21/05/08 22:11:37.97 1k7PYKYh.net
>>62
真面目に答えますと、
>>54の旧仮名臣民が挙げた年表の「神社非宗教化」というタイトルにありますように、
「宗教関係者による国民教化運動」且つ「宗教団体の体のままでの国家神道国教化」
という一面に於いては失敗しているのですが、
政府は神社非宗教論を打ち出す事で、政教分離と信教の自由を国民に「建前上」保障する一方、
天皇を頂点とする国家神道体制を確立して行きます。
先述した「日本型政教分離」ですね。
「建前上」は国家神道は天皇を頂点とする国家の祭祀を担うイデオロギー装置でありつつ、
その「非宗教的な」性格を強調しながら、
愛国心や祖先崇拝、天皇崇拝へと節合させた、所謂「臣民道徳」を浸透させて行きます。
また、一方では廃仏毀釈で1870年代前半に各地で仏教寺院の破壊や仏像などの廃棄や転売、
僧侶への還俗の強制といった仏教に対する排撃運動が盛んに行われています。
実際、全国的な廃仏毀釈運動によって日本各地で数万もの寺院が破壊され、
数多くの仏像や仏教美術品が海外に売却され、墓地の破壊も行われています。
そしてもう一方では、政府は>>23で触れた様に、
教育勅語奉読、神社参拝等学校現場での国体イデオロギーの教育への統制を行っています。
と言う意味で私の示した物が何も揺らが無いと言っているのです。