18/07/24 14:26:39.03 4vY1B7fL0.net
確かに、手塩にかけた娘を嫁に出す父親の気持ちは紛い成りにも理解しているつもりだ。その心配や嫉妬、老婆心も
寂しい事だが、同時に子の幸せを願わない親はいない。それは荒涼とした人心、退廃的な思想と絶えず追従してくる革命の名を騙るドラスティックな謀略の渦中に永劫晒される宿命の世界にあって、人間である私の素朴な感傷の一つでもある
惨めなものだ。そうやって流転していく時間に生きるしかない我々人間は、朽ちて死ぬまで時の見せる無常と戦わなくてはならない
怯える者、戸惑う者、立ち向かう者、諦める者、それは個人の生き方であり肯定も否定もするつもりはないが大切なのは例外が無いという事だ
私達はいつも、それら諸行無常という黒幕に踊らされている悲劇の従者だと言えるだろう
その点を鑑みれば世界の都合にも個人の人間らしい抗い方にも違った感覚が芽生えてくる
各言ってはみても肌身の寂しさが薄れるものではないが、それは哀愁だよ。人に無くてはならないものだ
我が子とは互いに何処かで甘えあって行ける間柄でいい。もっとも、そう思うこと自体が私の我儘かもしれないが…
旧世紀から謀られる君主の敗因など結局は己の詰めの甘さが故よ。「それでも君がいて良かった」と気付かせてくれる事が子を授かった人間の持てる醍醐味かな
風邪をひくな、暑さで体を壊すな、ちゃんと食べているか、歳を取ると顔を見る度にそんな事ばかり聞きたくなってね。笑い話だよ