最高にゾッとする怖い話教えてat OCCULT
最高にゾッとする怖い話教えて - 暇つぶし2ch218:本当にあった怖い名無し
22/07/14 07:04:47.05 vvcTqD8g0.net
子供の頃、夏休みに従兄弟の家に泊まりにいくのがものすごく楽しみだった
古い木造の平屋で、6畳ぐらいの一間と台所だけの、本当に質素な造りの家だった
夜の10時頃になると、従兄弟兄弟と叔母さんと自分の分の布団を川の字に敷いて寝るんだけど、朝の早い叔母と、遊び疲れた従兄弟たちはすぐにスヤスヤと寝息を立て始める
普段から寝つきが悪かった自分は、いつも一人だけ真っ暗な中に取り残された気分になってた
で、なんとか眠ろうと目をつぶっていると、部屋の中を誰かが歩き回る気配と音がし始める
たいていは開けっ放しの台所の方から「ギシッ、ギシッ」って始まって、皆が寝てる部屋へ入って来る
立ち止まって、また歩きだして、を繰り返すんだけど、狭い部屋のどこを歩いているのかがよく判らない
恐る恐る目を開けてみても、暗くて何も見えない
いざとなったら隣で寝てる従兄弟達を起こそうと思いながら恐怖に耐えるんだけど、夜明け頃には眠ってしまってた
この家に泊めてもらうと必ずこれが起こるんだけど、従兄弟たちと遊べる楽しさには代えられなかっので、毎年夏休みには泊まりにいってた
その年の夏休みにそれは起こった
従兄弟達と銭湯でも遊びまくってから帰ってきて、おいしい晩ご飯を頂いて、そのうち夜が更けた
毎度のこと、一人眠れずに暗がりの中で身構えていたら、床が軋む音が聞こえ始めたんだけど、その年はここからが違った
以前はあてもなく歩いてるような感じだった足音が、ゆっくりだけど真っ直ぐ自分の顔に近づいてくるのが分かった
それに加えて、本当に小さいが、カサカサと得体の知れない音が混ざっている
今までとは比べ物にならない恐怖を感じて、目を硬くつぶったまま身動きができなかった
ゆっくりと、本当にゆっくりと足音と気配は近づいてきて、寝てる自分の耳元で止まった
そして何かが覆いかぶさってくる気配がして、もうダメだと思った時「プシューーー」って音がして、自分は絶叫しながら飛び起きた
すぐに部屋の明かりがついて、叔母がすぐそばに立っているのが見えた、右手にキンチョールのスプレー缶を持って
「ゴメンゴメン、大きなゴキブリがいてたみたいやったから、探しとってん」
この年以外の足音っぽいのは叔母ではありません


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch