19/01/20 04:59:04.57 feiK0bg8.net
>>386
愛国歌の斉唱、共産党礼賛の講義
再教育センターでの長い一日は、ランニングから始まる。
ムハメットたち収容者は毎日、運動場を走らされた。ムハメットのほかには、大卒者やサラリーマン、農夫などがいた。速く走れない老年の収容者に看守が乱暴することもあった。
ランニングの後は、決まって勇壮な愛国歌を中国語で歌わせられた。「共産党の存在がなければ、新しい中国はなかった」といったような内容だ。ちゃんと歌えないと朝食を配給されないので、全員が必死で歌詞を暗記したという。
収容前は、ホータンでレストランを経営していたというムハメットはがっしりとした体格をしている。
彼は2015年に警察の留置場で7ヵ月拘留された後に収容所に移され、そこに2ヵ月以上いたが、正式に訴追されることはなかった。
収容所では毎日のように全員が集められ、イスラム過激思想に染まるな、ウイグル人の独立を支持するな、共産党に逆らうなといった内容の講義を延々と聞かされた。
「どの役人も言うことは同じ。共産党や中国文化がいかに優れているか、そして、ウイグル文化がいかに彼らより劣っているか、そんなことばかりでした」とムハメット。
逮捕から2ヵ月後、ムハメットはようやく家族との面会を許された。そのときのことを彼はこう回想する。
「言葉が出ませんでした。ただ、2人の息子と妻を抱きしめて、泣きに泣きました」
彼は解放された後、2018年に中国を離れた。