24/04/24 06:39:01.55 LDq54t4ed.net
>>321
たまにっていうか、従来制御は正常動作していても工事等によるATS地上子の一時的な移設や増設が車上DBに反映されていなかった場合や、
ダイヤ乱れ等により駅や信号所で予定と違う線路に入線した場合に、
本来検知するべきATS地上子を検知できない、
あるいは検知するべきでない別のATS地上子を本来のATS地上子と誤認してしまう仕様。
そもそも従来制御では地上子通過時に地上子側からは何の情報を受け取っておらず、
線形情報もATS地上子の位置情報も車上DB側で持っているだけ。
また全地上子の位置情報も持っておらず、
適当な地上子をあらかじめピックアップして車上DBに位置情報を記録させてあるだけになっている。
実際の動作としては車上装置側はピックアップされた地上子位置付近に近づくと検知開始、
一定範囲内で地上子を検知したらそれが本来検知するべきでない地上子であっても車上DB側にある検知予定の地上子位置に現在走行位置を修正する。
そのまま走行して次の地上子位置で正しく修正できる範囲のズレであればいいが、
ピックアップしてある地上子を2回連続で検知できなかった場合は制御失効となる。
続けて別の地上子を誤認したらズレたままになる。
そして制御失効した後は、特定駅の特定番線に停車して設定し直すまでは復帰できない。
さらに昔よりATS地上子が増えたことがエラー多発の最たる理由になってる。
誤検知してしまう地上子が増えただけでなく、
ピックアップしてある地上子に対してあらかじめ検知予定とする範囲もシビアになってしまったため。