は少なくない、と感じる方も
多いかと思われるが、千遥の父親がまさにその典型例。面白いのは主人公である巧翔自身も冒頭で生主を引退し、リアルの世界に友だちを求める事に
ばかり価値を見出し、友人が出来ない事で自分を否定的に捉えている点である。つまるところ、巧翔はニコ生を通じて自分がリスナーに与えた物を完全に
否定してしまっているのである。その世間的な価値観に拘り過ぎる姿勢が揺れ動くのが後半でニコ生を禁止され、不登校に陥った千遥とのすれ違い
580:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/15 21:42:21.24 発信元:101.99.22.40 .net
整い過ぎた容姿が仇となって中学時代は女子生徒から「外見だけ」と疎まれ、一人ぼっちになりやがては不登校に陥った千遥がネットの人気者「タクエル」に憧れて再び外に出る勇気を得た、という経緯を「つまらない事」と否定してしまった事で千遥との関係は一度終わりかけてしまうのだけど、自分を
追いかけ続けてくれたもう一人の少女「かりりん」に「自分が他人に与えた影響とその価値を勝手に否定するな!」と叱り飛ばされて、ネットを通じて
自分が作り上げて来たリスナーとの関係は本当に無意味だったのか?と自問するに至る展開は非常に現代的な問題の本質に触れていると思われた
千遥が「外見で人を呼ぶ配信なんてしたくない、自分は内面を見て欲しい」と訴える姿勢も含めて匿名的なネット社会での自己実現の可能性について
決して否定的に捉えない点もユニーク
581:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/15 21:42:28.88 発信元:54.213.159.9 .net
ただ、テーマ的には面白いし、訴えたい事も非常に良く分かるのだけど、ストーリー的にはいささかパンチに欠けるという印象を受けた。ストーリーの
展開が予想通り過ぎるというか、読者の意表を突く様なストーリー構成の工夫をもう少し考えて欲しかった。巧翔が親に対して張ってきた見栄や
千遥が不登校に陥った中学時代何かをもう少し掘り下げてストーリーに絡めれば起伏が生まれたのではないかと思わないでも無い
582:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/15 21:42:34.54 発信元:203.66.159.46 .net
「リアルな交流こそ価値ある物」として否定されがちな現代のネット文化を肯定的に捉えようというテーマは面白いし、そこにニコ生という新しい文化を
取り込もうというアイデア自体は非常に良かっただけに、あとはストーリーをどこまで練り上げられるか、という点を磨き上げれば独特の存在感を持つ
作家さんに成長できるのではないか、とポテンシャルは感じさせてくれた。本作で示したテーマ性の強さを失う事無く、次作に取り組まれる事を期待したい
583:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/15 21:42:57.19 発信元:54.67.62.186 .net
5つ星のうち 3.0 ニコ生という新しい文化を通じて「ネットの向こうに本物の友人は存在し得るか?」という問いを投げ掛ける一冊。ストーリーにもう一つパンチが欲しい, 2016/4/15
Amazon.co.jp: 彼女と俺とみんなの放送 (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
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584:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/16 00:45:59.87 発信元:36.12.94.235 .net
フィジカは知識チート
生物学も医学もまともに成り立ってなさそうな世界感でなぜか一人だけ物知りな奴が上から目線
なろうでやれって感じ
どうでもいいところで行数稼ぎみたいな説明が入るのテンポ悪いし
語られる魔物知識とかがその辺で拾ってきた感じがして何とも薄い
コカトリスの尻尾が本体とかダンジョン飯かよ
585:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/16 06:22:02.18 発信元:106.184.114.102 .net
コカトリスの尻尾が本体ネタは昔からのネタじゃね?
586:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/16 10:51:12.97 発信元:36.12.92.228 .net
知るかよwチープだからチープだと言ったまでだクソが
587:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/16 13:24:54.39 発信元:153.232.113.185 .net
古典ネタをチープと言うのは
本当にネタとして使われすぎている時しか通用せんぞ
今となっては、廃れて一回りして、逆に新鮮ネタに近い
なろうでやれ、と言いたい気持ちだけは分かるが
588:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/16 13:29:55.45 発信元:110.66.229.171 .net
パラスアテナ一巻で切ったけど新作もダメなんか
いやもう買っちゃってるから読むしか無いんだけど
589:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/17 02:54:29.47 発信元:49.104.13.211 .net
>>573
バカですって自己
590:紹介?
591:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/04/30 02:52:11.49 発信元:58.188.224.83 .net
てst
592:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/05/12 21:51:20.33 発信元:219.255.197.90 .net
5つ星のうち 5.0 「島村抱月」という面白過ぎるキャラクターの内側を描いた、ある種の「愛情論」と言っても良い一編。前巻のネタばらし的な部分はお家で読みましょう, 2016/5/12
Amazon.co.jp: 安達としまむら (6) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
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593:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/05/12 21:51:43.23 発信元:52.69.156.204 .net
「クレイジーサイコレズ」vs「空気投げの達人」みたいな様相を呈し始めた前巻からいよいよ、物語の行く末が読めなくなってきた入間人間の人気シリーズ
「安達としまむら」だけど、個人的には記号的な部分が感じられる安達よりも中身の読めない女・しまむらの方が興味深い。世間的には安達の方がキャラが
濃いと思われているかもしれないけど、「こいつ何考えて生きてんだ?」という興味がわくのは俄然しまむらである。前巻で電話越しに4ページを超える
大暴走を仕掛けてきた安達を「めんどうくさい」の一言で斬って落とし、妹や樽見に手を引っ張られながらも、その全てを払いのける様な島村抱月という
少女が何を考えているのか?尽きない興味を満たすかの如く拝読
594:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/05/12 21:51:56.47 発信元:122.121.219.100 .net
物語は夏休み、しまむらを遊びに誘おうとやって来た安達だったけど、お盆は一家で田舎の祖父母の元に三泊四日の帰省をするから、というしまむらの
素気無い返事にあっさりと機先を制される羽目に。出発間際になっても当然といった顔をして島村家に居座ろうとするヤシロも無事追い出して祖父母の
元に出発したしまむらだったけど、お目当ては祖父母の飼い犬である老犬・ゴンであった。白内障で左目は光を失い、老いも衰えも隠せなくなっている
ゴンの姿を目にした事でしまむらの胸には「来年はあるのか?」と言い様のない不安が立ち込める事に。幼い頃に初めて出会ったゴンに情が移り
帰る間際にはゴンと別れたくないと大泣きをして別れを惜しんだ事を思い出し、ゴンの与えてくれた温かさを忘れたくないと強く願う様になるしまむら
やるべき事も無い祖父母の家での無聊を慰めるべく、ゴンを連れて川へ釣りに出掛けるが、やはり脳裏をよぎるのは幼い頃に川へ出掛けた自分を
迎えに来た祖母が滑って頭を怪我した事に対して芽生えた罪悪感や、他人に借りを作る事が苦手で「優しくなれない」自分への不安だったが…
595:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/05/12 21:52:54.00 発信元:125.212.217.215 .net
前半丸ごと、しまむら特集だけど個人的には大歓迎。上にも書いた様にあからさまなコミュ障の安達と違い、表面的には人付き合いが良い様に見えて
その内側には安達なんかとは比べ物にならない程、硬い壁を持つ島村抱月という少女が自らをどう捉えているのか、かなり明確に描かれていた
「優しくされるのが辛い」、「優しくなれないのが辛い」、「借りを返せないのが辛い」、「本気で想いを注ぎ続けた対象を失うのが辛い」……祖父母の家に
帰省中のしまむらの内面は思いっきりブルーである。何より来年はもう温かさを与えてくれないかもしれないゴンの事を想うだけで真っ暗な気分になる
しまむらの姿にはこれまで読者に見せてきた顔との落差もあって、何と言うか、非常に意外な印象を受けた
596:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/05/12 21:53:48.70 発信元:118.161.47.160 .net
どれだけ愛しても、永久に愛を返してくれなくなるかも知れない相手とどう向き合うか?完全にどつぼにハマったしまむらに婆ちゃんが掛けてくれた言葉が
実に良い。「あんたは潔癖過ぎる所があるね」、「そんなに律儀に生きなくても良いんだよ」、「周りとの関係を真っ平らであろうとしすぎる。高さがある事を
不自然に思う。あんたはうちの娘の子供とは思えないぐらいに誠実な子だよ」……借りを作れば返さねばならない、愛を与えられたら同じだけ愛し返さねば
ならない、無意識のうちに島村抱月を縛り、返せるだけの借りしか作らない、という歪んだ人間関係の中にしまむらを閉じ込めていた価値観をあっさりと
突き崩す様な祖母の歪みも含めて受容する様な包容力の描き方が実に素晴らしい
597:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/05/12 21:54:20.55 発信元:125.202.7.74 .net
「借りを返せないようならば自分に愛される資格は無い」というしまむらの愛情観は何とも生き辛かろうな、と思わざるを得ない。相手本位に過ぎて、自分が
どこにも存在しない様に思われるからである。そんなしまむらに祖母が示したのは相手を好きだから、今与えておかかないと、与えそびれてしまうから、
という自分本位の愛情の在り方、と言うべきかと。相手から嫌われる事も迷惑がられる事も込みで示す愛情の在り方があっても良いのだ、という考え方が
しまむらを根本から変える過程が本作の肝である
598:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/05/12 21:54:50.81 発信元:27.140.35.46 .net
ぶっちゃけ、狂ったように愛情を与えてくる安達を扱いかねていたしまむらだったけど、安達に見せた冷淡とも思える態度の底にあったのは「そんなに
愛を与えられても、返せないし、迷惑だ」という考え方だったのかな、と思う。そのしまむらが祖母の薫陶を受けて、自己本位な愛の与え方を学び
他人が自分を愛そうが、愛すまいが、そんなのは関係ないという考え方を知った事で、少しずつ安達を受容できるようになり関係がどのように変化するのか
今後の展開に期待するのはその辺りだろうか?
599:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/05/12 21:55:03.70 発信元:110.66.229.171 .net
ようやくフィジカ読み終わったけど言われてるほど悪くなかったな
まあ普通に読める
なぜか一人だけ物知りとか言ってる人いるけど
そういう公式チートだって説明されてたがなあ
600:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/05/12 21:56:09.86 発信元:209.177.158.80 .net
ぶっちゃけ、狂ったように愛情を与えてくる安達を扱いかねていたしまむらだったけど、安達に見せた冷淡とも思える態度の底にあったのは「そんなに
愛を与えられても、返せないし、迷惑だ」という考え方だったのかな、と思う。そのしまむらが祖母の薫陶を受けて、自己本位な愛の与え方を学び
他人が自分を愛そうが、愛すまいが、そんなのは関係ないという考え方を知った事で、少しずつ安達を受容できるようになり関係がどのように変化するのか
今後の展開に期待するのはその辺りだろうか?
601:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/05/12 21:56:50.68 発信元:223.19.139.172 .net
こうやって書くとちょいとばかり重い話の様に思われるかもしれないが、実はシリーズ始まって以来、一番笑った回だったかもしれない。特に前回見せた
安達の大暴走電話は「ヤンデレの長語
602:りなんて今や珍しくも無いし、入間人間ほどの作家が随分と平凡な事をするのだな」と思っていたら、今回その 客観的真実が明かされ大爆笑。前回のアレが安達の主観世界だったとはwww客観的に聞くとクトゥルフ的な謎言語と化し「ワンスモア、プリーズ」と 言いたくなる様な代物だったとか…思わず、呼吸困難に陥りそうになったぐらい笑わせて貰った。本作のもうひと組の百合カップル日野と永藤の関係も 更にまた一歩前進。前進するけど永藤の発想が斜め上過ぎて、これまた大爆笑。女同士では永久就職は無理だけど、目指す方向はそっちなのかとw
603:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/05/12 21:57:17.45 発信元:23.102.232.156 .net
お馴染みの入間ワールドのリンク先は「クロクロクロック」。陶芸家・緑川に弟子入りしたあの娘っ子は意外なぐらいに愛されていたのだなあ、と
しまむらの祖父母のご近所さんを通じて思い知らされた
604:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/05/12 21:57:45.28 発信元:38.83.105.194 .net
終盤で文字通り「血を吐く様な」一世一代の告白を行った安達だったけど、お盆の帰省を経て人間的に大きく成長したしまむらが彼女をどう受け入れるのか、
その一方でしまむらに「均等に愛を与える必要の無い相手」とでも言うべき扱いを受けた樽見がどう反撃するのか、興味は尽きない。ドラマとしても面白く
愛情論としても十分に楽しませてくれたシリーズ第六巻であった
605:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/05/12 21:58:15.74 発信元:113.171.0.46 .net
5つ星のうち 5.0 「島村抱月」という面白過ぎるキャラクターの内側を描いた、ある種の「愛情論」と言っても良い一編。前巻のネタばらし的な部分はお家で読みましょう, 2016/5/12
Amazon.co.jp: 安達としまむら (6) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
URLリンク(www.amazon.co.jp)
606:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/05/18 02:26:32.65 発信元:36.12.92.99 .net
>>585
説明があろうがクソはクソだ分かったか糞
607:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/05/23 19:28:37.36 発信元:Kuc0Rrd .net
ラ板のgdgdで電撃スレ全部死んだけど、立て直す?
608:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/05/24 05:41:48.79 発信元:120.75.159.217 .net
まだあっちで捨馬だ三木だってわちゃわちゃ騒ぎたいんなら勝手に立てればいいじゃん
好きにしろよんなもん
609:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/05/24 06:14:51.09 発信元:49.98.133.42 .net
次スレ立てたけどオイコラでテンプレ貼れないので、どなたかテンプレ貼りお願いします
【脅迫・荒らし・ステマ】電撃文庫総合305 【角川AMW】 [無断転載禁止]?2ch.net
スレリンク(magazin板)
610:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/05/25 22:47:07.96 発信元:1.21.36.2 .net
まだ立て直されてない作家スレがいくつもあるわけだけど、
再生しないときはここで感想語ってもいいのかな?
611:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/09 21:33:07.53 発信元:182.249.240.30 .net
来月の新刊、くっそつまんなさそう…
612:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/11 21:30:19.10 発信元:219.255.197.90 .net
5つ星のうち 4.0 「生きる」、「生きて在り続ける」。その選択の「尊さ」、「美しさ」、「儚さ」……そして「罪深さ」を真正面から描こうとした一冊, 2016/6/11
Amazon.co.jp: 青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
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613:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/11 21:31:06.91 発信元:37.139.6.232 .net
「お前が無為に過ごした『今日』は、昨日死んだ誰かが必死で生きようとした『明日』だったんだ」という言い回しは折に触れては耳にする所ではあるけども
そんな重たい言葉を真正面から投げ掛けられても普通の人間には「そんな事を言われても」と途方にくれるか、精々が「他人の事なんか知った事じゃない」
と必死でやり過ごそうとするのが至極普通の受け止め方かと思われる。個人的には実際に「生きて在る」人間であればその受け止め方は尤もだと思う
614:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/11 21:31:40.53 発信元:180.131.18.38 .net
自分の未来が他人の未来と交換可能であると考えるのはどうかしているし、仮に交換可能であったとしても交換対象である相手の未来がごく近いうちに
途切れてしまう、先の短い未来だと知って取り換えようとするバカも居るまい、とも思う。誰だって自分に残された時間=可能性を失いたくは無いからだ
他人を見捨てでも「生きて、在りたい」と願い続けるその姿勢は限りある弱い存在である人間が背負った原罪であり、だから人間は自分が生きているという
「罪」をやり過ごし続けている存在なのだ、とも言える
615:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/11 21:31:51.74 発信元:198.50.177.221 .net
ただし、その未来の交換相手が自分の過去における掛け替えの無い大恩人であり、それまでの人生における辛い場面で何度も支えとなってくれた相手
であればどうだろう?そう簡単に「やり過ごす」事ができるだろうか?返しようも無い程に恩を受けた相手を見捨てる事を先述した様な「所詮、他人の事
だから」とバッサリ切り捨てられる程に強い人間も中々いないという事ぐらいは知っている人も多かろう。その決断を下せるほどに冷徹になれないからこそ、
この究極の選択を前に人は途方に暮れるのである
616:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/11 21:32:00.03 発信元:52.62.226.144 .net
鴨志田一の人気シリーズ「青春ブタ野郎」の第六弾。主人公の咲太が妹の「花楓」を取り戻す代わりに「かえで」を失うという衝撃的な展開を描いた前巻から
9ヶ月待たされて突き付けられたのは、上に延々と書いた何とも途方に暮れる様なテーマであった。前巻の「かえで」の喪失を受け止めきれずにどん底に
落ち込み切っていた咲太の前に二年ぶりに現れて二年分年を取った様な姿を見せてくれた牧之原翔子。「花楓」に対する虐めから始まった乖離性障害と
それに伴う家庭の崩壊でボロボロになった咲太を癒し、「より優しくなるため」という人生の意味を教えてくれた女子高生が女子大生ぐらいの姿となって
梓川家に投宿。運が悪い事にそこへ咲太の年上の彼女である麻衣が現れてど修羅場な状況が生じてしまった場面から物語は始まってしまうのである
617:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/11 21:32:23.92 発信元:164.132.28.157 .net
扱うテーマは重たい本作ではあるけれども、序盤の展開は徹底してラブコメその物。ちょっと目を離した隙に「かえで」を巡って咲太が危機的状況に陥った
にも関わらず、それを救ったのが自分では無くある種の「元カノ」だったという事で恋人として立ち場が無くなった麻衣との関係がギクシャクしてしまうのは
当然なのだけど、それに加えて麻衣の誕生日をすっかり忘れるというあり得ないミスが重なった咲太の行動が高校生離れしている。まさか最終便の
北陸新幹線に飛び乗って神奈川県の藤沢から真衣先輩のロケ地である金沢まで行ってしまうとは!そりゃ麻衣先輩も二人羽織ぐらいは許可するってもんで
しかも翔子に張り合って梓川家で寝泊まりし様とするし…あーもう、畜生、リア充爆発しろw
618:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/11 21:32:40.76 発信元:199.115.117.212 .net
序盤の軽いラブコメ展開が落ち着くと、いよいよ本番「なぜ牧之原翔子という一人の人物が中学生の姿と女子大生の姿で同時に二人存在しているのか?」
というSF的な問いが読者に投げ掛けられる。投げ掛けられる問いはもう一つ、翔子が姿を露わした途端に再び血を流し始めた咲太の思春期症候群、
胸に生じた三本の傷が生じた理由も謎として立ち上がってくる。前巻までは妹を助けられなかった悔いの象徴であると思われた傷が、なぜか大人の姿の
翔子が姿を現す度に血を流す、その秘密を巡って物語は進行する
619:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/11 21:32:49.40 発信元:216.100.93.168 .net
大人翔子が梓川家に居続けたり、果ては咲太を誘い出してデートに連れ出した挙句、見学に訪れたチャペルでウエディングドレス姿を見せてくれるなど
(ちなみにこの場面でいつもの前作キャラのカメオ出演が…あんたらまだ式挙げて無かったんかい!)幸せを満喫する一方で、対照的に悲劇を背負った
キャラとして描かれ続けるのが既に物語の舞台に登場していたキャラである中学生の翔子。生まれつきの心臓の障害で入院生活を送り、医師からは
「中学を卒業できないかもしれない」と過酷な運命を突き付けられた彼女がずっと持ち続けていた一枚のプリント、小学生の時に授業の一環として
渡されたものの高校以降の空白を埋められないままの「将来スケジュール」がこの上なく重い。小学校一年生で「お花屋さんになりたい」と無邪気な夢を
口にした途端、担任の女教師が泣きそうになった姿を見た事で「自分は将来を望んではいけない、望む姿を見せてはならない」という年頃に見合わない
「我慢」を身に付けてしまった翔子という少女の覚悟の痛ましさが読者にとっても身を刻まれる程に辛い。幼い翔子が周りに負い目を抱かせまいと
笑顔で振る舞う姿が、また歯軋りしそうなほどに痛ましい
620:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/11 21:34:00.07 発信元:5.255.92.211 .net
幼い翔子が咲太に相談してきた「知らないうちに高校以降のスケジュールが書き込まれていく将来スケジュール」と理央の天才的な頭脳によって意外な
ほど早い段階で大人翔子の正体は露見するのだけれども、それが救いでは無く、新たな絶望へと繋がってしまうのだから、本当にこの作品は救いがない
大人翔子の胸に残る一本の傷跡、心臓のドナーが見つかり、移植手術を受ける事が出来た証明であるそれが、究極の選択を咲太に突き付ける事になる
展開は前作の主人公である空太が函館で突き付けられた選択に似た部分があるけれども、選ぶ相手は自分を想う少女二人でありながら、同時に
自分の恩人の未来と、自分自身の未来なのである
621:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/11 21:34:12.70 発信元:47.88.7.57 .net
幼いながらに周りの負担になるまいと過酷な運命に耐え続けてきた「翔子ちゃん」と、二度に渡って自分を絶望の淵から救い上げてくれた「翔子さん」
いつもの年上の恋人としての、当世切っての売れっ子モデルにして天才女優としての余裕の仮面をかなぐり捨てて感情を剥き出しにした麻衣先輩
そしていつものクールな態度を保ち続ける事が出来ずに感情だけの言葉を叩きつけてきた理央…あらゆる想いが咲太を縛り、振り回す後半から
終盤に掛けての展開は「誰かが願った明日の為に、自分の明日を差し出す事が出来るのか?」という究極の選択を突き付けられた、弱く限りのある
人間である咲太の姿を真正面から描いており、読んでいて何度その風景から色が消えて行く様な選択の「重さ」に絶句させられたか分からなかった
622:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/11 21:34:21.32 発信元:192.99.58.240 .net
そして絶望的な苦悩の果てに咲太が真実に辿り着き「翔子さん」が企てていた、ある意味罪としか言いようが無い選択を取らざるを得ない咲太が
その罪を負わずに済むよう仕掛けた計略に気付いてしまった事�
623:ェ最終的な悲劇に繋がってしまう…何とも最後の最後まで絶句の続く一冊であった 何をどう選んでも誰かの絶望に繋がってしまう様な「選択」。これ程のテーマををライトノベルという盤上で展開させて見せた鴨志田一の蛮勇とでも言うべき 鋭すぎる作家性は現在の作家性など押し潰されてしまいそうなラノベ界において奇跡と言って良いのではないだろうか?
624:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/11 21:34:46.34 発信元:61.19.250.51 .net
…で、これだけの作品を突き付けられて、なぜ星が一つ足りないのか、と疑問に思われる方もおられると思うが答えは簡単。本作は完全なる「引き」で
終わっているのである。つまり一番衝撃的な場面での「次回へ続く」で終わっているのである。次の回は今年十月であるそうだが、果たしてこの「引き」に
見合うだけの次回が用意されるのか、衝撃のあまりの強さに不安は募る一方なので、読者として何とも辛い四ヶ月となりそうである。それなら四ヶ月間
「積ん読」にしようかと思う方もいらっしゃるかも知れないが、バカな事はお止めなさい。今すぐ読んで、辛い四ヶ月を送るべきである。辛さを耐えしのぶ
だけの価値がある一冊なのだから!
625:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/11 21:35:17.74 発信元:47.88.170.226 .net
5つ星のうち 4.0 「生きる」、「生きて在り続ける」。その選択の「尊さ」、「美しさ」、「儚さ」……そして「罪深さ」を真正面から描こうとした一冊, 2016/6/11
Amazon.co.jp: 青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
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626:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/12 18:55:22.80 発信元:52.90.31.89 .net
5つ星のうち 5.0 感情が高ぶると溶けてしまう奇妙な体質の女の子と希薄すぎる自分の存在感に悩む少年が不器用ながらも少しずつ距離を詰めていく様を丁寧に描いたラブコメディ, 2016/6/12
Amazon.co.jp: 彼女はとても溶けやすい (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
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627:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/12 18:55:35.47 発信元:54.191.58.211 .net
丸山英人という作家について思う所を素直に申し上げれば「個性的なヒロインとハートウォーミングな雰囲気は良いのにストーリー構成が今一つで折角の
個性を活かし切れずにいる作家」という事になるかと。独自性のある作風の持ち主が消えるのは惜しいと思い「今度こそは化けてくれ」と念じつつ拝読
628:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/12 18:55:44.59 発信元:52.53.216.7 .net
物語の主人公は久田深弥、高校一年になったは良いけど彼の悩みはどうしようもなく薄い自分の存在感。出産を終えた母親が退院する時に赤ん坊だった
深弥を病院に忘れていったという逸話が残る程の存在感の無さは義務教育期間中に築いたささやかな交友関係を高校入学と同時にリセットされてしまった
事で、半月経っても顔見知りすら出来ないという状況を産み出していた。そんなある朝、途方に暮れたまま教室の机に突っ伏していた深弥が耳にしたのは
「私に触らないで!」という叫び声。声の主である重栖(えすみ)かなたは挨拶代わりに肩を叩こうとしただけと困惑する男子生徒を放置し、傍らにいた
沖島さんと手を繋いでHR前だというのに出て行ってしまう。明るい栗色の髪に類稀な美貌の持ち主でありながら周りを警戒する様な鋭い目つきが全てを
台無しにしたまま、事あるごとに唯一の親友である沖島さんと出て行ってしまう事で有名になっていた。昼休みになり、化学準備室で一人寂しく弁当を
食べていた深夜だったが、そこへ苛立った様子を見せながら入ってきたのは当の重栖かなた。存在感が希薄な深弥に気付かないまま実験用のテーブルに
頬を付け「ああ…冷たい」と気持ちよさそうな笑みを浮かべ油断し切ったかなたの顔を見るのはまずいと思いながら目を離せない深弥の前で信じがたい事
629:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/12 18:56:01.83 発信元:5.196.190.28 .net
が起きる。相好を崩していたかなたの顔が比喩では無く、物理的に崩れたのである。テーブルに張り付けられた頬と優美な顎のラインが重力に負けて
粘性の高い液体の様にふにゃりと垂れ下がるという奇妙な光景に思わず声を上げてしまう深弥。ようやく深弥の存在に気付いたかなたは悲鳴を上げて
身を起こすが、かえって余計な脂肪が無い筈の頬がぷるぷると震えてしまうのを見せ付ける事に。どうしたものかと狼狽する深弥だったが、そこへ
かなたの親友である沖島さんが姿を現し混乱するかなたを抱きしめて落ち着かせる。この隙に、と部屋を出て行こうとした深弥だったが、沖島さんからは
「重要な話があるから放課後、またここへ来てくれないか」と持ち掛けられる。放課後、化学準備室に赴いた深弥は沖島さんの口からかなたの体質、
普通の人より融点が低く、興奮すると身体が極端に柔らかくなる上に、極度の人見知りと恥ずかしがり屋の性格のお陰で沖島さんや両親の人間と接すると
すぐに溶けそうになるという秘密を解き明かされる。その上で、深弥を口が堅い人間だと見込んでかなたのコミュ力向上に力を貸してくれないかと
頼みこんでくるが…
630:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/12 18:56:21.12 発信元:118.161.76.89 .net
読み終わって思わずガッツポーズ。冒頭でも書いた従来の弱点「個性のある設定を活かせるだけのストーリーが築けない」という弱点を見事に乗り越えて
しっかりと起承転結を付けた、それでいて武器である個性的な設定を十分生かしたストーリーが展開されていたのである。なかなか壁が乗り越えられない
まま、消えて行く作家さんが多い中で研鑽の果てに、見事この作品を産み出した丸山英人氏にまずは拍手を送りたい。従来からの読者であれば間違いなく
「一皮むけた」という印象を受けるだろうと確信する
631:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/12 18:56:35.71 発信元:183.89.63.174 .net
物語の方は興奮すると体温が上昇し、融点が極端に低い身体が溶けてしまうという秘密を抱えたクラスメイトの女の子に協力する羽目になった、薄すぎる
存在感故に高校に入っても友達が出来ない事に悩む寂しい少年が互いに低すぎるコミュニケーション能力に悩みながらも、コミュニケーション改善を
目指して模擬デートなどを積み重ねるうちに二人の心の中には仄かな想いが芽生え始まる…という王道のボーイ・ミーツ・ガール系ラブコメとなっている
632:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/12 18:56:46.10 発信元:178.62.24.221 .net
設定こそ奇抜であるけれど(興奮すると体温が上がって身体が溶けるって、そりゃどこの冥神慶子だ?…あ、最近のラノベ読者は「メタルK」とか知らんか)
本作の特徴は主人公の深弥とヒロインであるかなた、そしてかなたの親友のクールビューティー、しれっと強烈な毒を吐く沖島さんの三人の思春期らしい
心の揺れを丁寧に描いた点にあるかと
633:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/12 18:57:07.42 発信元:176.9.134.141 .net
主人公の深弥は高校入学と同時に人間関係をリセットされてしまい、それまで薄過ぎる存在感を乗り越えて何とか築いて来た友人たちと離れ離れに
なっているのだけど、そんな深弥の携帯電話が中学卒業後、充電されないまま放っておかれている理由を模擬デートの最中、かなたに吐露する場面で
深弥という少年の人間関係に対する恐れと不安、そしてそこから逃げている自分に感じている情けなさを上手く表している
634:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/12 18:57:46.79 発信元:192.99.58.240 .net
「中学の頃までは僕も少ないとはいえ友達がいて、ケータイで連絡取ってたんだよ。だけど卒業してからバラバラになって、……怖く、なったんだ」
「怖い……?」
「僕は存在感が薄いから、学校で直接顔を合わさなくなったら、…忘れられちゃうんじゃないかって」
