18/09/25 05:05:57.34 MqdwmRFR.net
防衛省は、尖閣など離島防衛を強化するため「高速滑空弾」の開発を進める。
高高度に打ち上げたミサイルから分離させた弾頭を、超音速で地上の目標に落下させるもの。
陸上自衛隊による離島奪還戦力の一つと位置付ける。当初の計画より開発を約7年早め、2026年度の実用化を目指す。
発射装置は移動式とみられる。射程が比較的長いことから、防衛省が空自に導入する対地攻撃型の
長距離巡航ミサイルと合わせて敵基地攻撃能力があるとみなされ、周辺国から警戒される可能性も。
滑空弾はロケットモーターで推進。高度数十キロで弾頭が切り離され、大気圏内を超音速で地上の目標に向け滑空、着弾する。
高速で対空火器に迎撃されにくく、敵が侵攻した離島周辺の島から発射する。
東シナ海で活動を活発化させる中国軍の脅威に対処するため、宮古島や石垣島に陸自の地対艦誘導弾の
ミサイル部隊などを配置する計画を進めており、滑空弾はこれらの陸自部隊に配備される可能性がある。
同省幹部「島しょ部に侵攻された場合には陸自の水陸機動団が投入されるが、機動団の上陸・奪還作戦を
効果的に実施するには、対地攻撃能力が必要」と説明。
実用化には、超音速で滑空できる姿勢制御システムや、大気との摩擦で生じる高熱に弾頭が耐えられる技術を確立する必要が。
早期装備型とその性能向上型を順次開発し、25年度に試験を完了させる計画だ。
(2018/9/24 時事通信)