19/06/02 01:56:29.61 zNzhsA/uO
>>794
その後も様々な条件の油田での検証が行われ、当初のアイデアから60年以上も経ってから実際の油田での生産が行われるようになったのです。CO2-EORの技術の
確立で現在の生産量の何倍もの埋蔵原油が回収できるとのことです。技術的には石炭やガスを使った火力発電所からの燃焼排ガスを高い効率で回収する技術だけでも、
薬品を使った化学的な処理、多孔質材料を使ったり、透過膜を使って排ガスから二酸化炭素を回収する技術が開発されています。また、炭酸ガスを地中に圧入する技術など
数多くの発明がなされて実用化に漕ぎつけたのです。
原油の増産技術だけでなく、石油を合成する技術開発も古くから行われています。
フィシャー・トロプシュ法と言われる一酸化炭素を水素ガスに反応させる方法が知られていますが、高温・高圧状態で水素ガスを反応させるため安全性や製造コストが高
くなり、実用化には程遠いか、困難性が高いとされています。