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インテグラル思想においては、霊感を日常生活における継続的な実践をとおして顕現領域に発現するための意図的な活動にとりくむことが推奨される
(c.f., Wilber et al, 2008)。霊感は人間の本質的な条件として賦与されているものであるが("always already")、
しかし、それを日常生活において賢明に表現することができるためには、そうした霊感を他者と世界との関係において
建設的に適用するための「愛の技法」("the Art of Loving")が必要とされるのである(c.f., Erich Fromm)。
こうした愛の技法の実践を真に建設的なものとしようとするとき、われわれは常に自己の内部に感得される霊感を適切に解釈・体現する必要がある。
そこでは、愛とは、感覚や感情ではなく、Body・Mind・Heart・Spiritの統合体としての人格の総合的な能力により可能となるものであることが留意されるのである。
インテグラル思想において、BMIの表現のために、自己の個的存在としての統合的な成長の実現にとりくむことが重要視される背景には、
人格の成熟度の重要性に着目するこうした視点が存在するのである。