20/05/03 00:00:01.18 IFN6E+hv0.net
>>414
(各国有名シェフの料理食べ比べを行った部屋。 円卓で 中国茶を入れている陸。 傍に控えて立っている三島)
(茶壺の蓋を開け、茶缶より 茶葉 を茶杓で掬って入れる)
陸 「三島、 大丈夫だろうな、(茶壺に 銀のポットで 湯を注ぎ、温める) 今度の料理も」
三島 「それを確かめてもらう為に、あなたに 料理対決の審査員になっていただいたのです」
(温めた茶壺と茶杯の湯を 一旦、茶船に捨て、もう一度、ポットから 茶壺に お湯を注ぐ陸)
三島 「どうか ご自分の舌で、判断して下さい」
陸 「……うむ、(二人分の茶杯に 茶を注ぐ) 楽しみな事だ」
(皿に載せた茶杯を 陸が 三島に手渡す。 受け取る三島。 一息で飲み干す二人)
陸 「あ~… (味に満足した声を上げる)」
(味覚の無い三島は 興味なさげに 横を向く…)
(カブト 第29話より)