17/01/07 10:32:29.81 +YD6fQlL.net
>>931
ヤンが歴史家志望だったってのは後世の歴史家(及び読者)とユリアンくらいしか知らない事実だから。
ラインハルトが大マジに「偉大な敵将を凡庸の海に沈める」ことを狙うなら、ヤンの素行(経歴含め)を
調べ上げ、「ヤン・ウェンリーは軍人よりも歴史学者を志していた」ことに気づいて、「学芸尚歴史学部長の
地位をあげるから帝国の歴史をまとめてくれないか?」と誘うこともあったかもしれない。
でも、「帝国元帥にしてあげようか?」「いりません。このまま退役しますので」で納得してたから、
ある意味ラインハルトは「軍人としての範疇」からしかヤンを見てなかったんじゃないかな。レンネンカンプと
同じように。
そして、ヤンには平穏な余生を過ごしてほしいと考えると同時に「いつかまたヤンと戦う日が来るかもしれない」
とも考えていたと思う。
だって、ラインハルトが欲していたのは富でも名誉でもなく、「強大な敵」だったから。
当初の目標は「姉とキルヒアイスと3人で仲良く暮らすこと」だったけどね。