24/08/24 15:15:51.30 SaH9FRUL0.net
JR西日本にとって、300系は高速特化新系式(後の500系)開発へ向けた叩き台で、車両技術の権利関係としてJR東海の知財も入っていたが、遡れば国鉄のスーパーひかり計画において要素開発が少なからず具現化し、そこに関してはJR各社が共有出来るものだった。
青函隧道用大出力電機向けで開発が始まったPWMコンバータ(当時は逆導通サイリスタ)から、大容量GTOサイリスタに依るCI装置も構成され、300系用準拠でJR東日本がE1系用へ再編。
300系3000番代をJR東海から購入したのは、500系量産車実用化迄の山陽新幹線における競争力強化目的で段階的高速化、という表向きの動機だが、国鉄時代から想定されていた事ながら、サイリスタ位相制御の230kWモータに依る100系3000番代は250km/h運転(型式証明で275km/h目標)すら厳しく、腹案の開発事案としてあった500系900番代試験車向けで、CI装置のみならずアルミ軽量車体も300系準拠とすべく、JR東海絡みを含めた知財利用許諾を円滑にする狙いも
700系・N700系ではJR西日本・JR東海の共同名義とし、各社都合の仕様を直通運転で用いる弊害の解消が目指され、双方における使い勝手や品質の向上を段階的に両立、またJR西日本の事情でカスタマイズする余地も
しかしN700A系から、JR東海の事情が強く作用し300系的な位置付けへ揺り戻され、権利関係としてJR東海の色が濃くなり