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日本人はみな右翼である。
日本において、左翼とは法を重視する立場、右翼とは通俗道徳を重視する立場。
日本人の通俗道徳とは、
「江戸時代中後期の商品経済の展開とともに規範化されてきた勤勉、節約、孝行、
和合、正直、謙譲、忍従などの、当為の徳目としてかかげられた日常の生活態度。
……他方で通俗道徳の実践は、「生死も富も貧苦も何もかも、心一つ用ひやるなり」
(黒住宗忠)と、心の無限の可能性をも自覚化することとなり、ここにはじまる広範な
生活者の主体的な自己形成・自己鍛錬への努力が、祭礼や遊興の制限や賭博・
浪費の禁止を心がけるなど、生活や心の革新による新たな人間像を創出した。
これらの通俗道徳の実践は日常生活における人間存在そのものも変えることで、
日本の近代化を根底から支えるエネルギーとなったが、しかし他方で社会の全体性
を認識する思想体系には至らず、天皇制イデオロギーの土台となった」
(阿部[2001:361])URLリンク(tanemura.la.coocan.jp)