24/04/14 21:25:13.79 XNpw4Y6l.net
>>304の続き
3,被災状況
俵山トンネルは、ほぼ全線にわたり、覆工コンクリートのひび割れや目地部の開口が確認された。
そのうち複数の覆工コンクリートで、圧縮破壊によるひび割れや、せん断破壊による開口ひび割れ、目地部での横断方向のずれやはく落等が確認された。
特に、熊本側坑口からの覆工スパン数167スパン目(以後S167と記載)では、覆工コンクリートが崩落し、防水シートが露出していた(写真-1)。
また、S012、S013の目地部では、覆工コンクリートが圧縮破壊によりはく落し、縦断方向に舗装盤の盤ぶくれが確認された(写真 -2)。
熊本側坑口部では、地震の影響に加え、集中豪雨によりS004、S005直上の地震で緩んだ斜面の一部が崩落し(写真-3)、坑口向かって右側の斜面が除去されることで偏土圧の影響がさらに顕著となり、S001~ S006にかけて、覆工コンクリートの左肩部に縦断方向のひび割れや覆工コンクリート目地部の段差が確認された。
特に、S004、S005は地震と地滑りの影響でせん断破壊が生じ、S001(竹割坑門)は多数の貫通ひび割れと目地部に水平移動に伴う大きな段差が生じていた。