溜まりに溜まった話をしたいat OCCULT
溜まりに溜まった話をしたい - 暇つぶし2ch1:本当にあった怖い名無し
23/09/01 19:17:42.16 Vqe4H/hHF
変人扱いされそうで誰にも話せていなかったので、どなたかお付き合いくださいませ。

2:本当にあった怖い名無し
23/09/01 19:22:24.56 Vqe4H/hHF
取り敢えずオカルト味が強い話からさせていただきますね

母の運転する車の助手席に座りお祖父様の家に行った日、コンビニに寄りました。私は買いたいものもなかったので車内で待っていることに。音楽を流そうとスマホに目を落としました。
しばらくしてコンコンと窓が叩かれ「いれて」と呼ばれたため、扉を開けようと顔を上げました。しかしそこにいたのはお母さんではないどころか人間ですらないなにかでした。

3:本当にあった怖い名無し
23/09/01 19:31:37.30 Vqe4H/hHF
黒いボサボサとした長髪にガサガサとひび割れた肌。前髪から覗く目はただただ真っ暗ながらんどう。骸骨のように落ち窪んだそこに目玉はなく、吸い込まれそうな暗闇が鎮座していました。
あまりの恐ろしさにドアに手をかけたままその場に凍りついてしまいました。その顔は信じられないくらいおぞましく、血が滲むひび割れた唇や、そこから覗く歯がひどく恐ろしかったです。

4:本当にあった怖い名無し
23/09/01 19:37:59.88 Vqe4H/hHF
女の声に反応してしまった私は女としっかり目があい、女はにたりとわらいました。


「いれて」

5:本当にあった怖い名無し
23/09/01 19:55:44.02 Vqe4H/hHF
いれていれていれていれていれていれていれていれていれていれていれていれていれていれていれていれていれていれていれて

6:本当にあった怖い名無し
23/09/01 20:05:52.50 Vqe4H/hHF
母の呼ぶ声にばちり、と目が勢いよく開く。ヒュッと喉が鳴り息を思いっきり吸い込んだ。知らぬ間に息が止まっていたらしく、勢いよく吸い込んだ空気に咳き込む。
お母さんが言うには私はどうやら息をしていなかったらしい。左肩を掴む手に、母が必死に起こしてくれた事に気がつきました。落ち着いてきた頃に女の顔を思い出す。

7:本当にあった怖い名無し
23/09/01 20:13:48.88 Vqe4H/hHF
お母さんの腕を縋るように掴み、先程の女を見たか尋ねると、お母さんは困惑した様子で見ていないと答えました。
その言葉に心底安堵しました。それを見て安心したのか、母も助手席の扉をしめ運転席に戻って行きました。
母に心からの感謝を伝え、入られなくてよかったと息をつきました。まだ私の肩に手を当ててくれていることに母の優しさを感じ頬が緩みました。



しかし私はそこで気づいてしまった。

8:本当にあった怖い名無し
23/09/01 20:16:55.05 0voP9w/DQ
いれて

9:本当にあった怖い名無し
23/09/01 20:30:07.67 v1IloD55p
車のドアは呪術的あるいは霊的に仕切り・境界・結界の働きをなしていたのか

10:本当にあった怖い名無し
23/09/01 21:09:57.46 Vqe4H/hHF
戻りました

結論から言えばもう女に入られていたんです。私が座っていたのは助手席で、母はもう運転し始めている。
母が私の左肩を掴んでいるはずがないんですよね。

11:本当にあった怖い名無し
23/09/01 21:16:18.88 Vqe4H/hHF
幸いお祖父様の家の近くだったこともあり、家族ぐるみでお世話になっている神社の方で祓って頂きました。
その後女についての説明を受けたのですが、女に掴まれた感触が残っていたため正直それどころじゃなかったです。

自分にしっかりとした被害が出たことはないのですが、家柄なのか何なのかそういった類のものによく絡まれます。

12:本当にあった怖い名無し
23/09/01 21:30:20.37 gfNvioX0+
聞いていいんか迷ってたんだけどお祖父様ってどういう?固くない?

13:本当にあった怖い名無し
23/09/01 21:47:09.59 Vqe4H/hHF
あんまり話せないですけど、漫画とかに出てくる完璧主義の良いお家みたいな。
こんな話誰得なんで次の話しますね

14:本当にあった怖い名無し
23/09/01 21:56:23.73 Vqe4H/hHF
私のお祖父様は家の隣に山を持っていて、そのふもとには昔からうちと関係がある神社がある。ただそこの山には絶対足を踏み入れるな、と釘を刺されていた。
だけど小学生だし好奇心に勝てなくて獣道を進んで行ったら、同い年くらいの男の子がいて。今思うとこんな山に子供が一人でいる時点でおかしいと思うんだけど、その子に手招きされて私はついて行ってしまった。
私はお祖父様もお父さんも好きじゃなかったから家から離れたかったし、一緒に遊んでくれるってだけですごく嬉しかったから。

15:本当にあった怖い名無し
23/09/01 22:12:45.03 Vqe4H/hHF
歩くのが異様に早いその子について行ってだいぶ山を進んだ時、突然腕をぐっと掴まれた。驚いて振り返るとそこにはロング丈のメイド服をきた女中のような女性が険しい顔をして立っていた。
私が立っていたのは断崖絶壁。後少しでも動いたら落ちるギリギリのところだった。
思わずその場にへたり込むと靴が片方崖に引っかかり落としてしまった。幼いながらこれはやばいと感じて逃げようとした私に地を這うような低い唸り声が聞こえた。
何度も転びながらも死に物狂いで山を駆け降りるといつの間にか日はほとんど沈んでいて家族にこっぴどく叱られた。

16:本当にあった怖い名無し
23/09/01 23:27:41.00 v1IloD55p
山自体が御神体なのかな。麓に神社ということはそうとも考えられる


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