23/06/16 20:19:04.70
【世界の秘密・その11】
人
業の深い存在 神を騙り、蔑み、力を傲る
クソワロタな奴だな
人は「ある者」の眷属
無類の力を持つ事がその顕れ
そして人は「理性」を持つ
己の傲慢さを律する為なのか
それとも効率的に生存する為かな?
16:専門家の用語集
23/06/19 20:56:14.33
そうだなー…
夏も来たし、怖い話でもしようかな?
適当にしようかな?
17:本当にあった怖い名無し
23/06/19 20:59:59.85 pWOvVnvCD
いいんちゃう
18:専門家の用語集
23/06/19 21:13:28.66
【寝る時に見える天井】
俺が子供の頃、小5の時の夏休みの時の話
帰省して母方の実家に1ヶ月住む事になった
実家はど田舎じゃないけど何か面白い建物もない
普通といえば普通の町にあった
近場の学校付近には畑もあるし、駅に行けば人もそこそこ居る
19:専門家の用語集
23/06/19 21:39:05.41
けど実家の家は昔のっていうか
こぢんまりとした感じだった
優しい祖母と祖父がいて、直ぐ好きになった。厠以外は
広くて大きいし、畳と障子があって、縁側もあった。あと風鈴も
庭にビワも生えてたらしい?けど自分が来た時はけどボロボロに朽ちてて
切り株だけだった。その切り株にシロアリが湧いてたからそれを良く観察してた
はっきり言って自分の実家だけ田舎な家だったと思う
今も祖父母住んでるから心配
改築すれば良いのに未だに改築してないんよな
柱が腐って崩れたりすると怖いよ…
20:専門家の用語集
23/06/19 21:58:54.53
話めっちゃ逸れたわ…!
そろそろ本題
自分は畳部屋に布団を広げて寝てた
たまに車が通る音が聞こえたけどそれもなんだか良かった
そして
「天井」
寝る時は上を向いて寝てた
上を向くから毎日天井を見て寝てた
21:専門家の用語集
23/06/19 22:08:47.09
天井は木板で古びて色も落ちてた、それに
節?っていうのかな?丸い模様がいっぱいあった
それが面白くて丸と丸を顔に見立てて子供みたいな妄想をしてたんよ
22:専門家の用語集
23/06/20 21:54:27.60
その節のいっぱいある天井は面白いから
何時だっけか、お昼ご飯を食べてる時にその話をしたんよ
俺「いっつもな、天井の木の板見て寝るんやけど」
俺「それで、丸いんやつがいっぱいあって面白いんねん!」
そしたら祖父母がちょっと顔を合わせてから
祖父「そうか、それは面白いねぇー」
祖母「じゃあおばぁちゃんが腐らんように綺麗しとくわ」
今思えばその時祖父はちょっと怪訝な顔をしたけど
自分はいっつもしわしわな顔してたから気に留めなかった
というか小の自分は気づいても変だとも思わなかったんだろうなと感じる
23:専門家の用語集
23/06/20 22:08:33.28
あぁ、後
母親も俺が「迷惑かけないか心配だって」実家に居た
父親は仕事の都合で家に居た
こんなもんで母親に連れて色んな所に遊びに行ったりもした
そんである時、祖父母と母で山の公園に遊びに行った
【公園】
母「タカ(俺の名前)ー、あんたこんな公園初めてやろ?」
俺「めっちゃ広いやんここ!」
祖父「ここならカブトムシ獲れるで」
祖母「虫なんももうばばちいしあんまり触るとあかんよ」
24:専門家の用語集
23/06/20 22:16:12.19
公園はかなり広くて林が広がってあったし
地図で見たら奥に進めば川もあるらしい
そんで祖父母と母親を連れ回しながら遊んでた……
そして林の中から面白い太い枝を見つけたんよ
俺「おっ、これ!あれや!」
寝る時に見るあれだ、あれと似た木目の枝だった
触ってみると堅くて、持ち上げようとしても全く上がらない重い枝だった
当時のガキんちょの力じゃひっくり返すだけしか出来ない丸太
俺「皆ーちょっと来てー!」
母「どうしたの?」
俺「面白い木の枝見つけたから見てー!」
祖父「そうか…どんなんか見ようや」
祖母「私はここで待って置く。」
25:専門家の用語集
23/06/20 22:20:17.55
母親「へ!面白い模様やね」
祖父「…」
母親「お父さん?」
祖父「そうやな」
俺「凄いでしょこれ!」
祖父「そうやな、点点で面白いわなこの丸太」
…そう言って祖父は自分の顔を見て笑いながら話すけど
なんかちょっと緊張してる様子だった
26:専門家の用語集
23/06/20 22:24:44.95
祖父は黙りこくって何か考えてるけど
母はそのまま俺の手を引いて戻ったので
祖父もついてってった
祖母「なんやったん」
祖父「ちょっと耳寄越して……(ゴニョゴニョ」
祖母「…まぁまぁ…」
母「どうしたん?」
祖母「私疲れたから帰るで」
祖父「自分も久し振りにこんな歩いたしそろそろ帰ろか」
俺「分かったー」
母「おーん」
27:専門家の用語集
