22/10/31 21:57:41.81 o0nQzQCH0.net
>>56
第六帖 (一七九)
天地の始まりの時、天之御中主命が、始めの始まりに成りまして、高天原に命(火水結)を結び成り給う。
次に高皇産霊命、次に神皇産霊命が結び成り給う、この三柱の神様が「ス(素)」に成りましてスミキリ給う。
次にウマシアシカビヒコヂの神が、命(火水結)と成り成りて顕れ出で給う。
次に天之常立命、次に国之常立命、次に豊雲野命と成り成りて顕れ出で給い命(火水結)スミキリ給う。
三柱、五柱、七柱、別天つ神、次にウヒヂニ、次にイモスヒジニ、次にツヌグヒ、次にイモイクグヒ、次にオホトノジ、次にイモオホトノべ、次にオモタル、次にイモアヤカシコネ、命(火水結)と顕れ成り、息生きて、生き給う、次に伊邪那岐神、伊邪那美神、顕れ出で坐します。
ここに天津神、諸々の命(火水結)持ちて、伊邪那岐命と伊邪那美命に「是の漂える地(クニ)を造り固め成せ」と詔(ノリゴチ)て、天沼矛を賜ひて、言依さし給う。
次に伊邪那美命、伊邪那美命に天沼此(アマノヌホト)を賜ひて、共に、漂える、言地(コトクニ)、造り固め成せと言依さし給う。
ここに、伊邪那岐命、伊邪那美命は、「沼矛と沼此」を組み組みて、地(クニ)生みせ成と詔り給う
伊邪那岐命、伊邪那美命、息合し給いて、「合う」「あう」と詔らせ給いて、地(クニ)、生み給う。
ホト/女陰の古語
スミキリ/清み清まり給うとも読める/澄みきる(濁りや曇りなどがなくなり、きれいになる。)