24/02/12 18:23:22.18 x5BUAkuP.net
基本的にどっちも性能的には一緒。
車両性能により左右される許容カント不足量は双方70mmだから、
カント105mmとすると速度130km/h時の最小曲線半径は811.4mということになる。
これを10m単位で切り上げしたのが、TXの半径820mでの130km/h運転。
新快速が半径1200m以上でないと130km/h運転できないのは、
まず国鉄JRは半径が10m単位ではなく、
「本則」ベースで600、700、800、1000、1200、1400、1600というような刻み方になっていて、
800mの次は1000mまで速度が変わらないこと。
次に新快速は120km/h時代の本則+10km/h運転から130km/hにあわせ曲線通過速度を向上させることにしたが、
それには既存の線路を改良しなければならなかった。
ここで前述の式に基づいた曲線通過速度へと最大限向上させようとすると曲線改良工事の対象曲線が多くなり工事費用が多額になってしまうから、
敢えて半径600m以上は本則+20に制限し、工事費用を抑えることにした。
結果、新快速の曲線通過速度は下のようになってる。
R600=110km/h
R700=115km/h
R800=120km/h
R1000=125km/h
R1200=130km/h
北陸本線だと曲線改良工事をケチっておらず本則+25まで向上させているので、681・683系は以下の速度で走れる。
R600=110km/h
R700=120km/h
R800=126km/h
R1000=130km/h
TXの隣の常磐線も、E657系は北陸本線の681・683系と同じ。
E531系は許容カント不足量が60mmなのでE657系と同じ曲線通過速度では走れないが、
費用対効果から保線費用を抑えるべく更に速度抑制、
本則+5km/hでの運用のため半径1800m以上での130km/h運転となってる。