■□■天皇制は百害あって一利なし 7■□■at SEIJI
■□■天皇制は百害あって一利なし 7■□■ - 暇つぶし2ch436:△王室の正統性の由来
14/08/14 18:29:56.04 90+brAcv.net
 
  (>>421の続き)

・・・君主の地位は「自生的秩序による地位」=「歴史上の必要性から自然発生し、それが、世襲(相続)によって連続し、成長してきた秩序による地位」であって、
日本の天皇のように「万世一系という二千年に及ぶ連続的な歴史的経過そのことにこそ、その地位の正統性が存在し安定していくもの」である。

不要となった「君主主権」の概念を早急に「廃棄」すべきであったのに、それに逆らい、その正統性の根拠まで歪曲したボルシェらの罪は重罪である。
「主権」は、16~17世紀に不安定な政治権力の構造を統一的に再編したように、政治権力の構造を変革する「力」がある。しかしその「力」は安定や秩序もつくれば、その逆の破壊もする「両刃の剣」である。

安定的で変革が不必要な時には、「主権」はその政治社会にとって危険な凶器になる。
結論としては、少なくともベンサムの時代の19世紀においては、英国臣民は、君主の正統性について、「王権神授説」に基づくものとはいささかも思っていない。「世襲(相続)による正統性」であると考えていた。

この時代に君主の正統性を「王権神授説にあるから空理空論だ」と考えていたベンサムの言説自体が「最大の空理空論」である。
第四に、ベンサムは、「最高権力は、・・・当該社会のメンバーの最大多数の最大幸福高度に貢献すべきものである。それは一言でいえば、代理民主主義ないしは代表制民主主義となる。それは代理人によってなされる民主主義となる」というが、
君主の権力も議会(貴族院と衆議院からなる二院制)も「権利の章典」を含む不文憲法に制約されていた立憲君主制の英国は、英国から独立した米国と並ぶ世界最先端の自由主義国であった。

この立憲君主制を廃止してまで、君主も貴族も除いた、一般庶民たる大衆からのみ構成される、
全人民の完全平等主義である(などと喧伝されている、)「代理民主主義」ないしは「代表制民主主義」に政治制度を「改革」「変更」「革新」すれば、本当に「最大多数の最大幸福」が実現できるのか。

全くのデタラメにしか思えない。そんなことをすれば、英国は、現在の北朝鮮のような、「最貧困の平等主義国」に転落したであろう。
 


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