24/02/04 20:10:50.84 TGchY9tv.net
>>954
3・2 模擬クエンチ試験
走行中に強制的にSCMを消磁させる模擬クエンチ試験を実施した。
速度400km/hにて走行している車両において、片側SCM4個のうち2個のコイルを消磁させるものである。
図14に試験結果を示すが、2個コイルクエンチであるため、図8の4個コイルクエンチ時の荷重に対して小さな荷重値となる。
2・2節の車両運動モデルを用いたシミュレーションによる予測最大荷重は約100kNであるが図14の最大荷重と概ね一致した結果を得た。
なお、試験後に緊急着地輪の分解調査を実施したところ、軸受のポールに細かいキズが見られるものの、再使用可能な状態であった。
また、コンクリート走行路は継目部に軽微な損傷が見られる程度であった。
クエンチ時の緊急着地輪の保護機能をこの試験を通して確認することができた。