20/08/22 09:50:05.23 /408Zs080.net
興味深かったのでシェア。10年以上前の考えだから変わってるかも? もう少ししっかり調べますね。
縄文海進の原因について。日本史教科書には温暖化で氷河が溶けたためとあるのですが、氷河は主因ですか。
URLリンク(quaternary.jp)
>氷床融解による海水量が増大したことによって、 その海水の重みで海洋底が遅れてゆっくりと沈降した結果、
海洋底のマントルが陸側に移動し、陸域が隆起することによって、 見かけ上、海面が下がって見えることによります。
これが約7000年前の「縄文海進」の背景にある地球規模の出来事です。
>約19000年前以降に氷床が急激に融解した原因は、太陽と地球との天文学的な位置関係によって、 北半球高緯度地域にもたらされる夏期の日射量が次第に増大したためと考えられています。 しかし、北半球氷床の融解をもたらした日射量のピークの時期は約9000年前であり、 温暖であった日本の縄文海進の時期である約7000年前とは一致しません。おそらく一度融解を開始した氷床は、 日射量が低下しても氷を融解する方向に働く様々なフィードバック効果(例えば、日射をはね返す氷床表面の面積の減少など)によって、
日射量のピークである約9000年前を過ぎても融解が進行したものと考えられています。
>では、日本列島は約7000年前の「縄文海進」の時代に、なぜ暖かかったのでしょうか? 最近の日本近海の海底コア堆積物の分析から、
過去の黒潮の流路の変遷が復元されています。
「縄文海進」の時期には、 低緯度の北赤道海流に起源をもつ暖かい黒潮の流路の位置が日本列島に近い南岸を蛇行することなく東進して流れていたことが知られています。
そのため、この時期の日本列島は温暖な気候になっていたと考えられています。
黒潮のような、 ある地域の海流の流れは、地球全体における、大気塊や海洋水塊、氷床などの配置や相互関係によって様々に変化し続け、
複雑な仕組みで地球全体の気候の変動と関わっていると考えられています。
「縄文海進」における海面の上昇時期と日本列島が温暖である時期の一致はある意味偶然であるとも言えますが、
そういう意味では、どこかに必然性が隠されているのかもしれません。