19/10/16 23:47:30 /Ybc8StV.net
「天皇の写真、燃やしちゃった問題」に関しては、以下のような説もあるみたいですね。
>富山県立近代美術館で展示されていた裕仁の写真を使ったコラージュ(大浦信行『遠近を抱えて』)が
>自民党議員や右翼の攻撃を受けて展示中止となり、そのうえ図録までもが焼却処分された事件
>― つまり、実際に天皇の写真を焼いたのは富山県で、焼かせたのは自民党や右翼だった
>― への抗議を意図して制作されたものなのだが、もちろん頭の悪い右派にはそんな経緯など理解できないのだろう。
■富山県立近代美術館事件(URLリンク(artscape.jp)富山県立近代美術館事件)
さて、「原子爆弾」をテーマにした絵画もあります。
「日本人が焼ける絵」を描いているわけですが、日本人への侮辱のために「焼ける絵」を描いているわけではないですね。
「日本人をむごたらしく焼いた者への強い抗議」を込めて描いているわけですね。
だから、「日本人を焼く絵など、日本人への侮辱だ!」にはならないわけです。
もし今回の作品が「富山県立近代美術館事件」に対する抗議であるならば、
それは「天皇の写真を実際に焼いた者への抗議」なわけですね。「原子爆弾」を扱った絵と同じ構図なわけですね。
となると、単純に「侮辱だ」とは言えないわけですね。
芸術(“自称”も含む)の解釈とは、このように複雑で難しく、奥が深いのです。
モノゴトを「ゼロか100か」でしか測れないような短絡的で単純な人にとっては
「侮辱だ!」の一言で終わりにする方が「脳に優しい」のでしょうけどね。