23/06/20 22:26:27.71
帰っても祖父と祖父は何か話してる
俺「なんの話しとーん?」
祖父「なんでもないで、あっちで遊んどきー」
………
28:専門家の用語集
23/07/06 19:27:13.80
【翌日:早朝】
俺「うーん…」
その日はいつもより早く起きた、もうちょっと寝ようかと考えていたら
玄関で祖父の声と知らない人が話しあってる声が聞こえてきた
祖父「……なんや」
???「これ使っても構わんから……」
祖父「ほんで…」
俺「…」
大事そうな話だから首を突っ込むのは良くないと思った…けど
子供ながらか気になってしまったので聞耳を立てて話を聞いてみた
29:専門家の用語集
23/07/12 20:57:20.42
祖父「色々やっといてくれてホンマに有り難いわ」
???「ええよ、うちも世話なったんやし」
祖父「ホンマ有り難う…これもタダみたいな…」
???「まぁもう帰るし、気を付けてな…」
祖父「有り難うな…」
ガラガラカラ…
俺「(帰ったんか?)」
自分はそのまま起きて身仕度をした
30:専門家の用語集
23/07/12 21:10:40.76
俺「おはよー」
祖父「おぅ、起きたか」
祖母「いつも今日くらいの時間に起きや」
俺「えぇー」
【朝飯】
祖父「誰か納豆とってくれやー」
俺「おーん」
………
俺「そういえば」
祖父「なんや」
俺「朝おじいちゃん誰かと話とったけど」
31:専門家の用語集
23/07/12 21:18:51.96
祖父「ああー、あれは知り合いの人や。」
祖父「お土産貰ったんやで」
俺「え!何何!」
祖父「お酒や」
俺「へぇーお酒…」
そう言うと祖父は席を立って台所から酒瓶を持って来た
祖父「コレや」
俺「結構小さいな」
祖父「高い酒やから勝手に触ったらアカンでぇ~?」
俺「分かった」
祖母「食事中に席立たんなや」
祖父「あースマン」
32:専門家の用語集
23/07/12 21:29:16.14
祖母「お酒もあんま見せつけるもんちゃうよ、全くもう…」
俺「美味いんかなぁ~」
祖父「高いし美味いやろなぁ」
祖父「大きくなってから呑むんやでー」
俺「おーん」
当時はお酒なんて良く分からなかったから凄さとか良く知らなかった
78年って書いてたのは覚えてたから
ホントに高い酒貰ったんやなって今なら分かる
33:専門家の用語集
23/07/12 21:43:08.64
【昼下がり】
自分はする事もないから廊下でゲームをやってた
なんで廊下でしてたかは覚えてない
多分涼しかったからだと思う
そして祖父と祖母が畳部屋で何かしてた
あの酒持ってたから多分呑むんだろうなと思ってた
思ってたら
祖父「脚榻ここに…」
祖母「はいはい…」
祖母が布にお酒を少し浸けて
畳部屋の天井を拭いてた
俺「何やっとーん」
祖母「掃除や」
お酒で掃除してる意味は良く分からなかったけど
多分水浸けるより綺麗になるんだろななんて考えてた
34:専門家の用語集
23/07/15 21:25:41.51
そんなんで祖父母が掃除してた様子をゲームしながら横目に見てた
10分…
20分…
30分…
1時間くらい経ってもまだ掃除してる…
祖父「…これで終いや」
祖母「お疲れさん」
35:専門家の用語集
23/07/15 21:36:24.47
俺「終わったー?」
祖父「ん、終わった」
祖母「片付けはあんたがやってね」
祖母「私はご飯仕度するわ…」
【午後:6時】
俺「なーおじいちゃん」
祖父「なんや?」
俺「お酒で天井拭いてたけど…」
祖父「あー、あれはなぁ…」
なんだか険しい顔して考えてる
祖父「お酒使うと綺麗なるんやでー」
俺「そうなんか…」
36:専門家の用語集
23/07/15 21:48:39.42
なんだか逸らかされた気がした
まぁ…結局晩御飯食べたらそれも気になる事も無くなった
【夜】
祖父「お休み…」
祖母「お休みなさい…」
俺「(もう寝ようか…)」
今日も布団に入って天井を見てた
俺「(綺麗やなー…掃除したらこんなになるんかぁー…)」
37:専門家の用語集
23/07/15 21:54:57.49
…………………
【午前:1時】
俺「…」
いつの間にか目が覚めてた
俺「うーん…」
直ぐに寝れるでしょ…
俺「…」
…………
なんだか身体が重い
38:専門家の用語集
23/07/15 21:59:29.94
目を瞑って寝よう…
目を…
俺「…(あれ?)」
身体が重い
さっきから何かに抑え憑けられてる感じがする
俺「…(なんかまずい?)」
39:専門家の用語集
23/07/15 22:04:02.79
目だけは動かせる…
腕を…
腕を見てみると何もない
足…
特に変わりない
身体には何もない
俺「…(なんかヤバイ)」
40:専門家の用語集
23/07/15 22:08:31.47
「…ひひひひ」
俺「…!?」
声?子供の様な声…女の子の声?
