20/08/27 23:58:33.95 FCDRW/MF0.net
>>60
(生い茂った背の高い雑草を掻き分け、三島の後を追う天道と加賀美)
(舗装された小径に出ると、右手の先に、救助に駆けつけたゼクトルーパーの肩を借りて、三島が足を引き摺るようにして歩いている)
(三島の前後にも 護衛の兵士が 一名づつ。 前方には 黒塗りの乗用車と 銀色のZECTのバンが停まっている)
天道 「ひよりは 何処だッ! (必死)」
(呼び止める天道の声に、護衛の兵士達が振り返って 銃を向ける)
(三島も足を止めて振り返り、天道を睨む)
三島 「…なんだ、貴様ァ?」
(三島の右手には 手錠で繋がれたアタッシュケースが しっかりと握られており、ケース表面を水滴が伝っている)
加賀美 「一体、何が起こっているんだ…?」
三島 「…知らんな (しらばくれる)」
(突き放すように告げると、 そのまま、また前を向き、歩き出す)