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■ 失うだけの日米FTA / 東京大学教授・鈴木宣弘
URLリンク(www.jacom.or.jp)
日米FTA交渉をめぐって、多くの報道で農産物の開放を「TPP水準にとどめた」かのように強調されているが、これは間違いである。
(1)そもそも、TPP水準が大問題だったのだから、TPP水準にとどまったからよかったかのような報道が根本的におかしい。
(2)加えて、米中貿易戦争で行き場を失った米国農産物の「はけ口」とされ、大豆、トウモロコシなどの大規模な追加輸入の約束がセットで
行われたのだから、これは明らかな「TPP超え」だ。それにしても、1年間の日本の飼料用の輸入総量の3か月分近くに相当する275万t
ものトウモロコシの追加輸入は驚異的な量であり、どうやって処理するのか理解に苦しむ。牛肉・豚肉の関税削減で遅れをとった分を早く
取り戻したいという米側の要請に応えて、アーリー・ハーベスト(先行実施)的に急ぐものを中心に決め、TPPで合意していたコメや
乳製品の米国枠の設定は先送りされたとの一部報道がある。これについては、