他人からしたら馬鹿らしくなるぐらいどうでもいい心配かもしれないけど。僕にとっては夜眠れなくなるくらいの恐怖だった。
「僕の方から積
635:極的に連絡すれば良いのに、返事が来なかったらって思ったら、それもできなくて。怖くなった僕は、……わざと、ケータイを電池切れにして 放置したんだ。連絡が取れない状況なら、連絡が来ているのか来ていないのか、うやむやのままにできるから」 忘れられているのではないと、自分を誤魔化した。 どこまでも自分本位で、身勝手な行いだ。誰かが電話やメールをしてくれていたら無視する形になるし、もしかしたら心配をさせてしまっているのかもしれない。 それらを全て分かっていながら、怖くて、逃げ出してしまった。しかも能動的にケータイの電源を切るのではなく、切れてしまったのだと自分に言い訳をする 卑怯な方法で。 「影の薄さを嘆いていながら、僕は改善するための努力をするどころか、それと向き合えてすらいないんだよ。だから、そうじゃない重栖さんに協力したいんだ」
636:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/12 18:57:56.81 発信元:47.88.15.211 .net
「中学の頃までは僕も少ないとはいえ友達がいて、ケータイで連絡取ってたんだよ。だけど卒業してからバラバラになって、……怖く、なったんだ」
「怖い……?」
「僕は存在感が薄いから、学校で直接顔を合わさなくなったら、…忘れられちゃうんじゃないかって」
他人からしたら馬鹿らしくなるぐらいどうでもいい心配かもしれないけど。僕にとっては夜眠れなくなるくらいの恐怖だった。
「僕の方から積極的に連絡すれば良いのに、返事が来なかったらって思ったら、それもできなくて。怖くなった僕は、……わざと、ケータイを電池切れにして
放置したんだ。連絡が取れない状況なら、連絡が来ているのか来ていないのか、うやむやのままにできるから」
忘れられているのではないと、自分を誤魔化した。
どこまでも自分本位で、身勝手な行いだ。誰かが電話やメールをしてくれていたら無視する形になるし、もしかしたら心配をさせてしまっているのかもしれない。
それらを全て分かっていながら、怖くて、逃げ出してしまった。しかも能動的にケータイの電源を切るのではなく、切れてしまったのだと自分に言い訳をする
卑怯な方法で。
「影の薄さを嘆いていながら、僕は改善するための努力をするどころか、それと向き合えてすらいないんだよ。だから、そうじゃない重栖さんに協力したいんだ」
637:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/12 18:58:16.94 発信元:37.139.6.232 .net
この孤独に悩みながら、その孤独を産み出しているのが自分自身だと理解した上で身動きが取れでいる内向的な少年が、自分の進めない方向へと必死で
進もうとしている同級生の女の子に対する素直な憧れを口にしてしまう思春期少年の弱さの描き方、実に良い。この自分の臆病さを思わず口にしてしまう
自意識こそまさに成長期の少年の特徴であり、それを丁寧に描き出す丸山氏の筆致の丁寧さ、弱さに対して向ける眼差しの柔らかさは今のライトノベル界
において実に貴重かと
638:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/12 18:58:31.13 発信元:203.66.159.44 .net
かくして少しずつ深弥とかなたの距離は埋まっていくのだけど、そこでかなたの保護者的役割だった沖島さんの苛立ちを入れてくる辺りも実に巧い。模擬
デートにかなたが持ってきてくれたお弁当を誉めた事で毎日弁当を作って来て貰える事になった事で舞い上がりそうになる深弥に「かなたは私以外に
友達ができたの初めてだから、まだ友達との距離感が掴めてないの」と釘を刺す場面を描く事で、二人の少女の関係が、百合というか、微妙な共依存的な
関係として続いて来た事を示し、自分がけしかけたコミュ力向上とはいえ自分の居場所を奪いつつある深弥に対する苛立ちを隠せなくなり始めた沖島さん
の微妙な心境の変化が生じて来た事を表現する辺りも作者の繊細さが感じられる
639:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/12 18:58:40.49 発信元:54.183.142.160 .net
この三人の微妙な関係の変化を描きつつ、次第にかなたの深弥に惹かれて行く気持ちが描かれるのだけど、元々が人間関係が極端に不器用な二人の
関係がうまく行く筈も無く、距離感を見誤った深弥のやらかしと、気持ちは完全に深弥に引き付けられながらも、極端に意地っ張りなかなたの性格のお陰で
気まずい状況が生じる中、不意の事故で深弥ともども窮地に陥ったかなたが、何とか脱出しようとした挙句ボロボロになってしまった深弥を守る為に
それまで頬が垂れ下がる程度の溶け方しか見せて来なかった体質をフルに発揮した事で自分自身の化け物ぶりを知られてしまい、深弥に嫌われてしまったと
思い込み、自暴自棄になる展開になるのだけども…そこからの30ページに渡る怒涛の展開を見事にまとめきり、見事にハッピーエンドにまで持って行った
ストーリー展開の巧みさにこそ、これまで作者に足りなかった「終盤力」とでもいうべき物語を締め括るテクニックの向上が確かに感じられた
640:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/12 18:58:51.54 発信元:165.139.71.1 .net
個性豊かなオリジナリティ溢れるヒロインの造形と、常に温かさ・優しさを失わない物語の雰囲気作りと言った従来の良さを保ちつつ、これまで活かす事が
できなかったヒロインの個性を展開の中で見事に活用して見せたストーリー展開能力の向上
641:。恐らくは何度も挫けそうになったろうと察するが、それでも 「何とか読者に自作で楽しんで貰いたい」と積み重ね続けた丸山英人の研鑽がしっかりと伝わって来るような、繊細な思春期の心の揺れを丁寧に描いた 珠玉の一冊である。何年も「あと一歩なのだが」と惜しい気持ちを読者に持たせ続けながらも修行を積み重ねる事で遂に壁を打ち破った作家の克己が 詰め込まれた様なこの素晴らしい一冊を是非手に取って頂きたいと強くお勧めする
642:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/12 18:59:02.81 発信元:92.222.170.208 .net
5つ星のうち 5.0 感情が高ぶると溶けてしまう奇妙な体質の女の子と希薄すぎる自分の存在感に悩む少年が不器用ながらも少しずつ距離を詰めていく様を丁寧に描いたラブコメディ, 2016/6/12
Amazon.co.jp: 彼女はとても溶けやすい (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
URLリンク(www.amazon.co.jp)
643:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/13 12:37:48.77 発信元:49.97.108.254 .net
06/10発売
●アクセル・ワールド 20 ―白と黒の相剋― 【著:川原 礫/絵:HIMA】
●ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.11 【著:聴猫芝居/絵:Hisasi】
●はたらく魔王さま! 16 【著:和ヶ原聡司/絵:029】
●未踏召喚://ブラッドサイン (5) 【著:鎌池和馬/絵:依河和希】
●GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン IX <下> 【著:川上 稔/絵:さとやす(TENKY)】
●青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない 【著:鴨志田 一/絵:溝口ケージ】
●エルフ嫁と始める異世界領主生活 2 ―そうだ、この異世界に学校を建てよう― 【著:鷲宮だいじん/絵:Nardack】
●ヴァルハラの晩ご飯 II ~オオカミとベルセルクの野菜煮込み(ラタトゥイユ)~ 【著:三鏡一敏/絵:ファルまろ】
●血翼王亡命譚 II ―ナサンゴラの幻翼― 【著:新 八角/絵:吟】
●彼女はとても溶けやすい 【著:丸山英人/絵:REI】
●ステ振り失敗!育成計画 ポンコツ勇者のシロとクロ ~赤魔法教官の災難~ 【著:石川 湊/絵:町村こもり】
644:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/13 12:38:31.72 発信元:49.97.108.254 .net
7/09発売
●ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン X 【著:宇野朴人/絵:竜徹】
●ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン V ―サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス <下>― 【著:時雨沢恵一/原案・原作:川原 礫/絵:黒星紅白】
●ドウルマスターズ4 【著:佐島 勤/絵:tarou2】
●最強をこじらせたレベルカンスト剣聖女ベアトリーチェの弱点 (2) その名は『ぶーぶー』 【著:鎌池和馬/絵:真早】
●ガーリー・エアフォース VI 【著:夏海公司/絵:遠坂あさぎ】
●マンガの神様 (4) 【著:蘇之一行/絵:Tiv】
●穿天のセフィロト・シティ 【著:平松ハルキ/絵:ぽんかん(8)】
●いもーとらいふ (上) 【著:入間人間/絵:フライ】
●女の子が完全なる恋愛にときめかない3つの理由 【著:土橋真二郎/絵:白身魚】
●あくまで魔王の究極菜譜(ターブル・ドット) ~行列のできる魔王食堂~ 【著:多宇部貞人/絵:zpolice】
●死想転生 フェオーリア魔法戦記 【著:旭 蓑雄/絵:ニリツ】
●マギアスブレード/異世界剣士の科学都市召喚記 【著:一条景明/絵:冬ゆき】
●もじょと極める異世界仰天生活 ―彼女�
645:フ作るポーションがいろいろとヤバいんです― 【著:黒沼 昇/絵:フルーツパンチ】
646:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/13 12:38:59.54 発信元:49.97.108.254 .net
8/10発売
●ソードアート・オンライン 18 アリシゼーション・ラスティング 【著:川原 礫/絵:abec】
●新約 とある魔術の禁書目録 (16) 【著:鎌池和馬/絵:はいむらきよたか】
●エロマンガ先生 (7) アニメで始まる同棲生活 【著:伏見つかさ/絵:かんざきひろ】
●ゼロから始める魔法の書 VII ―詠月の魔女〈下〉― 【著:虎走かける /絵:しずまよしのり】
●バッカーノ! 1935-D Luckstreet Boys 【著:成田良悟/絵:エナミカツミ】
●俺を好きなのはお前だけかよ (3) 【著:駱駝/絵:ブリキ】
●Babel ―異世界禁呪と緑の少女― 【著:古宮九時/絵:森沢晴行】
●ステージ・オブ・ザ・グラウンド 【著:蒼山サグ/絵:ひのた】
●転職アサシンさん、闇ギルドへようこそ! 【著:真代屋秀晃/絵:nauribon】
●かみさまドクター ―怪医イサナさんの症例報告― 【著:西塔 鼎/絵:人米】
●ラスボスでも出来る! アパートから始める世界征服 【著:犬川陽介/絵:籠目】
●このたび、勇者はモン娘をアイドルへ導くことになりました 【著:哀歌/絵:冬馬来彩】
647:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/13 13:13:58.60 発信元:122.21.88.92 .net
旭蓑雄は三度目の正直となるか。もちろん俺は買う
648:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/14 14:04:27.50 発信元:153.232.228.104 .net
犯人がわかりますんが良かったからもじょも買うと思うけど
タイトルとあらすじ的に期待できないかな
649:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/16 23:46:29.74 発信元:36.12.98.165 .net
>●ヴァルハラの晩ご飯 II
>●あくまで魔王の究極菜譜(ターブル・ドット) ~行列のできる魔王食堂~
こういうニッチでネタ被りって終わってるわ・・・
編集部も分かってるなら止めろよな
650:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/17 19:39:25.02 発信元:41.71.112.18 .net
>>630
異世界食事ものってもはやニッチではないのでは
651:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/17 23:25:24.03 発信元:182.249.240.40 .net
ネタ被りも勘弁だけど新作の本数多すぎ
売る気ないだろ
652:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/18 02:07:12.30 発信元:115.163.92.68 .net
>>630
いや読んでないんだろうけどさ、ヴァルハラの晩ご飯ってメシが主題じゃねえから・・・
653:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/18 14:20:47.31 発信元:133.130.123.27 .net
>>633
実際には違うとして、タイトルで被りを連想させるのは
マイナスにはなってもプラスにはならんのではないかい?
654:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/18 20:00:00.43 発信元:36.12.102.36 .net
>>633
タイトル詐欺か。余計悪いわw
655:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/18 20:03:22.98 発信元:36.12.102.36 .net
上げちゃったよ。まぁどうでもいいんだが
ニッチじゃないにしても変化球の、かなり癖のあるネタなわけでさ
そういう特殊ジャンルがかぶるって王道でネタかぶるのとは全然違うわけよ
いかにも真似しました、後追いしましたと思わせた時点でもう売り方としては失敗
読めば中身は違う?残念だけど読もうという気を起こさせることすらないわけでw
656:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/18 20:42:37.59 発信元:Kuc0Rrd .net
それは大賞の時にも思ったな
他のレーベルなら思い切ったことするなと感じたかもしれんが
電撃から出ると青春ブタ野郎の二番煎じ臭が半端なかった
657:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/19 03:22:18.36 発信元:115.163.92.68 .net
そもそも「ヴァルハラの晩ご飯」と「あくまで魔王の究極採譜」ってタイトル、
言うほど�
658:墲チてるか? ファンタジーで食べ物っていうだけでカブリだワーワーっつうんなら どんな事でも被りだって言えるわな レオ・アッティール伝と血翼王亡命譚と天空のアルデラミンは全部ファンタジー戦記もの(っぽい)から ネタかぶりだ! 編集は何考えてるんだ! ってか ニッチだとかなんだとか後付けの理由で単に文句つけたいだけ、終わってるってことにしたいだけなのが 見え見えなんだよなぁ・・・ まぁどうでもいいんだが
659:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/19 13:14:01.11 発信元:163.54.70.3 .net
>>638
被ってるかどうかはわからないけれど、新興ジャンルでの被りなら
「二匹目のなんとやら」を揶揄されることはあるだろうね
MW文庫などでよく見る、あやかしとか京都系の作品みたいな感じで
ファンタジ戦記はもはや広まりきった感があるのでそこまでは思われないのでは
660:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/19 22:24:57.01 発信元:182.249.240.4 .net
そもそもファンタジー世界の料理系って「ジャンル」より下位の「ネタ」レベルだからな
ジャンプにバトル物が複数あっても誰も文句言わないけど忍者ネタのバトル物が
連発されたらええ加減にせえよって言われるようなもん
661:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/20 05:44:54.21 発信元:153.232.113.185 .net
デスゲームとその亜種が5作ぐらい並んで載ってるマガジンは……
662:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/06/27 14:29:12.46 発信元:36.12.103.22 .net
>>638
でたよ極論馬鹿
663:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/07/03 23:48:39.26 発信元:153.230.32.185 .net
青春ブタ野郎最新巻読んだけど、これって事故を知った時点で心臓移植の目は消えてるんじゃないか?
