26/06/24 15:01:43.52 SVkS4pcS0.net
暇だから怖い話置いてく
短いから小説感覚で読んでくれると嬉しい
2:本当にあった怖い名無し
26/06/24 15:02:12.42 SVkS4pcS0.net
これ、俺が小学生のときに本当に体験した―という設定の話。当時、俺の通う小学校では「トイレの太郎くん」が流行ってた。男子トイレの3番目で「遊ぼう」って言われたら「いいよ!」って大声で返せば太郎くんが逃げていく、っていう可愛い怪談。でも、ある日転校してきたやつが「それ、表の太郎な。本当にやばいのは『裏太郎』だよ」って言い出したんだ。裏太郎はトイレにはいない。夕方、1人で下校してるときに、後ろから「カツ、カツ」って上履きの足音がついてくる。それが裏太郎。「表」の太郎くんは子供だけど、「裏」の太郎さんは首から上が【完全に大人の男の生首】らしい。そいつが言うには、足音が聞こえても絶対に後ろを振り返っちゃダメ。もし追いつかれそうになったら、ポケットにある「文房具」を後ろに投げ捨てて身代わりにしなきゃいけない。何も持っていないと、捕まって体を「裏返し(内臓を外に)」にされるって話だった。俺を含めた周りの連中は「はいはい、創作乙」って鼻で笑ってた。
3:本当にあった怖い名無し
26/06/24 15:03:44.73 SVkS4pcS0.net
その日の居残り勉強の後、俺は1人で下校することになった。冬だったから、午後5時を過ぎるともう外は真っ暗。街灯も少ない田舎の一本道を歩いてたら、背後からかすかに音が聞こえた。『カツ……カツ……』アスファルトの道なのに、明らかに上履きが擦れる音。心臓が跳ね上がった。転校生の話が頭をよぎる。怖くて振り返れず、早歩きにした。すると、後ろの音も早くなる。『カツカツカツカツ!』完全においつかれるスピードだった。俺は必死でポケットを探った。でも、その日に限って筆箱はランドセルの中。ポケットには何も入っていない。「終わった」と思った。その時、手にスマホ(当時はキッズケータイ)が触れた。画面のバックライトが消えて、暗い画面が鏡のようになった。そこに映ってたんだ。俺の後ろに、ランドセルを背負った小学生の体がある。でも、その首から上だけが、異様に巨大な「白目を剥いたおっさんの生首」だった。おっさんの口が、耳まで裂けるような笑顔でニチャアと笑った。
4:本当にあった怖い名無し
26/06/24 15:04:09.32 SVkS4pcS0.net
本当に生きた心地がしなかった。パニックになった俺は、手に持っていたスマホを思い切り後ろに投げつけた。ガシャン!とプラスチックが割れる音が響く。『ギャァァァァァァ!!!』後ろで、人間のものとは思えない、男の絶叫が聞こえた。俺は脇目も振らずに家まで猛ダッシュした。翌日、明るくなってからスマホを落とした場所に行ってみた。スマホはバキバキに粉砕されてたんだけど、奇妙なことに、スマホの画面の裏側(バッテリー側)に、泥に混じって「人間のものらしき長い黒髪」が大量にこびりついてた。もしあの時、スマホを投げ合わずにいたら、俺の体がどう「裏返されて」いたか分からない。ただ、一つだけ今でも怖いことがあるんだ。あの事件以来、俺が夜中に1人で歩いていると、時々ポケットの中で、何もないはずなのに「コツ……コツ……」って、スマホが小さく振動するような音が内側から聞こえる。裏太郎さんは、まだ俺のポケット(裏側)にいるのかもしれない。
5:本当にあった怖い名無し
26/06/24 15:07:06.40 SVkS4pcS0.net
後から聞いた話だと、裏太郎くんは母子家庭のひとりっ子で学校でいじめられている。裏太郎くんが身につけていた物はお父さんの顔が描かれた仮面。でもある日の夕方の下校中、いつも通りお父さんの絵が描かれた仮面を身につけて下校していると、後ろからいじめっ子に鋭利な文房具で刺されて亡くなった...って話
読んでくれてありがとうございした