24/01/07 11:14:42.17 v/L/Gw71.net
>>294
>フォッサマグナが大きくズレて
違うよ。
伊豆半島が衝突してくるんだ。
これを伊豆衝突帯と言うんだ。
日本列島の骨組みを組み替えた大断層
URLリンク(mtl-muse.com)
◾北部フォッサマグナと南部フォッサマグナ
フォッサマグナ地域は被覆層に覆われて基盤は見えませんが、関東山地には基盤が露出しています。そこで関東山地を境に、北側の「北部フォッサマグナ」と南側の「南部フォッサマグナ」に分けています。じつは、北部フォッサマグナと南部フォッサマグナは、まったく別の形成史をもった地帯です。
北部フォッサマグナは、新生代新第三紀の2000万年前~1500万年前にかけて日本列島が大陸から離れた時に、本州の折れ目になって東西に引っ張られ、地殻が伸びて数千メートル沈降した地帯です。当時の海底に噴いた火山岩や海底に堆積した地層で埋まっています。その地殻変動は終わり、北部フォッサマグナの海もすっかり埋まりました。数百万年前から現在の地殻変動が始まり、北部フォッサマグナの中にも山地の隆起や盆地の沈降が生じていますが、北部フォッサマグナを埋めた地層がたいへん厚いので、上昇している山地でも侵食により失われずに山頂まで新しい時代の海底の堆積物で覆われています。
南部フォッサマグナは、1500万年前頃にフィリピン海プレート上の伊豆‐小笠原列島が、フィリピン海プレートの北上とともに本州側に次々と衝突した「多重衝突帯」で、もとは伊豆‐小笠原列島をつくっていた海底火山噴出物や衝突境界の海峡や海溝を埋めた堆積物からなる地帯です。フィリピン海プレートは恐竜がいなくなった新生代に南洋で誕生した若い海洋プレートで、日本列島が大陸から離れるころに、西南日本の沖合まで移動して来ました。そして西南日本の下へ沈み込み始めましたが、軽い伊豆‐小笠原列島の部分は沈み込めずに次々と衝突しています。その衝突は櫛形・御坂・丹沢・伊豆半島の順に起こったと考えられていますが、初期の櫛形や御坂については異説もあります。またその衝突が始まった年代も、2500万年前からという推定や、1200万年前からという推定があります。丹沢の衝突についてはほぼ600万年前ということで良いと思います。伊豆半島は現在衝突中で、将来は神津島が衝突すると考えられています。