16/05/15 14:57:46.81 /uuhD/3r.net
>>158
戦後のこの時期、アメリカの国内世論も、他の連合国側も天皇の戦争責任を追及しており
国務省で天皇と天皇制を占領政策に利用することが決定してはいたが
占領政策を実施するGHQにおいては、アメリカ世論ならびに国際世論に対し
日本の天皇制が完全に民主化され、再び軍国主義勢力の温床になる可能性がないことを
明確な形で、強くアピールしなければならない状況だった
朕と爾等国民との間の紐帯は、終始相互の信頼と敬愛とによりて結ばれ、単なる神話と伝説とによりて
生ぜるものに非ず。天皇をもって現御神とし、かつ日本国民をもって他の民族に優越せる民族にして、
ひいては世界を支配すべき運命を有すとの架空なる観念に基くものにも非ず
天皇の神格性を否定した、いわゆる「人間宣言」は原案を書いたのはGHQのCIE顧問ハロルド・ヘンダーソン
GHQと宮中のパイプ役でもあった学習院のイギリス人教師レジナルド・ブライスも関与し
日本政府や宮中側近グループ検討を経て、1946年1月1日に詔書が発せられることとなった
同日、「人間宣言」の掲載とともに「「御兄君」天皇陛下」という見出で
高松宮がさまざまなエピソードを交え、天皇の人間性を強調した記事が載っており
俗に言う「人間宣言」が天皇訴追を回避するべく、GHQの思惑から出されたものであることは明らかだからね