18/10/30 11:06:12.84 4HkEmP2T.net
中国脅威論。
気持ちは分かる。かつて中国は中華文明を築き、世界に覇権をとなえ、政治、経済、技術、学問、哲学、美術などの中心であった。
歴史上、日本も多くを学び、多大な影響を受けてきた。
確かに現在の中国は知的財産権などの分野で問題がある。しかし、現在の北京、上海、深センなどの知的エリート層は北京大学、精華大学など世界屈指の大学に学ぶだけでなく、アメリカのアイビーリーグ大学やヨーロッパの名門大学などにも留学して確実に力を蓄えてる。
その学生数、実力、潜在能力は日本の大学生の実力を上回る。東大生、京大生ですら中国のトップエリートには及ばなくなってきている。
今後、学術研究で日本と中国が正々堂々と真っ向勝負して、ノーベル賞受賞者数、学術研究分野で日本が中国に負ける時代があと10年、20年先に待ってると言われている。
有事の国力を高めることも大切だが、実は平時の国力を高めることのほうがもっと大事なのだ。なぜなら永遠に武力衝突し続けることはできないし、国家間の全面的な武力衝突は限定的になりつつあるからだ。
歴史的に、日本が繁栄した時代は武力によってではなく、交易によってもたらされたことは偶然ではない。