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あの人は今 元ラーメン評論家 本谷亜紀さん(45歳)
2033年、人気番組「ラーメン女子の麺遊記」。 それをテレビで見つめる女性がいた。
日本初の女性ラーメン評論家として脚光を浴びた、本谷亜紀さんだ。
「これ、私の冠番組だったんですよ(笑)」若き日を回想する本谷亜紀は、どこか寂しげだ。
「未だに夢を見ることがあるんですよ。私のトークショーでさいたまアリーナが埋まる夢を」
本谷さんは23歳の時にSNSの発言が炎上した。出演番組は降板になり、多数抱えていた
連載もなくなった。必死に緻密な評論を心掛けるも、結局全盛期の輝きは取り戻せなかった。
今はラーメン屋を営む傍ら、地方から来た大学生におすすめのラーメン店を紹介している。
以前はスナックだった物件を居抜きで使っているという。
「いらっしゃい」。上福岡駅南口から歩いて40分。
「味玉ラーメンあきち」のえんじ色の暖簾をくぐって店内に入ると頭にタオルを巻き、
腕組みをした本谷亜紀さんの元気な声に迎えられた。
「去年の4月にオープンしました。暖簾の『あきち』という文字は大親友のはあちゅうさんに書いて
いただいたものだし、開店に合わせてスポーツ紙やテレビでも取り上げてもらった。
おかげで、県外から足を運んでくださるお客さんが多かったのはうれしかったですね」
本谷さんは本当に嬉しそうに、僕たちに語ってくれた。
とはいえ、その分、プレッシャーも大きかったという。
「味玉ヲタは比内地鶏求めて飛行機に乗って秋田まで食べ歩きに出かける時代でしょ。
私がヤオコーで買ってくる玉子だと味玉ヲタにはモノ足りないようなんです。
それで怒られちゃったこともあるけどそれも修業のうち。我慢、我慢です」
かつて師匠と仰いでいたラーメン官僚について尋ねると…
「知ってます?官僚っていつも私のことヤラシイ目で見てたんですよ」と、おどけ
「私も炎上さえ無ければって…歯がゆいですけど」
「今はもう評論家に未練はありません。今度は評論される側です。
一番いい醤油を取り寄せて8時間煮込んだスープをたくさんの人に味わって
もらいたいです!夏にはESSEでバズった冷やし中華を出す予定なんですよ、フフッ」
(写真)愛息うきち君(4才)と並んで笑顔を見せる本谷さん