20/05/15 20:00:06 T2utP5VW.net
>>464
> ボーダンの混同は、「国際社会での主権」と「国内での主権」を混同した事でしょ?
固よりボーダンの混同以前に「国内での主権」等と云ふ概念は固より存在してゐない(嗤)。
主權、佛蘭西語「スーヴラン(Souverainete)の原義は最高獨立と云ふ意味。
> このように美濃部氏も主権には複数の意味がある事を理解している。
> そして、それが正しい言葉ではない、と主張しているだけだよ。
「~
君主主權説といひ又は國民主權説といふは、之に反して國家内に於て何人か最?の權力を有す可きかの問題なり。
一は國家の權力の性質の問題にして、一は國家内に於ける權力の所在の問題なり。
二者は全く關係無き別個の問題たり。
不幸にしてボーダンは、此の二の問題を混同し、而して此の混同は、第十七世紀及び第十八世紀を通して行はれ、
其の混同の儘に於て歴史上偉大の影響を及すに至りたるなり。(畧)
君主主權説といひ、國民主權説といふは、政治上の主義の問題にして、主權の本來の觀念とは何等の關係無き別問題なり。
政治上の主義としても、君主主權又は國民主權は何れも必ずしも絶對の眞理に非ず、各國特殊の歴史と國民の政治事情とに依りて決す可き問題なり。
其の本來の觀念に於ては、主權とは國家の權力の屬性たるに外ならざることを明かにすることを得たるなり。」
↑何うして最後迄讀まないんだ(嗤)。