20/08/22 18:10:44.62 RcGWPz1+0.net
>>422
唐がそんな感じで均一化を強引に進めずうまくやってたみたいです(楊貴妃の時代になるまでは)
現代中国も見習ってほしいですね。
>>424-426
多様性や多元性を排して価値観を一元化させていった結果、宗教紛争になってしまいました。
あと、宗教を否定する共産主義(という宗教の代用品みたいなカルト)で国をまとめ
ようとしたら嫌がられて反乱を起こされた国があります。
気候・風土が違えば当然ライフスタイル(生き方)が違うし、ライフスタイルが違えば
その生活様式から培われる価値観(おおもとは生存本能)も違って当たり前です。
近代国家はライフスタイルごと価値観を均一化させようとしがちなんですが、広大な
多民族国家ではそれが難しい。それは個性の否定でしかない。
多民族の価値観を共有・一元化させるのではなく、多様性・多元性を尊重しつつ異なる者同士
の利害が一致するような違いを生かした提携・連携関係・協力関係を作っていく必要
があります。唐代はそういう方法で一時期国と人々を繁栄に導くことが出来ました。
要は為政者がコミュ障で自我境界が脆弱で各々の違いを認めず全てを自我延長にしよう
とすると必ず失敗します。
日本の場合、長年の村社会でもともとご近所同士に大きな違いが無く自我境界も
未発達だったために表面上の近代化は進みましたがその分近代自我の発達は未熟。
なおかつ近代化の裏で無意識に抑圧されてしまったものも多いです。
南方熊楠がそれを憂いて明治政府と直談判したこともあります。