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>>128
続き
Yさん「多分、そこにいたのを連れてきちゃったのかもね。あそこは霊の通り道みたいになってるから、変なのがいることがあるし、もしかしたらそこに居着いていたものかもね。」と抑揚のない感じで話す。
Tは泣きそうな顔で「お願いします、助けてください!本当に辛いんです!」と訴えた。
Yさんは「まずはその霊に謝ろうか。その上で許してもらえるならお帰り願うし、ダメなら祓うしかないね。」と先ほどより少し柔らかい口調でTに諭すように言った。
Tは右側の方を向いて「本当にすみませんでした!もう二度と遊びで入ったりしませんから許してください!」
と涙目で謝った。
その様子にYさんが「彼も反省してます。私からも良く言いますから、どうか許してもらえませんか?」
と頭を下げた。
すると、なんとなく場の空気が変わった気がした。
Yさんは「まだ少し怒りが残っているようだけど、許してくれるみたいだよ。昼休みにでもその廃屋に行って、入り口にまんじゅうでもお供えしておいで。」
とTに助言していた。
Tは安堵した表情で「ありがとうございます!本当に助かりました!コンビニで買うまんじゅうでいいですかね?」とYさんに聞いていた。
Yさんは「それでいいよ。大切なのは気持ちだからね。」と言い「じゃあ、仕事に戻るよ。あ、そうそうお守りや数珠は土に埋めてやってね。今度、代わりに何かお守りになるものを作ってあげるからさ。」と言って仕事に戻って行った。
Tは「本当に身体も心も楽になった。紹介してくれてありがとうな。それにしてもYさんって何者なんだ?なんかスゲーな。」と少し気が抜けたように言っていた。