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●「ファーウェイ」は、インターネットのファイヤウォール「金盾工程」の鍵であるA8010アクセスサーバーや、
AI顔認証システム付き監視カメラネット「天網」や、農村人民を管理するシステム「雪亮工程」に使う技術を、中国政府に提供している。
これらは、中国が、2020年までに完成目標とする社会信用スコアによる「人民管理・監視社会実現」の鍵となる。
●西側の投資家や企業が中国に儲けさせてもらっても「その投資が人権弾圧に使われて良心は痛まないのか」と問われれば返答に困ろう。
「ファーウェイ」製品が安く品質が良くても、中国の人権弾圧に加担する企業とすれば、西側社会の消費者が受け入れるかどうかに立ち戻る。
●「ファーウェイ」問題は、国家安全問題だ。
「ファーウェイ」のスパイ行為は、CIAが執念深く追跡し、米司法当局は今回の孟晩舟の起訴にはそれなり自信をもっているのだろう。
Tモバイルのスマホ品質検査に使うロボットTappyの技術を盗もうと、ファーウェイ社員が写真撮影しロボットを持ち出したという。
技術持ち出しに成功した社員にファーウェイは報奨金を与えた。その組織ぐるみの犯罪には証拠のEメールがある、としている。
ファーウェイ社員のスパイ行為はポーランドでも発覚。今後、同様のケースがいろんな国で明るみになる可能性が大きい。
●こうした情勢で、中国経済に依存していた親中国国家のドイツを含めて、EU各国は「ファーウェイ」排除に足並みを揃え始めた。
「ファーウェイのスパイ行為は国家安全にとって危険すぎる」という認識が芽生え始めたようだ。
●米国はじめ西側各国が、建前で掲げるように、本当に自由・人権・フェアネスを重んじるのかには、反論もあろう。
西側諸国も搾取や人権弾圧をやってきたし、現在もやっている部分がある。
だが、面と向かってその良心を問われれば、ソロスの言うように「習近平は自由社会の最も危険な敵だ」という結論に行きつく。
(2019/01/31 JB Press)