21/02/12 18:18:33.93 gcXpY7mN0.net
だって。あんなに素敵な見た目をすり潰すなんて勿体ないからね…………だから、生き残った少年の身体に彼が殺した他の奇形児たちの魂をごちゃ混ぜにした呪霊を無理やり押し込んだんだ。
まぁ、牢屋の中で1ヶ月ぐらい苦痛に身悶え泣き叫んでたけどね。でも、無理をし過ぎたのか……少年は早死してしまった。
だから、ミイラにしてその身体自体を最恐の呪具にしたんだ」
僕「君は……」
謎の女性「僕をどこかの宗教の教祖だとか、日本を嫌う朝鮮人だとか言う奴らが居るみたいだけど違うよ。僕はね。呪術師の家系に生まれてしまった極々普通の可哀想な少女だった。
そして、この日本国で生まれ育ったからこそ。この国を誰よりも愛し、憎んでいるんだ。
忘れないで。その他大勢に誤解されて、間違った解釈をされるのは構わない。
けど、すず。君にだけは、僕の真実を覚えていて欲しいんだ。
……だから、絶対に忘れないで。僕は何時でも君の味方だよ。
君の為なら、僕は何度だってこの国を呪ってあげるからね」
女性はそう言って僕の頭を優しく撫でてくれた。