21/06/06 12:33:34.31 0YfUdOnk.net
>>128
ハハハ、500系の量産車両は設計されたとき、つくられてから13年~15年くらいたって、「のぞみ」から「ウエストひかり」へ回るとき、4両を捨てて12両編成にできる、ってことが考えられたんだ。
新幹線電車は運転しているときに、ある動力の部分が故障して、そこを開放したとしても、残りの動力で走れることが、基本的にもとめられてる。主変換(制御)装置がコンバータ・インバータになって、動力車は1両ごとに開放できるけど、主変圧器は何両かのユニットで1つだし、主変圧器が高い温度になって、そこを開放するとなったら、何両かのユニットまるごとになっちゃう。
だから、何両かのユニットは1つの編成のなかで、すくなくとも3つは欲しいし、残りの2つがあれば、急な勾配の区間でも乗りきれる、っていうことだった。500系は4両のユニットだから、それを3つで12両編成が、いちばん短い状態、ってことになってた。
でもJR西日本は、0系・100系のとき、営業の運転で4両編成を走らせたかったから、何両かのユニットが2つでもいい、って許容することにしたけど、新関門トンネルの勾配がキツいから、救援のため、912形ディーゼル機関車を新下関に置いておくことにしたんだ。700系の7000番台は、やっぱり4両のユニットが2つなんだけど、性能がよくなったから、救援の機関車はいらなくなってる。
500系は、山陽新幹線の「こだま」へ回ることになって、設計されたときに考えられてなかった、8両編成にみじかくするんだけど、動力車両だけの4両ずつのユニットだったし、計算すると性能的に、救援の機関車がいらない結果がでてる。16両編成と12両編成しか考えられてなかった状態からの、変更だったので、>>143みたいな面倒な改造になった(8両編成での安定的な営業の運転を、担保するため)けど、みじかくすることだけは考えてたし、動力車両だけの4両ずつのユニットだったから、まだそれだけで済んだ、ってわけさ。
N700系は、4両ずつのユニットだけど、動力車両が3両のものと、動力車両が4両のものがあって、走行するための機器がそれぞれちがうし、16両編成の状態しか考えられてないし、つかいつづけるための更新工事だって必要だし、トータルでは500系より、おおきな改造になってしまう。それは、8両編成のうち動力車両が6両の場合だって、変わらないね。