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1. 技術に対して、日本企業は病的な完璧主義。度の過ぎたイノベーションを求めすぎる。
性能をさらに1%上げるために30%のコストを注ぎこみ価格で競争力を失ってしまうのだ。
2. ユーザーの立場に立ち、物事を考える意識や販売を促進しようとする意欲が薄い。
市場よりも技術を重視。技術を武器にすれば市場を切り開くものだ、と妙な自信をもっている。
小米、魅族、楽視など中国メーカーの華やかな販売作戦の前に、日本企業は敗け続けている。
3. 終身雇用制が耐えがたい負担。日本の大手企業はかつての中国の国有企業の病にかかっている。
上司の言いなりに行動、自分では考えず、積極的に行動しない現象が普遍化。
社員をクビにするのも社員が転職するのも難しい。やる気のある社員でも仕事への情熱を失ってしまう。
4. 対中国戦略の失敗。特に家電メーカーの中国戦略は最初から間違っている。
中国企業との合弁を嫌がったため、ハイアール、長虹、康佳、TCLなどの家電産業の勃興を許した。
中国企業とともに成長していく機会を失った。
もう一つの失敗は、長期的な視点で対中国戦略を考えなかった。2000年までは、中国の市場としての消費力を低く見すぎたが、
2000年以降は、中国市場のリスクを誇張しすぎた。だから、日本の家電メーカーの中国での存在感がますます低下していった。
(2017.3.31 ダイヤモンドオンライン)