20/05/04 23:56:36 vISa2WR60.net
>>422
(それを合図に、 向かい合って立っていた生簀とじいやが それぞれ 専用の調理台へ向かう)
(生簀は 黒包丁を正眼に構えた後、真っすぐ 頭上に掲げ、円月殺法の如く、両腕を大きく回転させ始める)
生簀 「ハァ~~~ッ (調息)、ウンッ! (逆手に持った包丁の柄尻に、気合いを込めて 左手の掌を当てる)」
(対するじいやは ハモの尾を左手で掴んで 掲げ持ち、ゆっくりと鱧切り包丁を構える。 自然体の構え)
(匠の技を持つそんな両者の様子を 正面奥の判定者席に座る陸が 固唾を呑んで見守っている)
(じいやが まな板の上のハモの頭を ざっくりと包丁で切り落とし、調理が開始される…)
(カブト 第29話より)