…マジでヤバイ奴?…これはヤバイ奴や!?
なんか…話す声?笑い声だ…
絶対幽霊とかや…
俺「…!(どこ!どこから!?ヤバイヤバイ!)」
41:専門家の用語集
23/07/15 22:11:41.33
窓?
「ひひひひ…」
嫌だ…身体が動かん!?
どこ? 廊下?
「…ひひひひ」
…嫌だ。
42:専門家の用語集
23/07/15 22:13:31.31
俺「…」
床…廊下…外…窓…
全部違う…
嫌…
天井は違う…よね?
「…ひひひひ…ひひ」
天井は…違うはず
43:専門家の用語集
23/07/15 22:16:49.61
違和感がある
息が苦しい…
暑い…
誰かに視られてる
何十人が自分を見てるような
蛇に睨まれたような感覚
…怖い
44:専門家の用語集
23/07/15 22:19:02.17
「ひひひひひひ…」
「…ひひひひ…ひひ」
怖い…早く何とか…
ポタ
顔に水滴が零れた
俺「!?あ─」
反射的に上を向いた
45:専門家の用語集
23/07/15 22:33:10.51
…そして
天井を見てしまった
天井には声の主であろうモノがあった
46:専門家の用語集
23/07/15 22:40:31.96
大きくて
まんまるな
目
天井の木目が全部、歪んで…開いて…裂けて…
そこから目玉が見えていた
目は自分をじっと見つめてピクリとも動かない
虚を見る様な目
俺「─っ!?」
47:専門家の用語集
23/07/15 22:46:25.96
…息を飲んだ
ナニかに圧倒された
目は自分を見つめて
俺もそれを見つめる
それしか出来なかった
汗
汗が身体中から噴き出している
…暑い
「ひひひひひひ…」
あちこちから聴こえてくる
声もどんどん近づいて…
「ひひひひひ…て」
俺「(て?…なにが
「見て」
俺「え?」
48:専門家の用語集
23/07/28 16:37:03.05
【早朝】
俺「………」
誰かに耳元で話かけられた、その時に気を失ったんだと思う
気づけばもう朝だった
祖父「おい」
俺「うわっ!え?おじいちゃん?」
祖父「お前さっき顔色悪くして寝とったで」
なんだろう?なんだったんだろう?
