15/05/30 22:00:49.80 yyN9zynt.net
福島第一原発は「PSA報告」の想定通りに壊れました
URLリンク(blog.goo.ne.jp)
これまで東電社長などは「想定外の津波に襲われたから」とかなんとか言い逃れに汲々とし、
なんとか賠償額を抑えようと必死の様子ですが、そう世の中甘くはありません。
ちょうど米国のニューレグ1150と同様の確率論的安全評価(PSA)の手法を使った津波の影響評価がされており、とっくに一定の確立で炉心損傷
することは分かっていたのです。
福島第一原発の津波被災については、平成21年度地震に係る確率論的安全評価手法の改良=BWRの事故シーケンスの試解析=
という表題の報告書に、地震や津波により原子炉炉心損傷が起きる確率の解析が載っています。(122ページあります)
URLリンク(www.jnes.go.jp)
この中の「3.津波PSA の試解析」という部分が、今読んでも背筋が凍り付くことが書いてあります。
特に3-11にある「図3.2 津波時のイベントツリー」を見ると、海水ポンプの破壊で
もう炉心損傷が起こりえることが示され、海水ポンプが機能しても全交流電源喪失が回復しなければ
RCIC(原子炉隔離時冷却系統)継続運転不能により炉心損傷に至ることが書かれています。
まさに福島第一で起きたことがそのままです。
さらに3-8、3-9ページを見ると、「8時間以内の外部電源復帰」は津波波高が13メートルを超えたら
「0.0」すなわち復帰の可能性ゼロと書かれています。
「図3.1 津波時の解析シナリオ」3-10ページは、今回の福島第一原発の運命を正確に記述していました。
津波が海水ポンプを破壊し、さらに外部電源喪失に至った場合、もはや望みは絶たれていたと言うことを。