リニア中央新幹線 55at RAIL
リニア中央新幹線 55 - 暇つぶし2ch393:圧ノイズが発生する問題があります。 そこで、電圧ノイズをキャンセルして、常電導転移にともなう電圧だけを測定する手法 1)を開発しました。 まず、高温超電導コイル(図3)の内部構造を図6に示します。パンケーキコイル(☞参照)とよばれる扁平なコイルが8個重ねられ、直列に接続されています。 そのため、この高温超電導コイルの電圧はパンケーキコイルごとに分割して計測可能です。 試験を行っていく中で、コイル断面から見て左右対称位置にある(たとえば1番目と8番目)のパンケーキコイルに発生するノイズはほぼ同じになるということが明らかになりました。 すなわち、対称位置のパンケーキコイル電圧の差を取ることで電圧ノイズをキャンセルできるのです(図8)。 この方法の優れているところは、特別な計測装置や回路が不要であり、パンケーキコイル電圧の差を演算するだけでよいところです。 常電導転移電圧までキャンセルされてしまうのではないかと疑問に思われるかもしれませんが、そのようなことが起きる可能性はきわめて低いといえます。 本研究で用いているイットリウム系高温超電導線材は、連続した線材の中でも場所によって数パーセント程度の性能のばらつきがあります。そのため、パンケーキコイルごとの性能、すなわち常電導転移が発生する温度が完全に一致することはまずありません。 ☞ パンケーキコイル 本研究で用いているイットリウム系高温超電導線材は厚さ0.1mm程度のテープ形状をしています。そのため、円形断面の銅線と同じようなコイル巻線をすると線材が歪んでしまいます。そこで、渦巻状に単層に巻くことで線材が歪むことを防ぎます(図7)。 このようにして製作したコイルは扁平な形状となるのでパンケーキコイルとよばれます。




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