20/04/19 12:28:36 bC4rTbk70.net
今も多くの人はそれを信じているが、現在では正式にアフリカミドリザル転移説は否定されている。
日本人研究グループ(小室・渡辺)が1984年と1985年に「サルのエイズが人間に感染するなんてありえない」との研究報告を行い、WHOも1985年の疫学レポートにおいて「類似性はそれほど見られない」と発表。
エセックス教授の研究チームは翌年12月に間違いを認める。
少し遡るが、1983年にフランスのパスツール研究所のモンタニエ博士がエイズを発症した患者からウィルスを分離・発見に成功。翌年1984年にはフォートデリック陸軍生物化学戦研究センター(現国立癌研究所)のロバート・ギャロ博士がほぼ同等のウィルスを発見と発表。
両者は統一され、HIVと呼ばれるようになる。またこの年、両者はそれぞれHIV抗体検査を発明。ギャロ博士はフランス人であり、元々パスツール研究所の研究員だった。そして、HTLV-1、HTLV-2という、ヒトとヒツジの発ガンウィルスを発見、保持していた。
彼は、HTLV-3(エイズウィルス)は、これら1と2が自然な生物変異を経て、突然変異として進化したのもの、と非公式の場で主張。そのあまりにも荒唐無稽な説に、世界中の細菌学者が驚く。
それに対しモンタニエ博士は「2つのウィルスのゲノム構造の違いがあまりにも大きいため、自然現象としての進化はありえない」と述べるが、ことことはその後詳細なHIVのゲノム地図が作成されたことによって、実証される。