”事故のことを事前に知ってる咲太”が”事故のことを事前に知らない咲太”と全く同じ条件で事故に合うなんて出来ないぞ
絶対に接触箇所や事故直前の反応やらが変わる。そういう条件が変わったら心臓が無事でかつ脳死なんて状態になるとは限らない
つまりただ無為に事故死する可能性がある
なんて細かいことまで考える作者じゃないなら普通に同じ条件で事故死するんだろうけどな
まあもう事故は別の形で起こっちゃったんで考える必要はないんですけどね(時間逆行しなければ)
664:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/07/12 20:52:56.12 発信元:75.189.154.223 .net
5つ星のうち 5.0 三十年近くをかけて「空っぽな人間」が出来るまでの幸福でむごい時間の流れを描いた「妹モノ」の常識を覆す様な一冊。「共依存」の怖さがみっちり詰まってます, 2016/7/12
Amazon.co.jp: いもーとらいふ (上) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
URLリンク(www.amazon.co.jp)
665:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/07/12 20:53:05.44 発信元:86.100.118.44 .net
世に「妹モノ」と呼ばれるジャンルの小説は数あれど、そのほとんどは肉親であり、家族である筈の妹を「異性」として見てしまった兄のあれやこれやを
描いた作品がほとんどで、結末がハッピーエンドであれ、バッドエンドであれ、その結末はやっぱり異性としての関係の果てにある事が多いかと
さて、この度電撃文庫切っての奇才・入間人間が読者に提示した新作は兄が主人公でメインヒロインが妹というフォーマットだけ見れば間違いなく「妹モノ」の
一つとしてカウントされるべき一冊なのだが、読んでビックリ、まさか男女の関係一切無しの「妹モノ」なんてのが出てくるとは…!
666:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/07/12 20:54:42.82 発信元:41.191.233.2 .net
物語は主人公の「俺」の視点によって語られる。面白い事に本作は登場人物に固有名詞が一切登場しない。語り手である「俺」から見た「妹」であり、
「父・母」、「彼女」、「同僚」は出てくるが�
667:゙らには等しく名前が与えられていないのである。物語の始まりは「俺」が三歳の時、「妹」なる存在が自分が 住んでいる家にしばらく病院にいた母親と共にやってくる時点から。「妹」が泣き虫で弱音を吐く以外の自己主張が少ない事もあって、まともに関係を 築く事も無かった「俺」だが、小学校五年生の夏に転機がやってくる。八月も末のある日、「てつだって」と泣きついて来た妹の絵日記ねつ造を助ける 羽目になった「俺」だが、ろくに外に遊びに行く事も無かった妹に友達がろくにいない事に気付く事に。この一件が切っ掛けとなり二学期から同じ子供部屋 で過ごす様になった妹は翌年も夏休みになると絵日記に困り、仕方無しに「俺」が提案した学校の向日葵を観察して日記を書く事に。「にーさんも行くの?」 と当然の様に「俺」の付添を要求する妹に付いて仕方無しに夏休みの誰もいない学校へと向かい絵日記を書く妹に付き合う羽目になるが、たまたま 通りがかった友人の「遊びに行かねえ?」という誘いを普段見せている兄としての顔を見られた気恥ずかしさもあってか、断って妹の付き添いを選ぶが その年の夏にあまり友人たちと遊んでいない事に気付く。堪りかねて妹に「お前さ、友達いないの?」と聞いた「俺」に「にーさんがいるよ」と前向きを装った 否定の返事を返す妹。そして時間は流れて行き三歳離れた妹が中学に入ると同時に「俺」は高校へ進学し、そして妹が高校に進学した春、「俺」は大学に 進学したのを機に一人暮らしを始め、その六月に大学の近くで体調の悪そうな一人の女性を助けた事をきっかけに、その女性と付き合う事になるが…
668:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/07/12 20:55:35.83 発信元:201.242.212.222 .net
冒頭の50頁ほどで三歳児だった主人公が大学生にまで成長してしまう展開の早さに驚いた。これで大学生の時点で時を止めて本編が始まるのであれば
まだ分かるが、もっと驚いた事に次の100頁で主人公の大学生活は終わり、就職するのだが、更に残された100頁で主人公は三十路一歩手前まで
至ってしまうのである。で、この三十年近い時間の中で主人公がどうなってしまうかと先に結論から申し上げてしまえば「空っぽ」になってしまったとしか
言い様が無いのである。バッドエンドで終わる「妹モノ」は数あれど、ここまで惨い結果に終わる作品はちょっとお目に掛かった事が無い…あ、いや9月に
下巻の刊行が予定されているのでまだ完全にバッドエンドと決まった訳ではないのだが、どう考えてもこの上巻終了の時点で物語がハッピーエンドの
方向に向かって進む絵が見えない
669:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/07/12 20:56:00.92 発信元:93.64.156.3 .net
主人公である「俺」の人生は自己主張が弱く、友達がろくにいない妹が絵日記に困った小学生時代、友人の遊びの誘いも断って妹に付き合う事を選んだ
辺りから狂い始める。それまで母親べったりだった妹が友人の有無を聞かれて「にーさんがいるよ」と答えるぐらいに兄べったりになってしまった事で、
妹を突き離す事が出来なくなり、高校の時点では友人の誘いに乗って遊びに行った事で「妹をほったらかしにした」という罪悪感を感じてしまうほどに
「深み」に嵌っている事を自覚する羽目に。「これは何かおかしい」と感じて大学進学とともに一人暮らしを始め、三年間は「妹抜き」の時間を過ごし、
彼女も作るのだけど、三年後に妹が当然の様な顔をして自分と同じ大学に進学し、アパートに同居し始めた事で全てが崩壊してしまうのである
(ちなみに二人の進学する大学は例によって「長い坂」に苦労させられるあの大学です。入間ファンにはお馴染みですね?)
670:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/07/12 20:56:38.93 発信元:213.144.132.98 .net
三年間付き合い続けたのに、彼女との付き合いよりも妹を大学に送り迎えする事を優先する様な男が彼女から「私は、私より大事に扱う女のいる男なんて
お断りよ」と切り捨てられるのは当然の帰結なのだけど。そういった痛い目に遭い、自分自身も「世間から見たら自分のやっている事はおかしいのだろう」
と自覚しながら、やっぱり「俺」は妹を年齢相応の存在として扱う事も、肉親とはいえ成人した男女として相応しい距離を置く事もできずに小学生の時と
何ら変わらない妹べったりな生き方を変えられずにズルズルと社会人になってしまうのである
671:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/07/12 20:57:25.20 発信元:119.104.94.44 .net
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672:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/07/12 20:57:43.28 発信元:202.153.130.221 .net
通常の「妹モノ」と全く異なる点はこの「俺」が妹を三つ下の庇護するべき存在として捉え続け、男女として対等に付き合うような存在として、性欲の対象と
しての見方を一切しようとしないのである。妹が女性であり、家の外に出れば悪い虫が付くかもしれないと不安になったりはするのだけれども、それは
男と言うよりも「親」に近い見方であってそこに男女の愛は一切介在しないという点が何とも面白く、またそんな関係が切れる事もないまま社会人になっても
ズルズルと続き、同僚やパートのおばちゃん、果ては妹の卒業が一年後に迫った時点で「妹が何を考えているのか、これからどうするつもりなのか
聞き出せ」と命じてきた両親の不安げな視線を受けても何一つ変わらず、変えようも無いまま続いてしまう展開には次第に先の見えない「深み」へと
ハマって行く様な不安を「俺」と読者の胸の内にムクムクと膨らませて行く様な不気味さがあった
673:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/07/12 20:58:16.83 発信元:213.57.90.224 .net
そして、終盤でずっと自分に守られ続ける存在であると思い続けてきた妹に「小説家になる」という目指すべき目標がしっかりと存在し、しかもその目標に
手が届きそうになった時点で「俺」は膨らみ続けた不安の正体を知る事になる。自分が弱い妹が好きなだけであり、そんな妹に頼られる自分が大事であり、
望んでいた物が小説家になった妹では無く、なろうとする妹を支えるという状況の方だった事を突き付けられるのである。それまで自分が妹を庇護して
いたとばかり思い込んできた関係が単なる共依存の様な状態であり、妹が自分への依存から抜け出した事で自分が「妹を庇護する自分」に縋って、
三十路を前に何の中身も無い存在に成り果てていた事が無惨なまでに突き付けられてしまうのである…数々の「妹モノ」を読んできた小生ではあるけど
これほどまでに惨たらしい展開を迎える作品は…ちょっと覚えが無い
674:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/07/12 20:58:32.25 発信元:207.45.164.29 .net
この三十年を掛けて「妹のためなら」以外の物が何も無くなってしまった救い難い男の人生がどうなってしまうのか、ちょっと見当もつかないが、どんな方向
へと転ぶにしても、面白くなるのは間違いない。間違いないから…二ヶ月後にでる下巻をひたすら首を長くして待つ所存である。ありきたりな「妹モノ」が
この奇才の手に掛かれば、かくも残酷で救いの無い物語へと仕立て上げられてしまうのかと改めて入間人間という作家の才能の底知れなさを思い知らされた
675:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/07/12 20:58:54.46 発信元:54.186.238.90 .net
5つ星のうち 5.0 三十年近くをかけて「空っぽな人間」が出来るまでの幸福でむごい時間の流れを描いた「妹モノ」の常識を覆す様な一冊。「共依存」の怖さがみっちり詰まってます, 2016/7/12
Amazon.co.jp: いもーとらいふ (上) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
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676:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/07/17 12:43:33.69 発信元:163.54.70.3 .net
5つ星のうち 2.0 恋愛の「価値」を様々な状況で測ろうとした実験的色合いの強い作品。小説を読んだというよりも小劇場の前衛劇を見たかの様な印象が残った, 2016/7/17
Amazon.co.jp: 女の子が完全なる恋愛にときめかない3つの理由 (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
URLリンク(www.amazon.co.jp)
677:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/07/17 12:44:02.27 発信元:216.220.165.62 .net
随分前からお名前は存じていたけど何故か手が伸びなかった土橋真二郎氏の作品に初挑戦。ゲーム的な要素が強い作風が売りの作家さんだと聞いて
いたけど、今回はタイトルからラブコメ的要素が強いのではないかと思い、この機会に未知の作家さんに触れるのも良いのではないかと思い拝読
678:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/07/17 12:44:42.40 発信元:140.116.72.110 .net
物語は学校独自のSNSを管理するサークルの部長を務める高校生・神崎京一がサークルの規模が大型化したとの理由から生徒会の立会いの下で
公式に部長を決める投票へと臨む場面から始まる。これまでサークルで果たしてきた役割からこの投票が対立候補の出ない単なる信任投票だと思い込み
安心しきった態度で雑用係の女子と駄弁っていた京一だったが何故か対立候補として他の男子が立候補していた。それでも自分の当選を疑わなかった
京一だったが投票の結果は一人を除けば全員が対立候補に。怒り狂ってサークルを脱退し新規で部を立ち上げる事を表明した京一だったが、票を入れて
くれたと思っていた彼女ですら付いてこようとはせず、付いて来たのは雑用係の女子・鈴木夕凪だけであった。神埼のSNSは男女がコミュニケーションを
取り易くて素晴らしかったと誉め称える夕凪は自分は恋愛のお手伝いがしたいのだと言う。南プロヴァンスで自分を育ててくれた祖母がお祭りで占いを
したり、恋の魔法をかける職業魔法使いだった事からその後を継ぎたいと願った夕凪だったが、断られ、自分の通う学校で多数の男女の仲を取り持ち、
恋を育む事を条件として課されたらしい。夕凪と二人で新規のサークルを立ち上げる事にした京一だったが、あれだけ上手く動いていたサークルから
追放された理由だけが引っ掛かっていた。悩む京一に「禁を犯したのが理由です」と声を掛けて来たのは中学時代の後輩であった青山亜衣。生徒会から
危険分子として睨まれた事が原因だと語る亜衣に、小中高の一貫教育のこの学校で高校から入った外部生である京一は内部の人間関係にも根回しを
怠らなかったし周りのサークルにも利益供与を怠らなかったと反論するが、原因は金では無かったらしい。亜衣が京一に明かした追放の原因、それは
「先輩の失敗は恋愛に手を出した事にある」という意外な物だった。恋愛は何よりも金になるが、その恋愛を金に換えるシステムは既に学園に存在し、
そのシステムを管理しているのは女子だと言う。男子には見えない莫大なルールを運用し、ビジネス化しているのが生徒会だと明かした上で亜衣は
京一と夕凪に自分の所属しているサークルとの提携を申し入れてくる。女子の相談に乗るそのサークルは夕凪の血統を必要としているらしいが…
679:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/07/17 12:45:26.90 発信元:203.181.31.117 .net
うへえ…これはまた強烈に人を選ぶ作風だなあ。読み終わった後で残ったのが「小説を読んだ」という印象よりも小劇場で上演されている前衛芸術を
売りとした劇団の実験的な演目を見せられた様な「何かよく分からんが、とにかく自分は『何か』を強烈に訴え掛けられたらしい」という違和感たっぷりの
余韻とでも言うべき代物。正直に言ってしまえば、この作品で作者が何を読者に問いかけたかったのかが読み終わった今でもあまり理解できてない
680:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/
16/07/17 12:45:46.47 発信元:122.52.169.190 .net
構成の方もかなり独特。一応は主人公の京一が自分が立ちあげたSNSサークルから追放した生徒会に反抗するべく、雑用係だった夕凪と二人で新規に
部を立ち上げようと足掻いては小中学校からこの学校に通っていたエリート層に牛耳られている恋愛システムに阻まれてしまう、という流れにあると
思うのだけど、各章の独立性が強いというか、各章ごとにまるで別の作品を読んでいる様な印象を受けた。ある章で記憶障害の女子の前に現れた二人の
元彼氏の争いごとに巻き込まれたと思ったら、次の章ではアニマル村と題したSNSの運営を始めたり、またその次の章では京一が地下に閉じ込められて
女子の支配する監獄を脱出を目指す展開になったり、女性型アンドロイドたちの恋愛学習にモニター役として関わったりとおよそ章の間に連続性とでも
言うべき物が感じられず、読んでいて「これって一続きの話なんだよな……?」と不安感が湧く程、章ごとの毛色が違うのである