23/07/15 22:16:49.61
違和感がある
息が苦しい…
暑い…
誰かに視られてる
何十人が自分を見てるような
蛇に睨まれたような感覚
…怖い
44:専門家の用語集
23/07/15 22:19:02.17
「ひひひひひひ…」
「…ひひひひ…ひひ」
怖い…早く何とか…
ポタ
顔に水滴が零れた
俺「!?あ─」
反射的に上を向いた
45:専門家の用語集
23/07/15 22:33:10.51
…そして
天井を見てしまった
天井には声の主であろうモノがあった
46:専門家の用語集
23/07/15 22:40:31.96
大きくて
まんまるな
目
天井の木目が全部、歪んで…開いて…裂けて…
そこから目玉が見えていた
目は自分をじっと見つめてピクリとも動かない
虚を見る様な目
俺「─っ!?」
47:専門家の用語集
23/07/15 22:46:25.96
…息を飲んだ
ナニかに圧倒された
目は自分を見つめて
俺もそれを見つめる
それしか出来なかった
汗
汗が身体中から噴き出している
…暑い
「ひひひひひひ…」
あちこちから聴こえてくる
声もどんどん近づいて…
「ひひひひひ…て」
俺「(て?…なにが
「見て」
俺「え?」
48:専門家の用語集
23/07/28 16:37:03.05
【早朝】
俺「………」
誰かに耳元で話かけられた、その時に気を失ったんだと思う
気づけばもう朝だった
祖父「おい」
俺「うわっ!え?おじいちゃん?」
祖父「お前さっき顔色悪くして寝とったで」
なんだろう?なんだったんだろう?
俺「おじいちゃん」
祖父「なんだ?」
49:専門家の用語集
23/07/28 16:45:52.23
俺「……」
祖父「……」
祖父「今日は早いな」
俺「あっうん」
祖父「…まぁ身仕度しとき」
俺「うん」
【朝食】
祖父「昨晩なんかあったんか?」
俺「……うん」
祖父「まぁ食え、食ったら元気出るわ」
祖母「私はもう片付ける」
祖父「そうか」
50:専門家の用語集
23/07/28 17:10:35.54
俺「……」
俺「おじいちゃん、昨日」
祖父「夜やろ」
俺「……うん、それで」
祖父「天井に目が憑いてた」
祖父「ちょっと黙って聴いてくれや」
俺「………」
祖父「ここは昔森ばっかやった」
祖父「ほんで昔ここに住んでた人は木を奉ってた」
祖父「小さな木、薮、全部。 木霊が宿ってるって」
祖父「木を伐る時は祷と祝詞、薄めた酒を捧げてた。」
祖父「そして伐った木は必ず全部使ってた」
祖父「薪でも、食器でも。捨てるのだけは絶対あかんかった」
51:専門家の用語集
23/07/28 17:22:20.85
祖父「少しでも捨てたら木の全体に祟り眼(たたりまなこ)ってのが」
祖父「浮き出て、人を視る。」
祖父「視られるとどうなるかは知らんけど祟りって言うんやから」
祖父「良いことは起こらんやろな」
祖父「"木は大切に、有り難く使う"そんだけ」
俺「じゃああの天井は」
祖父「あの天井は祟り眼が出たって事や」
祖父「なんでかは…俺も知らん」
祖父「一応はな、祟り眼の出た木も良え酒を使って掃除すれば、治まるって」
祖父「ほんで昨日良え酒使って良く拭いたんや」
俺「……」
祖父「これだけ」
52:専門家の用語集
23/07/28 17:29:33.01
俺「じゃあなんで昨日」
祖父「分からん、多分祟り眼も寝てたかなんかで鎮まってたんやろうけど」
祖父「掃除したら起きたんかもな…」
俺「…俺はどうなるん?」
祖父「どうもならんやろ」
祖父「あの祟り眼の出た木もずっと前のやったから」
祖父「多分、駄目になったやろな。祟り眼は33日間浮き出るって言うらしいけど」
祖父「一晩しか出てへんかったそうやし」
俺「………」
祖父「まぁ安心しろや、なんかあったら俺がなんとかするわ」
53:専門家の用語集
23/07/28 17:33:46.12
そんな事があった
その後は本当になんとも無かった
それから天井もいつも通り
俺も祖父母もなんともない
ただ
夏休みが終わって家に帰った時、こんな新聞が届いた
「○○県○○市(実家)の○○公園が一定期間中は全体閉鎖になる」
あの公園が何故閉鎖するのかは分からない
それだけ
この話もこれだけしかない
これでお仕舞い
54:専門家の用語集
23/08/12 22:59:32.67
>>15
【世界の秘密・その12】
権能
"権能"…世界を動かす力、権能は絶対的で避ける事も防ぐ事も出来ない
事象を書き替え世界のあるべき状態を保つ為の力だな
誰が使うかと言うとなぁ…
世界より上位の存在や"権能"への知識を持つ存在かなぁ…?
権能とは純粋な"力"とも考えられるかな…?
55:専門家の用語集
23/08/12 23:03:47.53
最近は例のアレもおんJも過疎ってるなぁ…
56:専門家の用語集
23/08/22 22:49:16.56
アボカド美味いよな、森のバターって言われるぐらい
でも本当に「森のバター」なんて物あったら良いよな(?)
古本を翻訳してたら
錬金術 …とは違う魔道精薬術(勝手に命名)って言う
面白い魔法学を見つける事が最近見つける事が出来たングステン
それがこの魔道精薬術(格好いい命名)
魔法を用いて概念を物質として精製する技法を用いた
錬金術モドキ
ちょっと関連性のある資料集めて調べて来るので
もう少しだけ待っていてくれないか?
57:専門家の用語集
23/08/22 22:51:35.62
1
1
4
5
1
4
58:専門家の用語集
23/08/25 23:39:19.11
・物質を定義する
・物質の定義を固定する
・物質から概念を抽出する
・概念を物質に注入する
これらの作業を行い薬を精製するんだってな
概念を抽出された物質は不安定になる
抽出した物質も然り
安定させる為の行程はまだ分からない
【翻訳した資料の要約的な事】
火から「熱い」と言う概念を抽出したら少しの間火から熱が感じられなくなった
そして直ぐに火は消えた
抽出した「熱い」と言う概念は少量の発光する水銀のような液体になった
「熱い」と言う概念を水に注入すると熱湯が作られた
熱湯は数十分後に常温へとなった
59:専門家の用語集
23/08/25 23:40:29.80
なんだこれ訳分からないな
60:専門家の用語集
23/09/08 23:12:54.94
んー…結局
>>56 >>58については良く分からなかった
どうやら魔法とか魔術とかに知見がないと良く分からない
そしてこれらに関する書物も解読が難しいと言うか
元になった文書からの誤植とか多いから保存状態が良くても
やっぱり良く分からなかった
61:専門家の用語集
23/09/08 23:16:21.17
あっそうだ(唐突)
自分もしかしたらオカルト系の質問あるなら色々答えれるかもだから
気軽に質問どぞ
62:本当にあった怖い名無し
23/09/11 17:15:15.65 MJLkBrWqh
すいません
最近自分が住んでるマンションから頻繁に物音がするんですが
他の住居者の生活音って感じじゃなくて
そう言う事に詳しいならですがどうやったら解決出来るとか
分かりませんでしょうか?
63:本当にあった怖い名無し
23/09/11 17:16:40.62 MJLkBrWqh
隣の住居人にこの物音の事やんわり質問したんですが
「そう言った物音は聞こえない」って感じで
自分にしか聴こえてないっぽいです