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>>131
●市村(憲法要論八六頁八七頁)
權利は法の制作物なり。
特定の法律利益を充實し得る法律上の状態なり。
(行政法原理二八頁二九頁)
權利は法を以て初めて發生す。
權利の内容は法益なり。
●佐々木(日本行政原論一三○頁)
權利は法律利益を自占する爲に法に依りて承認せられたる意思力なり。
●副島(日本帝國憲法論七二二頁)
權利は法律が與へたる意思の力なり。
●岡實(行政法論綱五五頁)
權利は法に依りて定められたる意思の力なり。
●島村(行政法要論二五頁)
權利は法に因り自己の利益の爲に意思表示を爲し得べき範圍なり。
●富井(民法原論四三頁一○七頁)
權利は人格相互の關係に於て、其の一方が他方に對して一定の利益を享受する法律上の能力なり。
●江木(民法汎論七九頁)
權利は法律の規定に依り或確定の範圍内に於て、一私人に屬する所の力なり。
●梅(民法要義四頁)
權利は法律に依りて許されたる行爲の範圍なり。
●平沼(民法總論一○○頁一○四頁)
權利は法律利益の享受を完ふする爲法律の保護に依りて活資の上に有する支配力の範圍なり。
法律は權利を創設するものなり。
法以前に權利を有せず。
●仁井田(明治大學講義民法總論二三頁)
權利は利益を享有することを得べき力にして、法律が賦與し且つ擔保したるものなり。