19/06/17 21:02:16.94 Hv3L45J+0.net
…はずなのに、不思議なもので気づいた時には夢を見なくなっていた
喉元過ぎれば熱さ忘れる、とはよく言ったもので
夢にうなされていたことなんて一切忘れて長い時が過ぎた
ある日、久しぶりに親戚の家を訪れることがあり、親戚一家と談笑していたところ
大学生になる親戚の息子の将来についての話になった
すると息子は「警察官になろうと思うんだ」と語った
その時、とてつもない衝撃に襲われた
思い出したんだ、あの昔に毎晩見続けていた夢のことを
何で気づかなかったんだろう
彼こそが、あの悪夢で繰り返し出てきた警察官ではないか
悩んだ。こんな夢の話、誰も信じない
頭がおかしい奴だと思われるだけだ
それでも自分は後日また親戚宅を訪問して、この夢のことを説明
親戚の息子の前で土下座してまで
「どうか警察官は諦めてほしい」と懇願した
あまりの必死ぶりに驚いていたが最後には彼は受け入れてくれた
彼と親戚一家には私のワガママで本当に悪いことをしてしまったが
あの悪夢を回避できたことに自分はとても安堵した
そんな彼がつぶやいた言葉に、また自分の背筋がぞくりとした
「あーあ、やりたかったなぁー」
・・・みたいな話をどこかの心霊番組で聞いたけどこれも予言系の話?