20/01/10 00:17:21.82 Ig7ETkjG.net
(>>465の続き)
従来の安倍首相の説明によれば、憲法を改正しても、「自衛隊の任務や権限に変更を生ずることはない。」とされてきた。
また、自民党の言う「自衛隊明記」という言葉自体、今ある自衛隊をそのまま憲法上明記するのみであるかのような印象を強く与えるものである。
しかしながら、自民党のたたき台素案においては、①許容される自衛の措置ないし武力の行使、②自衛隊が保持し得る実力の程度、のいずれの観点においても、
あえて「必要最小限度」という要件が削除されているのであって、憲法改正の意図が、単なる「自衛隊の明記」という点にあるわけではないということは明らかであろう。
したがって、憲法改正に対する賛否を判断するにあたっては、単に「自衛隊の明記」という言葉の印象のみにとらわれるのではなく、
その改正によって、いかなる事態が発生し得るか、ということを慎重に見極める必要があろう。