24/07/06 08:20:27.20 m/MP1jBs0.net
もう30年以上も前なんだが
堀切菖蒲園のアパートに住んでた事があって
×の形で玄関ドアが開かないように長い木の板をクギで打ってあった
隣の空き室があって大家さんからも何も聞かされてなかったのもあり
俺もあまり気に留めなかったんだけど
ある日の夜仕事場の仲間が4人も俺んちに押しかけてきたんだ
みんな派遣仕事の仲間で仲良くワイワイやってたのもあり
嫌ではなく酒は飲まなかったけどコーヒーやジュース
ポテトチップスとか買って食べて楽しく過ごしてた
でその中の沖縄から来た仲間が隣って何故あんな玄関になっちゃってるの?
という話に
それまであまり気にもしてなかった俺だったけどそういえばそうだなと
また違う茨城の仲間が開けて見てみようかと言い出した
その時は心霊的な感じじゃなく探検とか大家の荷物とかじゃない的なノリで
で茨城の仲間が缶コーヒーの受け口?をうまく使ってバツの木のクギ外した
鍵がかかってたが沖縄の仲間が俺の鍵を突っ込んでガシャガシャこじたら空いた
すげえカビ臭い匂いが
の瞬間俺らの目に飛び込んだのは黒色のバラを描いた絵画が
みんな目を合わせてこれマズイなと
鍵を内側からかけて思いっきりしめたら閉まったので
×の字の板をまた元のように打ち直して何事も無かったように
戻しておいた
それから気味が悪くなりアパートには帰らず仕事仲間の所に
居候するようにそれから間もなくアパートも解約して
地元の大阪の帰ったんだけど
ちょうど感化されやすい楽しい仲間にも恵まれて
リア充だったのでその時はあまり気にも留めなかったんだが
たまに何故玄関に×の板で入りにくいようにして
あんな絵がポツリと玄関開けた所に立てかけてあったのか
不思議に思う