21/02/12 01:22:13.85 gcXpY7mN0.net
それから仕事が終わり寮の部屋へ戻った僕は、コーラが飲みたくなり1階の自販機に買いに行く事にした。1階につき自販機にお金を入れるとコーラのボタンを押した。
そして、しゃがみ込み取り出し口に手を入れた時、目の端を白いワンピースの女性が通り過ぎた。自分以外にもまだ出歩いてる人がいたんだ。それくらいに思っていた。
でも、買ったコーラを手にエレベーターホールに行くと1台だけのエレベーターは止まったまま誰も居なかった。
自分の部屋へ戻った僕は、亡き祖父の形見であるお守りを抱きしめて寝た。【身代わり鈴】というもので、仕事に行った帰りに買ってきたらしい。
すると、また夢を見た。夢には、青鬼と赤鬼を従えた亀仙人(仮)と白いワンピースの女性が立っていた。
女性「すいませんでした……」
僕「え?」
女性「私、あなたの体が欲しくて……あの」
亀仙人(仮)「まぁ、そうゆう訳だ。うちの客人が迷惑をおかけした」
僕「……」
亀仙人(仮)「この女子(おなご)は、こちらで処罰を……」
僕「貸すだけならいいよ」
女性「え?」
僕は、なんか女性をほっておけなくて。悪い子にも見えなかったし……だから、今守護霊みたいな存在になってる。
話を聞いた祝詞の人は
祝詞の人「お前らしいな……でも、優しいだけだといつか足元掬われるぞ?」
と、忠告された。