俺「おじいちゃん」
祖父「なんだ?」
49:専門家の用語集
23/07/28 16:45:52.23
俺「……」
祖父「……」
祖父「今日は早いな」
俺「あっうん」
祖父「…まぁ身仕度しとき」
俺「うん」
【朝食】
祖父「昨晩なんかあったんか?」
俺「……うん」
祖父「まぁ食え、食ったら元気出るわ」
祖母「私はもう片付ける」
祖父「そうか」
50:専門家の用語集
23/07/28 17:10:35.54
俺「……」
俺「おじいちゃん、昨日」
祖父「夜やろ」
俺「……うん、それで」
祖父「天井に目が憑いてた」
祖父「ちょっと黙って聴いてくれや」
俺「………」
祖父「ここは昔森ばっかやった」
祖父「ほんで昔ここに住んでた人は木を奉ってた」
祖父「小さな木、薮、全部。 木霊が宿ってるって」
祖父「木を伐る時は祷と祝詞、薄めた酒を捧げてた。」
祖父「そして伐った木は必ず全部使ってた」
祖父「薪でも、食器でも。捨てるのだけは絶対あかんかった」
51:専門家の用語集
23/07/28 17:22:20.85
祖父「少しでも捨てたら木の全体に祟り眼(たたりまなこ)ってのが」
祖父「浮き出て、人を視る。」
祖父「視られるとどうなるかは知らんけど祟りって言うんやから」
祖父「良いことは起こらんやろな」
祖父「"木は大切に、有り難く使う"そんだけ」
俺「じゃああの天井は」
祖父「あの天井は祟り眼が出たって事や」
祖父「なんでかは…俺も知らん」
祖父「一応はな、祟り眼の出た木も良え酒を使って掃除すれば、治まるって」
祖父「ほんで昨日良え酒使って良く拭いたんや」
俺「……」
祖父「これだけ」
52:専門家の用語集
23/07/28 17:29:33.01
俺「じゃあなんで昨日」
祖父「分からん、多分祟り眼も寝てたかなんかで鎮まってたんやろうけど」
祖父「掃除したら起きたんかもな…」
俺「…俺はどうなるん?」
祖父「どうもならんやろ」
祖父「あの祟り眼の出た木もずっと前のやったから」
祖父「多分、駄目になったやろな。祟り眼は33日間浮き出るって言うらしいけど」
祖父「一晩しか出てへんかったそうやし」
俺「………」
祖父「まぁ安心しろや、なんかあったら俺がなんとかするわ」
53:専門家の用語集
23/07/28 17:33:46.12
そんな事があった
その後は本当になんとも無かった
それから天井もいつも通り
俺も祖父母もなんともない
ただ
夏休みが終わって家に帰った時、こんな新聞が届いた
「○○県○○市(実家)の○○公園が一定期間中は全体閉鎖になる」
あの公園が何故閉鎖するのかは分からない
それだけ
この話もこれだけしかない
これでお仕舞い
54:専門家の用語集
23/08/12 22:59:32.67
>>15
【世界の秘密・その12】
権能
"権能"…世界を動かす力、権能は絶対的で避ける事も防ぐ事も出来ない
事象を書き替え世界のあるべき状態を保つ為の力だな
誰が使うかと言うとなぁ…
世界より上位の存在や"権能"への知識を持つ存在かなぁ…?
権能とは純粋な"力"とも考えられるかな…?
55:専門家の用語集
23/08/12 23:03:47.53
最近は例のアレもおんJも過疎ってるなぁ…
56:専門家の用語集
23/08/22 22:49:16.56
アボカド美味いよな、森のバターって言われるぐらい
でも本当に「森のバター」なんて物あったら良いよな(?)
古本を翻訳してたら
錬金術 …とは違う魔道精薬術(勝手に命名)って言う
面白い魔法学を見つける事が最近見つける事が出来たングステン
それがこの魔道精薬術(格好いい命名)
魔法を用いて概念を物質として精製する技法を用いた
錬金術モドキ
ちょっと関連性のある資料集めて調べて来るので
もう少しだけ待っていてくれないか?
57:専門家の用語集
23/08/22 22:51:35.62
1
1
4
5
1
4
58:専門家の用語集
23/08/25 23:39:19.11
・物質を定義する
・物質の定義を固定する
・物質から概念を抽出する
・概念を物質に注入する
これらの作業を行い薬を精製するんだってな
概念を抽出された物質は不安定になる
抽出した物質も然り
安定させる為の行程はまだ分からない
【翻訳した資料の要約的な事】
火から「熱い」と言う概念を抽出したら少しの間火から熱が感じられなくなった
そして直ぐに火は消えた
抽出した「熱い」と言う概念は少量の発光する水銀のような液体になった
「熱い」と言う概念を水に注入すると熱湯が作られた
熱湯は数十分後に常温へとなった
59:専門家の用語集
23/08/25 23:40:29.80
なんだこれ訳分からないな
60:専門家の用語集
23/09/08 23:12:54.94
んー…結局
>>56 >>58については良く分からなかった
どうやら魔法とか魔術とかに知見がないと良く分からない
そしてこれらに関する書物も解読が難しいと言うか
元になった文書からの誤植とか多いから保存状態が良くても
やっぱり良く分からなかった
61:専門家の用語集
23/09/08 23:16:21.17
あっそうだ(唐突)
自分もしかしたらオカルト系の質問あるなら色々答えれるかもだから
気軽に質問どぞ
62:本当にあった怖い名無し
23/09/11 17:15:15.65 MJLkBrWqh
すいません
最近自分が住んでるマンションから頻繁に物音がするんですが
他の住居者の生活音って感じじゃなくて
そう言う事に詳しいならですがどうやったら解決出来るとか
分かりませんでしょうか?
63:本当にあった怖い名無し
23/09/11 17:16:40.62 MJLkBrWqh
隣の住居人にこの物音の事やんわり質問したんですが
「そう言った物音は聞こえない」って感じで
自分にしか聴こえてないっぽいです