20/03/05 09:34:36 Cd13lU6u.net
BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)とは、事業者が緊急事態の発生時にも基礎となる業務を継続するために、事象発生時にスムーズに措置ができるようあらかじめ策定しておくものだ。
2017年に内閣官房新型インフルエンザ等対策室より公表された「新型インフルエンザ等対策に関する指定公共機関に対する調査報告書」において
フェリー・航空・鉄道の事業者向けに行ったアンケート結果として、8割以上がBCPを策定していると回答している。
BCPを策定している鉄道事業者の多くは、各事業者の根幹となる鉄道事業の継続のため非常事態に備えて通常より少ない本数にて列車運行を行うため
乗務員への感染拡大に備えた非常事態用ダイヤを作成し、いざというときに切り替えが実施できる体制を構築している。
その判断基準や運行率はそれぞれ異なるが、例えばJR東日本が内閣官房に提出した
「事業継続計画概要」によると、2009年に同社が策定した「新型インフルエンザ対策要領」では、新型インフルエンザに社員の40%が感染したと想定する場合に列車運行率を5割程度に削減するとしている。
乗客の人数が平時と比較して減少するとはいえ、車内の混雑は平時よりもさらにひどくなるのだ。