21/02/19 11:02:23.76 T1MEsbpA.net
さて、このスレでは往々にして「敗戦の責任(の一端)は天皇にあるんだッ!」という言説が見受けられます。
しかし、この言説には大きく2つの問題があると言えましょう。
1:大日本帝国のどの判断が間違いであったのか。
そして、その判断が間違いであることは、当時の日本人の知識でどこまで見えていたのか。
それらをまともに検証もせず、ただ「悲惨な結果が出たからには結果責任があるんだぁ~」と述べる論理は、
時の施政者に天災の責任を負わせるオカルティズムと何も変わらないのではないか。
2:実際の判断を国民が行い、昭和天皇陛下は良くも悪くもお神輿に過ぎなかったときに、
現代の有権者である我々が「けんぽーではてんのーがしゅけんしゃだったからせきにんあるの!」と思考停止で責任を押し付けるのは、
《人民は誰の指導・監督を受けることもなく、自らで政治的判断を行える》という民主主義の大前提を冒涜する行為ではないか。
正直、保守派の立場から見ても、旧日本軍の問題点は数多く存在します。
自分を「結果だけを見て生贄を捧げようとする迷信者」「王に導かれなければ生きられない奴隷」に貶めてまで、
本来、誰の指導・監督を受けずとも自ら政治的判断を行えるはずの存在に、物事を任せただけの人間の責任を延々追及するような愚行は、
今の有権者が取るべきではないでしょう。