16/01/10 07:09:06.77 G5iLQeOn.net
麻生太郎氏(以下、麻生):マスコミが世の中へ流し、多くの人が信じている間違った話が
一つあると思います。それは、日本という国が破産する、って話。これは簿記っていうもの
の基本がわかってない人がしゃべって、わかってない人が書いて、わかってない人が読んで
いるから、いよいよ話がわからなくなっているんだと思います。今からわかりやすく例を説
明するから、よーく聞いといてくださいね。
帳簿っていうのを見れば、まず借り方と貸し方と、二つがあるでしょ、簡単なこと言えば。
今お金を借りているのは、みなさんじゃありませんからね。お金を借りているのは、政府で
す。お金を100借りていれば、必ず、100貸している人がいないとおかしい。帳簿って言うの
は左と右が必ず揃うことになってますから。
100借りてる政府がいれば、100貸している誰かがいる。誰が貸しているんです? そうです
、国民が貸しているんだね。ところが新聞を見てごらん、「子どもや孫に至るまで一人700
万円の借金」……違うでしょう。700万円の貸付金が起きているんですよ、あれは。貸して
いるのはみなさん。
「いや俺、国債なんか買ってないよ」と言われるかもしれませんが、みなさんはお金を銀行
に預けておられる。銀行にとって預金は借金ですから、帳簿の上では借金ですからね。だか
らその借金を誰かに貸して、その”さや”を稼がないと金貸しという商売は成り立ちません。
銀行って聞こえはいいですけど、金貸しをやっているんですから。金を借りる人がいてくれ
ない限りはあの職業は成り立たないんだから。
ところが今、みんな借りない。誰もお金を借りようとしない。少なくとも、預金する人は多
いけれども、借りる人がいなければ銀行は潰れてしまう。その借りてくれる人を探している
金が年間約30兆円くらいある。約30兆。年によって違うけど。誰かがそれを借りてくれない
限りは30兆でデフレになりますから、それを借りてくれているのが政府。政府が借りて、み
なさんが貸してるの。
みなさんが貸してるってことは円で貸しているんだからね。円で貸しているのよ。日本の国
債の94%は日本人が買ってます。残り6%は外国人が買っているけれども、その人も円だけ
で買っているから100%円で賄われていると思ってください。
(以下略)