23/06/18 17:00:19.48 5AuBS1mWd.net
古沢嘉通 @frswy
印税率下げるより、本の本体価格を上げる方が、誰にとってもメリットが大きいんじゃないか。
この本、訳者が搾取されてるのね、と思いながら訳書を読みたくないでしょ。
多少値段が上がっても買いたくなる本にすればいい。
本の分配率は、一般的に日本人著書の場合、出版社60%、取次10%、書店20%、著者10%。
翻訳の場合、著訳者印税が原著者7%と訳者8%で合計15%になり、その分、出版社の取り分が減って55%になる。
訳者印税を削るというのは、ここを削って出版社取り分を増やすという行為なのね。
印税率を削らないと出版社が潰れるというのなら、そんな出版社は潰れてしまえばいいんじゃない?
少なくとも役員報酬と従業員の給料を3割削減してから言え(印税が8%から5%に下がるというのは、印税が37.5%、7%から5%なら約29%減るということだ)。
印税率のことになると、編集者は一様に口が重くなる。8%から7%に下がったとき、
「申し訳ないけど、取引のある翻訳家全員にこの条件でお願いすることになった」と言われ、
「8%から7%というのは、12.5%収入が減るということですよ。あなたの給料、それだけ下がることを想像してみて下さい」
と言ったら黙っていらっしゃったな。雇われた身の辛さは、わかるし、経営者や役員や経理が決めたんだろうけど、戦ってほしかったなあ。
著作物の肝は、著者(訳者含む)でしょ。そこを搾取しちゃダメじゃないかな。